甲子園中止から見る「夢」を持つことと「モチベーション」の重要性。【叶わなかった夢の過程は未来の夢の種になる】
どうも、コウタです。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動しています。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2020年6月で1,200日を突破しました。
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憎きコロナさんのせいで、2020年の夏の甲子園の開催中止が決定し、甲子園出場や優勝といった「全ての球児が一度は見た夢」が、努力の成果を見せることが出来ずに終わってしまいました。悔しいです。
ある高校生へのインタビューで「僕たちは限られた夢を追っていた」という言葉が印象的だったんですが、これを読み解けば「甲子園の中止」ということを落胆してるだけじゃないことが見えてきます。
実は僕、高校時代にサッカーで全国大会に出場していて、高校球児が「甲子園」を目指してるのと同じように「国立競技場」を目指してたんですね。で、今の状況を自分と置き換えて考えてみたんです。
夢や目標に向かわせるための「モチベーション」って色々あるんですけど、高校生の場合は大人と違ってそれがちょっと特殊なんですね。
今回は「叶わなかった夢の過程は未来の夢の種になる」ということで、甲子園中止から見る「夢」を持つことと「モチベーション」の重要性についてお話したいと思います。
Index
「叶わなかった夢」甲子園中止から見る「夢」を追うことと「モチベーション」の重要性。
皆さんは、普段どんなことを、どんな「モチベーション」を持って目指してますか?
例えば「いい車買うぞ」とか「新築を建てるぞ」とかあると思うんです。でも、それに「期限」って決まってますか?特に決まってないことが多いですよね。
「期限付きの夢」って、高校を卒業して以降(場合によっては大学まで)、大人になると圧倒的に少なくなってるんですよね。探すのが難しいくらい。
逆に僕らは、大人になれば「無期限」で夢を追うことが出来るんですよね。
反面、高校生は「3年間」という期間しかない中で、甲子園へのチャンスは6回。1年生~3年生がいる訳なんで、その「メンバー」で目指すと考えたら、チャンスはもっと少なくなります。
そういう背景があるからこそ「高校生の夢は特別」なんですね。
「甲子園が中止」になっただけで泣いている人は1人もいないということ。
僕が高校3年生の時に、最後の全国大会県予選で負けた時、涙が出たのは「全国に行けなかった」からではなかったのを記憶してます。
「このメンバーで試合が出来るのが最後」という寂しさでした。
もちろん全国大会に出たいって気持ちが無かった訳じゃないんですけど、それよりも僕は「1試合でも多くこのメンバーとサッカーがしたい」って気持ちで、目の前の試合に「勝ちたい」と思ってたんですね。
高校に入学してすぐの1年生の当時は「さっさとレギュラー取って全国大会に出てやる!」っていう、ギラついた夢を「自分のために」持ってた人が多かったと思います。
でもその夢は、卒業する頃には「自分だけのものじゃない夢」になってるんですね。
3年間、チームメートと助け合い(時には喧嘩もして)辛い練習に耐えて。それを支えてくれる家族、指導者、応援してくれる人がいた時間は、感謝の気持ちと共に、1つの大きな財産に変わってるんですね。
そんな「みんなの想いが詰まった夢」だからこそ「涙」が溢れたんです。
そう考えたらめちゃくちゃ悔しいですよね。努力してきたのに、チャレンジすらさせてもらえなかった悔しさは計り知れないです。
叶わなかった「夢の過程」は「次の夢の種」になる。
悔しいって気持ちは「ハングリー精神」と似ていてすごく大切で、その「気持ちの強さ」が大きければ大きいほど次に繋がる「モチベーション」も大きくなるんですね。
その気持ちの強さを作るのは「どれだけ努力して来たか」ってことなんです。
高校生の頃は、もちろん「今」を必死に生きてました。限られた時間なんだからそれは仕方ない。
けど客観的に見れば、この先の未来の方がずっとずっと長い。だからその「悔しさ」や「悲しみ」っていう「強い気持ち」は絶対に無駄にならないです。
普通の人間が出来ない「千載一遇の経験」を今年彼らは出来た、そう捉えることが出来たら「明るい未来」が待ってると僕は思います。
横浜隼人高校 水谷監督が話していた「技術の発表はできないが、心の発表は出来る。」という言葉がまさにそれで、きっと彼らの「心」は強く成長したと思います。
「甲子園」は目指せなくなったけど、別にこれで人生が終わった訳じゃないです。
僕はその悔しさを「最高のモチベーション」に変えて、これから先の人生でもっと大きな夢を叶えることが出来ると思ってます。
3年生は残された高校生活を、後悔することなく思いっきり楽しんでほしいなって思います。
「時間」という大きな概念で見れば、大人も子供も時間は有限だということ。
子供の時間は短いって言われますけど、それは物理的なことなんですね。
僕は「大人が自分を大人だと思った時が子供時代の終わり」だと思ってて、実際僕の心はまだ子供のままです。
子供のように夢を追うし、遊びにも本気になる。そんないわば「子供のような大人」も沢山います。
今回の「甲子園中止」で高校生が流した涙を見て、多くの大人が夢を持つことに対して、もっと前向きな気持ちになってくれたら嬉しいなって思いました。
いくつになっても夢を追えるし、叶えられます。
今、夢や希望を持てない人も、大きな「無期限の夢」を持って、それを叶えられるように頑張りましょう。
そして「圧倒的なモチベーション」を持って駆け上がってくる若者たちに負けないよう、皆さんも一緒に頑張りましょう。
では、またね。