高校を卒業するキミへ伝えたい。大学進学でも就職でもない「フリーランス」という生き方。【人生の幸せの基準】
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高校を卒業するキミへ伝えたい。大学進学でも就職でもない「フリーランス」という生き方。【人生の幸せの基準】

2020.07.01
2020.07.01

どうも、コウタです。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動しています。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2020年6月で1,200日を突破しました。

外出自粛で運動不足やストレス発散が出来てない方は、僕が毎日欠かさずやっているダイエット効果バツグンの自宅トレーニングをまとめたのでチャレンジしてみてください。また、外に出て運動する方へ、これからの時期持っていると便利な「コスパ最強のランニンググッズ」を紹介したのでこちらも合わせてご覧ください。

僕がお世話になっている方の中に「高卒就職の支援」を取り扱っておられる方がいます。

具体的にどんな活動をされているかというと…

  • 高校に非常勤で入り進路指導を行う。
  • 企業にコンサルとして入り、高校生への求人に対してのサポート(インターン斡旋・求人票制作アドバイス・パンフレット製作)をする。
  • イベントを開催して企業と高校生をつなぐ機会を作る。
  • 高校生が進路を決める上で、自分に合った仕事の選び方や、その知識(求人票の見方や)を伝える。

などなど、「高校生が自分に合った進路を自分自身で選ぶこと」が出来るように、色んな角度からサポートされている事業です。(間違ってたらごめんなさい)

今回、コロナの影響で会社説明会やインターンをすることが難しくなったり、不況の影響で求人を行うことが出来ない企業と高校生をオンラインでつなぐ「#アオハル就職2020」というイベントが開催されることになりました。

公式ページ : https://atteme.com/aoharu2020/
※僕が制作させてもらいました(コッソリ宣伝)

実際に僕が活動を近くで見させて頂いてる中で、ふと自分の人生を振り返ってみれば、僕は就職をしたこともなければ、就職しようと考えたこともなかったことに気付いたんですね。

今でこそ「フリーランスという生き方が当たり前の時代」ですが、僕が今の道を進もうとした約10年前に「フリーランス」という言葉すら認知されていない状況でした。(僕も知りませんでした)

今回の「アオハル就職2020」で、沢山の有名企業さんが、高校生に対してメッセージを届ける中で「僕は(就職をしたことがない)フリーランスとして何を伝えられるのか?」ということを考えてみました。

今回は「人生の幸せの基準」ということで、高校を卒業するキミへ伝えたい、大学進学でも就職でもない「フリーランス」という生き方についてお話ししたいと思います。

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高校を卒業するキミへ伝えたい。大学進学でも就職でもない「フリーランス」という生き方。

僕は、就職をしたことがありません。そして、就職をしようと考えたことも一度もありません。

かといって、フリーランスを目指したという訳ではなく、デザイナーになりたかったという訳でもありません。

一度きりの人生を思い切り楽しく生きたい”という「人生の幸せの基準」が、自然とフリーランスという形になったわけです。

実際に、当時はフリーランスなんて言葉はメジャーじゃなかったし、社会的信用もほとんどありませんでした。(実力が伴っていないということもありました)

当時の僕が感じていた「就職」に対するイメージ。

当時の、僕の中で「就職」のイメージというと、自分よりも能力が劣っている同僚が、仕事をサボってばっかりでも給料が同じだったり、上司のご機嫌を伺って働いたり、仕事の話をすれば通勤、残業、人間関係の愚痴ばっかりで、”楽しそうだという魅力は1ミリもありませんでした“。

実際に自分が、アルバイトとして(就職するのと同じ気持ちで)働いて、そこで感じた組織(就職)のイメージは何も変わりませんでした。

そんな「理不尽な我慢」を強いられる選択をするんだったら、なんのしがらみもない個人で、自分が「生き甲斐に感じること」をして、それに納得しながら生きて行きたいと思ったわけです。

当時の僕が、フリーランスデザイナーという道を選んだ理由。

親から「大学を卒業しないと就職出来ない」と言われ、無理やり通っていた大学を二回生の途中で中退。(当時はそういう流れは確かにありました)

そんな中で、自分にとっての「生き甲斐ってなんだ?」と考えていた時期(19歳の頃)に、家庭の事情で結構な貧乏を経験し、それと同時に家族の分裂を経験しました。(僕にとってすごく辛い経験でした)

色んなことがあって、鬱にもなりました。傷付いた心を少しずつ癒していく中で、毎日のように自分の人生(生き甲斐)に悩む日が続きました。

そんなある日、ふと「人の笑顔を作りたい」って思ったんです。誰かが笑ってくれることが、自分の生き甲斐だって思ったんです。

僕が先に「デザイナーになりたかったわけでじゃない」といった理由は「人の笑顔を作ることが出来る何か」を目指しただけだからです。

僕はすごく口ベタで、人前に立つのが苦手なので「笑顔を作るメッセージを届けたい」という想いを「デザイン」に込めようと思い、そこから「人の笑顔を作る人(デザイナー)」を目指す、独学での道が始まりました。

