フリーランスとして成功するためのマインド。[後編]【クリエイター目線】
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フリーランスとして成功するためのマインド。[後編]【クリエイター目線】

2020.11.08
2020.11.08

どうも、コウタです。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,400日(202010月現在)を突破しました。

外出自粛で運動不足やストレス発散が出来てない方は、僕が毎日欠かさずやっているダイエット効果バツグンの自宅トレーニングをまとめたのでチャレンジしてみてください。また、外に出て運動する方へ、これからの時期持っていると便利な「コスパ最強のランニンググッズ」を紹介したのでこちらも合わせてご覧ください。

僕は完全独学でフリーランスデザイナーとなり、今年(2020年)で丸5年になります。

前編でも書いたように、「成功」といってしまうと、そこまで大した収入があるというわけではないのですが、デザイン知識ゼロの状態から、完全独学で「不自由のない生活」を送れるに至ったことは、僕にとって1つの成功ケースと言えると思っています。

関連記事 : フリーランスとして成功するためのマインド。[前編]【クリエイター目線】

前編では、フリーランスとしての考え方の基本的な部分について触れましたが、後編では「生き残るための自分の売り方」を中心にお話しできたらと思います。

ということで今回は、フリーランスとして成功するためのマインド。<後編>(クリエイター目線)について、お話ししたいと思います。

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フリーランスとして自分を安売りしない。

事業をスタートした当初にありがちなのは「自分に自信がない」という部分からくる「自分自身の安売り」です。

きっと、企業に勤めていたり、広告代理店で契約されていたりするクリエイターは、「一体自分の仕事がいくらで取引されているか?」をほとんど知らないと思います。(僕は働いたことがないのでもっと知りません)

要するに、売り上げの何%を会社が持って行って、営業職には何%、事務職には何%なんかの振り分けが分からないので、クリエイターは自分の作った商品がお客さんに直で渡った時に発生する金額を知らないんです。

ただ、クリエイティブの世界において、フリーランスとして活動していれば「相場」というものは、ほぼ関係のないものだと思っても良いと思います。

例えば「激安」とうたっている、ネットのデザイン業者が「ロゴデザイン3,000円ポッキリ!」といった感じで、そういう業者が沢山あったとしても、自分がその相場に合わせなくて良いということです。

僕は事業をスタートした時に、(実力が伴っていなかったこともありますが)ここの設定がかなり安い見積りになっていたので、生活するのにすごく苦労しました。(仕事の依頼も少ない上に報酬も少なくて生活出来なかった)

ここで無意味な「安売り」をしてしまうと、僕のように首を絞めてしまうことになるので、価格設定はしっかりと考えた方がいいのと、料金の変更はこまめに行っても良いと思います。

例えば僕なんかで言えば、事業をスタートした当初の「名刺デザイン料」は(裏表関係なく)3,000円でしたが、現在では(両面)25,000円~といった設定になっていますし、「ロゴデザイン」も15,000円 → 45,000円~に上がっていたりします。

仕事さえしっかりとしていれば、「安いから売れるという訳ではない」ので、自分のクオリティに見合った報酬をしっかりと自分で設定して、それを提示した上で作業量に応じて値下げなどの対応をするのが喜ばれると思います。

成功の鍵は目の前のクライアントに全力であること。

最後に言った「値下げ」というのも、クライアントさん個人と向き合うコミュニケーションの1つだと僕は思っていて、フリーランスとして活動する上でどこまで言っても「人と人」なんです。

今は少なくなりましたが、昔は八百屋さんや、お肉屋さんなどの個人商店が沢山あり、野菜はここ、肉はここって感じで、それぞれお店を分けて買っていたりすることは珍しくありませんでした。(スーパーが珍しかった時代です)

そんな中で大切なことは「コミュニケーション」で、さっき言った「値下げ」は、例えばお肉屋さんだったりすると「コロッケ1個オマケしとくね!」って感じの個人的なサービスにあたります。

今はスーパーがほとんどになり、カゴの中に好きな商品を入れて、誰と会話することもなく買い物を済ませることが出来ますが、この部分でフリーランスは「個人商店」と思っておいた方がいいと思います。

目の前のお客さんに対して全力で接客して商品を提供し、時にはイレギュラー対応をしたり、常連さんにはオマケをしてあげたりする、臨機応変に対応できる能力が必要です。

フリーランスになれば、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」だけの接客なんて通用しないので、目の前のクライアントさん一人ひとりのことを、いかに満足させられるかが成功の鍵だと僕は思っています。

作品(商品)や対応に普段の人柄が出ることを忘れない。

クライアントさん一人ひとりのことを、いかに満足させられるかという姿勢にもあるように、こういった、自分の気持ちは必ず作品(商品)や対応に表れてきます

例えば、初心を忘れた自惚れ行動は「商品に雑さを生む」ことになりますし、そんなことを繰り返していては、すぐに足元をすくわれるのがフリーランスの世界です。

入り口は「自分の顔だけ」になり、代わりの人間なんていないので、1度の機会損失が将来につながる大きな機会損失に繋がってしまいます

だからこそ、常に自分の初心を忘れずに、やるべきこと(これまでやってきたこと)を徹底して、いつまでもフレッシュな気持ちでお客さんに商品を提供する必要があるんですね。

ここで初心を忘れる人は、恐らく向上心をなくした人だと思うので、そういう人は間も無く「激安思考のお客さん」しか相手に出来なくなり、潰れていくと思います。

無数にいるフリーランスから自分を選んでもらう工夫をする。

「激安思考のお客さん」を探し続けることが、なぜ危ないかと言えば、もう既に「価格」でフリーランスを選んでいる人が少ないというのが事実なんです。

実際にここ数年で僕自身も感じている「僕だからこそ仕事を頼みたい」と言ってくれるクライアントさんが圧倒的に増えました。

社会を見渡せば、無数にいるフリーランスから「自分」を選んでもらうヒントは「個人商店」という部分にあると思っていて、なぜ「個人商店」かと言えば「個人によってサービスが違うから」ということです。

お客さんが自分を選んでくれる理由は「僕(という人間)にしか出来ないことを求めている」からであって、それは仕事のクオリティだけではなく、対応の仕方や、想い、責任感、普段の行動などを総合的に見て判断された結果、僕を選んでくれたということになるんです

要するに「一定の作品のクオリティは当たり前」で、あとは「一緒に仕事をする経験(時間)」をお客さんは買おうとしてくれているということなんです。

もしこの感覚に気付くことが出来れば、きっとフリーランスの活動の質が一気に上がると思います。

フリーランスとして成功するために今から出来ること。

僕はフリーランスとして成功する(仕事をもらい続ける)ために、「毎日ランニング」と「毎日ブログ」を継続しています。

現時点(2020年11月時点)でランニング4年間、ブログは半年続けていますが「ランニング?ブログ?」と思った人は、この重大なヒントに早く気付く必要があります

まず、ランニングを毎日休まずに4年続けられる人間ってそうそういないと思うじゃないですか?

要するにこれが「信頼」に繋がる訳で、ただのデザイナーから「4年間毎日休まずランニングを続けているデザイナー」になり、僕というキャラクターに付加価値が付いているということなんです。

きっと全国各地にある「すき家」のどこのお店で食べようが、恐らく皆さんは同じように満足することが出来ると思うんですが、あれは「チェーン店」であり、味のクオリティが一定だからなんです。

では、チェーン店である「すき家」が、「福岡限定の豚骨味」や「大阪限定のお好み焼き味」を出したとしたら、好きな人であれば足を運んで食べに行きますよね。

そういった「限定感」を自分自身に付加価値として付けていくことで、「見つけてもらう回数」や「選んでもらう回数」を増やしていくんです。

一定以上のクオリティを担保していれば、デザイナーだからと言って、デザインで付加価値を付ける必要はありません。

実はこれが「フリーランスとして成功するための1番大切なこと」です。

今回の前編・後編の記事が、これからフリーランスを目指す方、今伸び悩んでいる方の参考になれば幸いです。

一緒に頑張りましょう。

では、またね。

関連記事 : フリーランスとして成功するためのマインド。[前編]【クリエイター目線】

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer