自分に必要なスキルの習得時間を明確にする。【丸投げの美学】
どうも、コウタです。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,400日(2020年10月現在)を突破しました。
外出自粛で運動不足やストレス発散が出来てない方は、僕が毎日欠かさずやっているダイエット効果バツグンの自宅トレーニングをまとめたのでチャレンジしてみてください。また、外に出て運動する方へ、これからの時期持っていると便利な「コスパ最強のランニンググッズ」を紹介したのでこちらも合わせてご覧ください。
実は僕、「メッセージを伝えたいという夢」を持ってデザイナーになる前に、英語を学ぶために「ワーキングホリデー」に参加しようと思っていたんですね。
その理由としては「メッセージデザインTシャツ」を作りたいと思っていたので、日本語のシャツは普段着が出来ない「ネタT」になりがちなので、自分1人でやるには少なからず英語力がないと…といった理由です。
ただ結局、僕は「ワーキングホリデー」に行くことをやめることになりました。
もちろん、海外に行って出来る経験を捨てたということは、1つの機会損失であったことは間違いないんですが、それ以上に僕にはやるべきことがあったのと、海外に行かなくて済む理由が出来たからです。
ということで今回は、「丸投げの美学」自分に必要なスキルの習得時間を明確にするというお話をしたいと思います。
Index
「英語」というスキルを習得するのにかかる時間を考える。
まず「ワーキングホリデー(ワーホリ)」を使って行ける中で、英語を学べる理想的だった国は、当時「オーストラリア」だけだったんです。
なので、実際にオーストラリアにバックパッカーとして行った知人に色々聞いていて、準備を進めようとした矢先、身近に「英語が出来る人」が現れました。
そこで僕が考えたことは、「デザイン」と「英語」のスキルどちらが重要で、それぞれの習得にかかる時間はどれくらいのものなのかということです。
もちろん、どちらも極めようとすればかなりの時間を要するものなので、一概にもどちらかを選ぶことは難しい選択なのですが、僕が食っていきたいと思っていたのは「デザイン」だったので、僕は「英語を学ぶこと」を捨てることを選びました。
この選択を僕は今も間違っていなかったと思っていて、事実、英語が出来る人のコミュニティーから、どんどん海外の人との繋がりが増えていって、外国人の友人も増え、今では僕は日本にいながらネイティブな英語に触れ合う環境を持つことが出来ています。
恐らく、学生時代に英語が赤点ギリギリだった僕が英語を習得しようと思うと、ワーホリの期間(3ヶ月~1年)では絶対に無理だったし、そもそも人見知りの性格の僕が1人で海外で戦えたのかも不安でした。
得られるスキルと、そのスキルを使用する目的を明確にする。
僕は「デザイナー」として生きていくと決めて活動(勉強)を始めただけで、ワーホリに行って、将来は外国人と英語で会話したいとか、翻訳家になりたいとか、そんな夢はありませんでした。
僕が英語を学びたかったのは「デザインにメッセージを込めるために、日本語ではなく英語を使いたかったから」というだけで、「英語が話せるようになりたいという訳ではなかった」ということです。
こういった感じで「スキルを使用する目的」を明確にすることで、自分が今学びたいと思っているスキルは「自分が必ず持つべきなのか、人の力を借りるべきなのか」を、時間という物差しを使って判断することが出来ます。
僕はこれまでに「全て自分でやりたい」という気質の頑固人間だったんですが、そこを変えてくれたのは高校時代の友人の「人に頼ることが出来るのも才能だ」という一言でした。
僕はその言葉を胸に、自分が不得意なことや、習得に時間が掛かる専門的なことに関しては、恥ずかしがらず人に頼ろうと思えるようになりました。
仕事を依頼するということは、その人の歴史を買うということ。
僕はクリエイターとして、作品を売っているというよりは、自分で学んできたスキルを売っているという感覚を持っています。
きっと、僕に仕事を依頼してくださる方も、僕と同じように時間をかけて学べば「僕レベルの作品」は誰にでも作り出せるものだと思うからです。
元々、独学で何の知識もなくデザインを始めた僕にとって、こういう感覚を持てたことは1つの大きな財産であり、人をリスペクトする上での基準にもなっています。
そもそも「同じ時間勉強したとしても、必ずスキルを習得出来る訳ではない」ということも頭に入れておいた方がいいと思います。(逆に早く習得出来ることもあるけどね)
僕が仕事を外注する時に考えることは「その人の歴史に対価を支払って提供してもらうこと」だと思っています。
仕事を丸投げすることの美学。
僕はそんな経験を経て、分からないことは「すぐ専門家に聞く」というスタイルを貫いています。
あまり外注をすることは多くないですが、時間を提供してもらったことへの対価を支払って、自分自身のためになる時間を買うことは、自分の時間を作るということにもつながります。
僕の場合、外注している間は「学ぶ必要のある時間」と「作る時間」の両方が同時進行していることになるので、2倍の速度で制作が進んでいるということです。
2倍の速度で制作が進むということは、単純計算で2倍の収益を得られるということに繋がっているので、こういうう部分で「丸投げ」を出来るメンタルを持っている人は強いんだと思います。
僕はどちらかといえば、希少価値の高い側の存在なので「丸投げされる側」になることが多いのですが、安心して丸投げしてもらえるようなクオリティを担保出来るように努力しています。
もちろん「全部任せます!」と言っていただける方が、仕事としてやりがいがありますよね。
僕は「英語を学ぶことを捨てた日」から、「丸投げの美学」を感じていて、それを教えてくれた高校時代からの友人にすごく感謝しています。
その代わりに「僕にないスキル」を持っている人をすごくリスペクト出来るようになったし、僕自身が「人にないスキル」を高めていけるようにこれからも頑張っていきたいと思いました。
一緒に頑張りましょう。
では、またね。