デザインの専門学校にも通わず、毎日ひたすら努力を続けました。僕がした努力は以下の記事にまとめてあります。

関連記事 : デザインのド素人だった僕が、独学でフリーランスデザイナーになるまでに努力してきたこと。【憧れを力に変える】

そして、2015年にフリーランスデザイナーとして活動を始めました。

全部自分でやる「フリーランス」に待っている、辛く険しく充実感のある道。

僕は、毎日会社に通うために乗る「満員電車」を我慢することは出来ません。絶対に耐えられないです。

でも、好きな仕事をやっている中での「貧乏」を我慢することは出来るし、「カップラーメンやスナック菓子を食べない」ことや「毎日欠かさず5kmのランニングをする(1200日突破しました)」ことを継続することができます。

なりたい仕事ランキングにも入る「Youtuber」をはじめ、自由で楽しそうに思われるフリーランスですが、自分の行動1つ1つが生活に直結していて、もちろん自分がサボったらお金は稼げないし、かといって自分がいくら努力しても「努力が報われない可能性もある」のもフリーランスです。

デザインの仕事をもらうために、営業もしないといけないし、特に嫌いなのは「お金のやりとり」で、自分の仕事に値段を付けたり(見積もり、これ一番嫌い)、お金を払わないお客さんに催促の連絡を入れたり、年度末になればお金の計算をして確定申告したり、ほんとめちゃくちゃ大変です。

実際僕は、勉強を始めてから1人で生活(自立)出来るレベルの収入を得られるようになるまでに、約8年はかかりました。周りの友達が車を買い始めたりしてる頃(20代半ば)の月収は0~3万円とかでした。

始めた当初は、一生懸命頑張ってはいるけど肩身の狭い思いや、屈辱を味わう経験は、人よりも沢山した自信があります。(それが人としての深みになっているということもある)

フリーランスを誰も守ってくれない、責任は全て自分にあるというのが実際の現実です。

でも僕は「人の笑顔を作る」のが生き甲斐でデザイナーをやっているので、お金だけじゃなく「笑顔」という見返りを、お客さんから直接感じることが出来ているので、貧乏だったり、辛いことだったりを我慢することが出来てるんですね。

僕はもう1度人生をやり直すとしても同じ道を歩むと思いますが、今の時代のように沢山の選択肢があれば「就職」に対しての考え方は、昔とは違う風になるかもしれません。

シンプルに「就職も良いな」って思う部分があるわけです。(この理由は後で話します)

気付いたら僕の履歴書はキズだらけの「真っ白」だということ。

「転職すると履歴書にキズを作る」というイメージがありました。要は、度重なる転職は「長く続かない人」と判断される可能性があるということですね。

僕も履歴書を書いてみようと思った時があったんですが、1度も就職したことがなかったので「〇〇大学中退」の後に書くことが一切なかったんですね。

もし、会社の面接でその履歴書を見せた時の印象と言えば「最悪」ですよね。

僕は就職をしていませんが「人一倍の努力」はしてきたし、もし就職して会社で働くことになっても、誰よりも力になれる自信もありました。

でも、履歴書は真っ白です。

僕は常々「履歴書の真っ白を語れるような毎日を過ごそう」と心に決めていたんです。沢山書き込まれた履歴や資格なんかより、もっと厚みのある話が出来るようになろうと。

ここで僕が伝えたいのは「就職しようが、転職しようが、就職してなかろうが、語れる人生を送っているかどうか?」ってことです。

これが一番大切なことだと思ってます。

今の時代の「就職」は人生を決めるような重い選択ではない。

僕はアルバイトをしている時から「働くことはお金をもらって専門学校に行っているようなもの」だと思っていました。

やりたいことを、プロの現場で思う存分に学ぶ(働く)ことが出来るんですね。(めちゃめちゃ良い学校)

きっと企業はそんな姿勢で働くキミをすごく重宝してくれると思います。要は、キミと企業がWin-Winの関係であるということ。

やりたいことが見つからない人も、飛び込んだ環境で「圧倒的に努力して、圧倒的にスキルを磨いて、圧倒的に人脈を作ること」を必死にやれば良いと思います。

どうせやるなら、自分が何かを得ないと勿体無いんで。(僕は貧乏性です)

そんな中で、転職をするなり、フリーランスに転向するなりは、僕は大いにOKだと思います。

ただ、人間関係などが原因で、充実した仕事が出来なかったり、好きなことが嫌いになっちゃったりして、結果的に転職に繋がったりするのが一番寂しいかなって思います。

まぁ要するに、自分の将来の夢や目標のために「就職して現場を学ぶこと」も1つの選択肢だよってことです。(※ただ本気になれないと何も学べません)

その先に「仕事へのやりがい」を感じられれば、そのまま働き続けたら良いわけなんで。

僕はそういう意味で「就職」って良いなって思うし、そういう選択をしていれば、もう少し苦労せずに生きてこれたかなと思ったりもします。(苦労も経験ですが)

ただもし、キミの夢(フリーランスとして生きる)の過程に「就職」があったとしたら、その就職先でもらった恩は絶対に忘れないようにしよう。自分がフリーランスとして歩んだ時に、恩返しが出来ることがあるなら、それは全力でやれたら良いねって思います。

フリーランスとしての働き方が「就職」に近くなって来た。

今、多くの企業が「適材適所にプロフェッショナルを置く動き」が目立ってきました。

これまで外注していたものをやめて、例えば自分達の会社の中に「デザイン部門」を作り、そこで働くクリエイターを募集したりする訳です。

要はどんな会社でも、部署が違うだけで経験出来ることがガラッと変わったりする訳ですね。そういう意味で就職にもチャンスの可能性が増えました。

あとは、僕のようなフリーランスが「企業の専属デザイナーとしてピンポイントで雇用される」という仕事の形もあります。

これは就職ではないのですが、実質就職のようなものかなーとも思います。

企業が必要としている時期に、必要としている仕事だけを委託する形を取ることで、人材を一人増やすことよりも低コストで、会社に貢献する事ができます。

僕はデザイン(ロゴ・チラシ・パンフレット)だけじゃなくて、ホームページ制作・運営、写真撮影、動画編集などなど、いろんな事が出来るマルチクリエイターです。(一社に一台、重宝するヤツです)

最近僕はそういう形でお仕事させてもらうことが多く、多くの会社組織の中の一人として一生懸命働いています。

きっとこういう雇用の需要は、これから増えてくるのかな感じています。

フリーランスとして生きる上で「人生の幸せの基準」を明確にする重要性。

フリーランスは結構ツラいことが多いです。

僕の場合は「人の笑顔を直接見ることが出来る」というリターンのお陰で、嫌なことを我慢することが出来てるんですが、それは人それぞれ違いますよね。

例えば、貧乏でも良いから「家にいる時間を増やして家族との時間を大切にしたい」とか「場所や時間に縛られることのない人生を送りたい」とか。

自分がやりたいことをしてる上で、たとえ何か嫌なことが起こっても、それを「受け入れられるか?」っていう「人生の幸せの基準」を明確にしておいた方が良いかなって思います。

それが、自分の我慢や努力が報われる瞬間になるんで。(会社終わりの缶ビールのようなものです、あとお風呂上がりのコーヒー牛乳)

最後に、フリーランスを目指す人に伝えたい事。

僕は”贅沢は一切しない“んです。服も年に1回買うか買わないか、外食もほとんどしません。

なんでかっていうと、フリーランスとして生きていく上で「何かあった時のこと」を常に考えているからです。

明日もしかしたら仕事がゼロになるかもしれない怪我をして仕事が出来なくなるかもしれない、そんな時に”誰も守ってくれない“んです。

だからこそ、しっかりとした「心と体の準備は常に必要」です。

常に心は強く持ち決してブレないこと、健康面を配慮して食事を摂ったり体を鍛えること。

僕はそれを実現するために、大嫌いだった「ランニング」を毎日休まず続けて、2020年6月に1,200日を突破しました。インスタントラーメンやスナック菓子も一切食べません。

関連記事 : 禁煙によるダイエットをキッカケに、スナック菓子やインスタントラーメンを4年間一切食べずに過ごし、感じた心とカラダの変化。

ちょっとやり過ぎだとか、ストイック過ぎるとか言われることもありますけど、これだけ努力して「やっと生きてる」って感じです。(僕にセンスがないだけかもしれません)

これからの選択が「就職」なのか「大学進学」なのか、僕のように「フリーランス」を目指すのかは、みんなの自由です。

ただ1つ変わらないことは、どの道を選んだとしても”キミが本気である限り“全ての選択肢は、夢に満ち溢れてるってことです。

もし、やりたいことが見つからない人は「自分がどうやったら誰かの力になれるか?」を考えて見ると、”やりたいことや夢を見つけるヒント“になるかもしれません。

そして、その夢は必ず叶います。(僕みたいにセンスはなくても叶えられました)

僕なんかよりも沢山の才能を持っているキミを、夢を叶えた先輩として少しだけ先で待ってます。

僕も出来るだけ追い付かれないように頑張りますが、追いついた時は一緒にお酒でも飲みましょう。(西野さんがうつった)

進路を決めるって不安だと思いますが、一生懸命の先に笑顔はきっとあります。だからこそ、キミの将来の選択が”意思のあるもの”になることを祈ります。

人生の主人公は「自分」だ!

一緒に頑張りましょう。

では、またね。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer