【デザインとサービス設計】新規サービスや商品作りを経験して感じた目線の大切さ。
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【デザインとサービス設計】新規サービスや商品作りを経験して感じた目線の大切さ。

2020.10.28
2020.10.28

どうも、コウタです。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,300日(20207月現在)を突破しました。

外出自粛で運動不足やストレス発散が出来てない方は、僕が毎日欠かさずやっているダイエット効果バツグンの自宅トレーニングをまとめたのでチャレンジしてみてください。また、外に出て運動する方へ、これからの時期持っていると便利な「コスパ最強のランニンググッズ」を紹介したのでこちらも合わせてご覧ください。

ここ最近、通常のデザインのお仕事以外にも、デザイナーとしての経験を生かす形で依頼されるお仕事が増えてきました。

例えば、クライアントさんの商品のコンセプトをデザインを通じてゼロから一緒に考えたり、サービスの内容をデザイナーとして体験して意見したりと、コンサル的な立ち位置でのお仕事です。

僕がそこで大切にしているのは「制作者としての目線」と「お客さんからの目線」で、要するに「客観視」が出来るかが重要だと思っています。

基本的に「絶対に売れるという保証はない」のですが、少しでもその可能性を広げられるように、僕が出来得る限りの意見を出させてもらっています。

こういったお仕事も実は、通常のデザインの場面でも生かされていて、クライアントさんからの希望を聞く打ち合わせの段階から、ユーザーのことを考えた意見を出せるようになりました

これまでは「依頼された仕事をする」というシンプルな形だったのが、「デザインを理屈的に説明する」ということが出来るようになったということです。

ということで今回は、「デザインとサービス設計新規サービスや商品作りを経験して感じた目線の大切さについてお話ししたいと思います。

新規サービスや商品作りを経験して。

いつもお世話になっているクライアントさんから、ここ最近「新サービス(商品)を出すんですが福井さんどう思います?」と、意見を聞いてもらえるようになりました。

やはり、サービス(商品)を打ち出すとなると、クオリティや満足度を高めるのはもちろんなんですが、ヴィジュアル(見栄え)といったものも大切になってきます。

そんな中で、普段から繋がりのあるデザイナーである僕の見え方を欲してくれるのは嬉しい限りです。

こういった1からの制作に共通して言えることは、“サービス(商品)が出来たからただ売り出すといった感覚では多くの場合失敗する”ということです。

昨今、サービス(商品)のクオリティは均衡していて、お客さんは「買う理由」を探しています。

そんな中で、ただ流行りに乗っかったり、コンセプト(物語)も何もない商品を売り出しても、いずれすぐにお客さんは離れてれていくということです。

製作者の目線とお客さんの目線の違い。

ここで大きく関わってくるのは「制作者(経営者)の目」と「お客さんの目」の違いで、制作者は自分が作ったという愛着(色眼鏡)を取っ払ってサービス(商品)を見ないといけません

これが出来ない人が多いためか、客観的に見れていない部分が多かったりすることが原因で、隅々までサービス(商品)に目が行き届いていないことがあったりします。

例えば、サービス(商品)はめちゃくちゃ良いのに「ホームページがダサい」「宣伝チラシがダサい」「パッケージがダサい」など、商品にだけフォーカスし過ぎて他が疎かになるところです。

一定、これでも十分売れたりするんですが、目指す場所が高くなればなるほど、ここでクオリティの差が生まれるのはプロフェッショナルとは呼べません

大手企業の商品パッケージがダサいとかあり得ないし、商品専用のWEBページはもちろん、販促チラシや、中に入っている説明書などまでキッチリと作られているのが事実です。

サービスの順序や伝え方の重要性。

これまで言ってきたことは、サービス(商品)のクオリティの問題のことですが、もう1つ考えないといけないのは「お客さんがどういう人か」ということです。

子供向けサービスに「漢字」を多用してはいけないし、お年寄り向けのサービスに「細かい字」は絶対にNGです

お客さんの目線になった時に、そのサービス(商品)の「伝え方」には細心の注意を払わないといけないんですが、その他に、「順序」も重要になってきます。

例えば、小学校の算数の授業で「足し算 → 引き算 → 掛け算 → 割り算」の順番で習ったように、足し算の知識があるから掛け算の情報を入れられる訳で、いきなり掛け算を理解するのは難しいといった感じです。

制作者はそういう目線をしっかりと持ち、「お客さん像」をリアルにイメージして、何からどういう風に伝えていけば一番心に響くのかを考えないといけません。

薄利多売でやって来たお店が、儲かって来たからといって調子に乗り、高級商品を出して失敗するケースがそんな感じですね。

最適な商品を届けるために。

実際に、多種多様なサービス(商品)のデザインを通じてのコンサルに入らせてもらって、”サービス設計はトライアンドエラーの繰り返し“だと改めて思いました。

そんな中で、僕が一番大切にしているのが「違和感」です。

「ここは要検討」「しっくりこない」「上手くハマらない」とか、自分の経験から来る”直感的な違和感”をすごく信頼しています。(それでもクライアントが通して欲しいと言ったら試してみる)

で、基本的にこういった部分は「後に改善が必要な部分」に変わっていくことがほとんどです。

ただ、試してみないと分からないことでもあるし、試してから新しく出てくるアイデアがあるのも事実なので、そういう意味で「トライアンドエラー」を恐れてはいけないと感じています。

関連記事 : 【本質はブレない】失敗から見えてくる新しいアイデアと成功像。

デザインにも100%の正解がないのと同じように、サービス(商品)にも正解は存在しません

ただ、お客さんに出来る限りの満足を届けられるように、これからも多方面から学び続け、色んな意見を出して、クライアントさんと商品を作り上げていければなと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、またね。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer