【クリエイターの責任】先行する作品のイメージと並行して必要な強いメンタル。
どうも、コウタです。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,300日(2020年7月現在)を突破しました。
外出自粛で運動不足やストレス発散が出来てない方は、僕が毎日欠かさずやっているダイエット効果バツグンの自宅トレーニングをまとめたのでチャレンジしてみてください。また、外に出て運動する方へ、これからの時期持っていると便利な「コスパ最強のランニンググッズ」を紹介したのでこちらも合わせてご覧ください。
今回の記事は、クリエイターとしての決意表明的なブログになります。最後までお付き合いいただけたらありがたいです。
僕は毎日ランニングをしていて、1日も休まずに続けて、かれこれ4年目になります。(1,300日は突破したよ)
元々、過去にあった家族のごちゃごちゃで「人間不信」とか「鬱」とか、そういうメンタル的な部分を解消したい思いもあって、ダイエットが終わってからも続けてきたランニング。
今では、メンタルを維持するだけでなく、強化する目的もあって続けています。
僕は常に、今いただいているお仕事に対して常に全力で取り組んでいて、それは大企業のクライアントさんでも、個人経営のクライアントさんでも一切変わりません。
最近になって気付いたことがあって、僕に仕事を依頼してくださる方が「作品ベース」なのか「人間ベース」なのかということです。
これまでは圧倒的に「人間ベース」だった部分が、作品が露出することが増えたことにより「作品ベース」の案件が増えたことで、これまでよりもさらに責任感やプレッシャーを強く感じるようになりました。
ということで今回は、「クリエイターの責任」先行する作品のイメージと並行して必要な強いメンタル、というお話をしたいと思います。
先行する作品のイメージと、僕の過去とのギャップ。
例えば僕なんかが本当に良い例で、完全独学で一切就職もせずに飛び込んだフリーランスデザイナーの道。
正直、勉強を始めた8年前は、完全なド素人で、これを読んでくださっている全ての方が、これからスタートするのと同じレベルで僕は活動をスタートしました。
当然「なに無謀な事やってんの?」みたいな意見は僕の家族の中ですら聞こえていたし、初期にお仕事を頼んでくれる人は「オレは仕事をわざわざ頼んでやってる」みたいなクライアントも結構いたりしました。
だけど、今それは確実に違っていて、今、僕がお仕事させて頂いている方から感じるリスペクトは計り知れないものに変わっています。
そして、そんなクライアントさんに囲まれているからこそ、僕はその人達の顔に泥を塗らないためにも、自分を安売りすることはなくなりました。
ただ、僕の心の奥底にあるのは「センスのない完全独学のフリーランスデザイナー」だという自分の存在は昔と変わらずにあって、今なぜ自分がこの立場にいるのかが不思議に感じることもあります。
それが良い刺激となり、僕は日々成長しようと思えるのも事実です。
期待に比例して必要になる強いメンタル。
もちろんのこと、リスペクトや、期待されることが増える毎に増していくのは「責任」です。
「神は超えられない壁を用意しない」とはよく言ったもので、例えば事業を開始した5年前に同じようなレベルの壁にぶち当たっていたら、僕はおしっこチビりまくりで、結果なんか残せるワケがないと思います。
でも、今は案外冷静に「オレなら出来る」と思える自分がいたりします。
結局のところ、自分が作り出す作品に”自信があるか?”という部分が全てであって、それに対して僕は常にハイクオリティな準備をして来たので、仕事を受ける段階で焦ることはありません。(最後のOKが出るまで吐きそうですが…)
デザインとは全然関係のない「毎日ランニング」や「食事制限」ですが、知らず知らずのうちに、”我慢する”という部分で、ある意味でメンタルの強化はされてるんだと感じました。(雨の日も雪の日も、めちゃくちゃ暑い日も欠かさず走るからね)
なぜなら、僕は皆さんが驚くほどの小心者で、ビビリで、ヘタレだからです。(ひとりで悩んでます)
そんな人間が、企業の命運を握るホームページや広告を数百万円の規模で、且つ、たった一人で責任を背負うことは自分でも想像出来ないんです。
クリエイター本人ではなく、先行する作品のイメージ。
先日、普段からお世話になっている方のご紹介で、とある企業の方からお仕事の依頼をいただくことになり、zoomでの打ち合わせをすることになりました。
最初は、担当者1名と打ち合わせとお聞きしていたんですが、急遽当日、会社全体とのzoomミーティングに変わりました。
打ち合わせの開始時間になってzoomを繋ぐと、カメラの前にゾロゾロと集まる社員さん達を見て、僕は自宅で一人で孤独におしっこチビりそうになりながら打ち合わせがスタートしました。
僕が今回担当するのホームページのリニューアル案件。
ホームページへの掲載で掲載料をいただくようなサービスもベースとしてあったりするので、ホームページ自体がサービスの中枢を担っている部分でもあります。
僕は依頼内容から、必死に情報を精査して、まとめ上げた内容を「こう思ったから、こうした方がい良い」と偉そうに話すワケなんですが…
社員の皆様は「なるほど!」と、頷いてくれたり、自分たちが思ってることや、これまでの不満などを話ししてくれたりしたんです。
そこで、どんどん僕自身が恐縮になるのと同時に、ふと我に返って怖くなってしまった自分もいます。
僕は今回、社員の皆様にお会いするのは初めてでしたが、社員の方々は僕が作った作品をすでに見ている状況で、「これを作った人」といった感覚で僕を見ていたのです。
これまでは知人からのご好意で紹介してもらったりする「人間ベース」が中心で、「知ってるデザイナーさんいたら紹介してー」といった形からスタートしていたのが…
最近では「作品ベース」が少しずつ増えて来て、僕が作った作品を見て「このデザイナーに頼みたい」というようなスタートに変わって来たことを感じています。
大阪の方だったので、「ざっくりとお見積りは○百万円です!」と、場を和まそうと冗談で言った一言が、まんざらでもなく普通に対応されたことに、僕は強い責任感を改めて感じることとなりました。
僕が背負うべきクリエイターとしての責任。
僕がクリエイターとして背負う責任は、「そこに携わる人すべての生活」だと思っています。
少し背負い過ぎな部分もあると思いますが、僕はこれくらいの想いを背負って、普段からクリエイティブを作っています。
規模は関係ありませんが、個人商店なら1人、10人の会社なら10人、100人の会社なら100人と、1つの案件を受ける上で、僕が背負うべき責任は大きくなっていくのも事実です。
それだけではなく、そのサービスを受けるユーザーにとっての機会を作るのも僕の仕事だと僕は思っています。
「そのサービスに出会っていれば救われる人生だってあるかもしれない」という風に考えたら、”僕が作るクリエイティブは、少しでも多くの人に届く必要がある“ということです。
今回、ご依頼を頂いた会社の方の意見で「見やすいことがベスト」といった意見があったのですが、僕はそれに大賛成で、普段から「見やすさ・使いやすさ」にこだわった制作を行っています。
少しでも多くの方に届けるということは、自己主張の強いアート性よりも、そういったユーザビリティを重視したクリエイティブに需要が集まることもあるということです。
それが、凡人の僕が今も戦える理由だと思っています。(アートなセンスはゼロです)
そんなこんなで、デザイナーを始めた5年前からは想像すら出来ない状況に、今僕は立っているワケですが…
必要なのは、こんな状況に立たされても絶対に負けないメンタルだと思っています。
そこを「毎日ランニング」で培いながら、これまで”へなちょこデザイナー”だった僕に可能性を見出し、ずっと応援してくれている方々と共に、勝ち続けられるように努力したいと改めて思いました。
僕を信じてくれた人を、僕は絶対に裏切りません。
一緒に頑張りましょう。
では、またね。