技術の価値】クリエイターが技術の安売りすることや、要求されてもいけない理由。
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【技術の価値】クリエイターが技術の安売りすることや、要求されてもいけない理由。

2020.09.11
2020.09.11

どうも、コウタです。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,300日(20207月現在)を突破しました。

外出自粛で運動不足やストレス発散が出来てない方は、僕が毎日欠かさずやっているダイエット効果バツグンの自宅トレーニングをまとめたのでチャレンジしてみてください。また、外に出て運動する方へ、これからの時期持っていると便利な「コスパ最強のランニンググッズ」を紹介したのでこちらも合わせてご覧ください。

デザインの仕事をやっていると多く出会う「作業量」が分からないお客さん達です。

もちろんその手のプロではないので、クリエイターがその1つを作るのに、どれだけの時間を費やしているかを相手が完璧に把握することは難しいです。

そこでよくデザイン知識のない人から「簡単なことでしょ?」と、経験がない人が勝手な憶測で作る基準で仕事を頼まれたりします。

僕はそういったリスペクトを欠く発言はクリエイターとして絶対に許せないし、一緒にお仕事もしないようにしています。

ということで今回は、「技術の価値クリエイターが技術の安売りすることや、要求されてもいけない理由についてお話ししたいと思います。

クリエイターの価値の判断が分からない方や、反対に、価格設定やお客さんに困っているクリエイターさんに見てもらえると嬉しいです。

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クリエイターの技術はこれまでの努力の結晶であるということ。

勘違いする人が多いんですが、今の僕にとって「簡単な仕事」は、フリーランスを始めた5年前には「難しい仕事」だったかもしれません。

5年間の経験を経て「簡単な仕事」となったわけです

加えて、僕はずっとデザインの勉強をしていますが、勉強をしていない方からすれば「僕が5分で終わる仕事」に1時間かかったり、もしくは出来なかったりするといった感じだと思います。

クリエイターとして努力してきた今の僕の5分というのは、これまでの努力の結晶であるということです。

これは、デザインの現場だけでなく、美容師の方でも、料理人の方でも、技術を売りにしている人達なら全て同じことです。

技術を安売りしてはいけない理由。

そんな努力を積み重ねた、特別な技術を持っているにも関わらずそれを「安売り」してしまう人達が沢山いるのも事実です。

僕がフリーランスとして活動し始めた当初に、ざっくりと決めていた価格表は、今現在では約5~10倍までの料金設定になっていています。

当時、(技術が伴っていなかったこともありますが)どれだけ自分を安売りしていたかが分かります。

当時に比べて約5~10倍の料金設定になっているにも関わらず、今の僕には仕事の依頼が絶えませんし、これでも「親切な価格」と言ってくださる方も沢山います。

ここからは、低クオリティで安さと量を売りにしていることを「激安」高い技術で質を売りしにしていることを「高級」といった表現で書かせてもらいます。(設定に一切の悪意はありません)

例えば「激安スーパー」と「高級スーパー」があるように、”少し高くても良いものを買いたい”という人達は必ずいるわけです。

そこで必要なのは「安心」や「信頼」といったもので、人は価格設定によってモチベーションが変わったりするということです。(ハイブランドとかもそうですね)

もちろん、”技術が伴っていないのに価格だけを上げている人”がいるのも事実ですが、「相場」ばかりを気にして料金設定を見誤ると、逆に自分自身の見栄えが悪くなることも考えておきましょう。

要するに、料金設定を「激安設定」にすれば「激安」を求めている(値下げばかり要求するような)お客さんしか来ない反面、「高級設定」にしておけば「高級」を許容する(少し上品な)お客さんが来てくれるというのも事実です。(誰かをディスる意味ではなりません)

それくらい料金設定は大切なので、クリエイターは技術を安売りせず、自分が適正だと思う価格設定をすることが大切なんです。

根拠なく技術の安売りの要求をしてはいけない。

そこで反対に、僕が仕事を頼む側で、相手の業者に「値下げしてよー!」と言ったりするとどうなるかは想像出来ると思います。

自分自身は技術に自信もあり「高級店」としての設定で活動をしているのに、自分が取った行動は「激安店」に通うお客さんの行動であるということです。

そうすると、相手の感じ方は「あ、この人は激安店の人なんだ」といった感覚になります。

要するに、自分が安売りを要求すれば、周りからも同じように見られてしまうということです。(そっちサイドのお客さんが来るようになります)

例えば「いつもより沢山買うから少しオマケしてよ」的な理由があって安売りを要求することは問題ないにしても、根拠なく技術の安売りの要求することだけは絶対に気を付けましょう

クリエイターを見極める力。

で、例えば僕が、クリエイターさんのクオリティと価格設定を見た時に、その人が「激安店」なのか「高級店」なのかを判断することが出来ます。

ただ、その道を経験していない人や、自分にその技術がない人からすればそこの判断は難しいと思います。

加えて、クオリティと価格設定だけでは測れない「想い」がこもっているクリエイターも沢山いらっしゃいます。

要するに、「高級店」にも激安の商品が売っていることがあるということです。

結局そこの判断するのは「想い」で、最後は「人を見極める力」になってくるんですね。

なので、自分が仕事を頼もうとしている人が「ただお金が欲しい(激安店に多い)」という人なのか、「想いを届けたい(高級店に多い)」という人なのかを見極める力(配慮)が必要です。

ステキな仕事をしているにも関わらず、技術の安売りをしてしまって、お客さんの質や、お金に困っていたりするクリエイターさんを沢山知っています。

もちろん、圧倒的に技術が高いということは前提条件ではありますが、自分の技術を今一度見直してみて、胸を張れる価格設定に変えてみると、また少し見える世界が変わるかもしれません。

フリーランスは自分の価値を自分で付ける必要があるので、価格設定は一番悩む部分だと思います。

この記事が、お客さんとしてクリエイターへの理解を深めることと、クリエイターの方に少しでも勇気や自信を持ってもらえたらと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、またね。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer