キャンパーの憧れの地「ふもとっぱら」で人生初のキャンプを経験して。【後編】
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おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)
弾丸で連れてもらった『ふもとっぱらキャンプ』でしたが、前回の発信(中編)では、キャンプの醍醐味である『バーベキュー』と、焚き火の前での『語り』での出来事をお話しました。
関連記事 : キャンパーの憧れの地「ふもとっぱら」で人生初のキャンプを経験して。【前編】
関連記事 : キャンパーの憧れの地「ふもとっぱら」で人生初のキャンプを経験して。【中編】
「1年のうちのたった24時間で今日起きてなくてどうする?!」とキャンプに気合を入れた僕は、3人の中で「最後に寝る(深夜2時くらい)」を達成しましたが、果たしてふもとっぱら最終日はどうなったのでしょうか。
ということで今回は、キャンパーの憧れの地「ふもとっぱら」で人生初のキャンプを経験して。【後編】、というお話をしたいと思います。
最後に就寝した男は一体何時に起きたのか。
就寝したのは僕が最後(多分深夜2時頃)だったんですが、起床したのも僕が一番最初(早朝5時)くらいで、歯磨きついでにカメラを持って写真を撮って帰って来ると上司の方が起きてました。
早朝(朝5時)の富士山は幻想的で、薄暗い中にぼんやり陽の光に照らされた富士山のシルエットが見えていました。そして2日連続での快晴ということで、これは奇跡に奇跡が重なったような1日だったみたいです。
「俺は絶対に朝まで起きてるぞ!」と意気込んでいた先輩は、前日の9時には(良い子が寝る時間に)寝てたのにも関わらず、結局7時くらいまで1度も起きることなく寝続けていました。(ほんと持ってない先輩ですw)
ふもとっぱらの朝。
ふもとっぱらの朝はかなり冷え込んでいて、グラスに残ったハイボールは凍って固まり、地面の草にも『朝霜』が広がっていて、踏めばザクザクと音が鳴る感じでした。(この時間が体感的に1番寒かった気がします)
ひんやりとした空気の中、朝7時前になると登っていた太陽が富士山の裾から顔を出し、なんとも神々しい景色が広がりました。
太陽が登っていくにつれ、地面の霜が溶け始めたことで湯気のようなものが出て来て、あたり一面が(一時的に)霧がかった感じとなり、『朝霧』というらしいんですが、これまた神々しさにより一層磨きがかかった感じで本当に綺麗でした。(僕が1番素敵だと思った景色です)
地面からだけでなく、太陽に照らされたことによってそこらに置いてあるものからも湯気のようなものが出て来て、この一瞬の出来事はこういう場所でしか体験出来ないとても貴重な経験になりました。
ふもとっぱらでの朝ごはん。
ふもとっぱらの朝ごはんはもちろん僕が担当。(途中からシェフと言われてました)
ランチパックをバターソテーして、キノコとコーンのガーリック炒めと、ソーセージを焼くことに。(先輩達はコーヒーと一緒に朝食を楽しんでましたが僕は朝からハイボール飲んでましたw)
僕の作るご飯を随分気に入ってくれたみたいで、あれだけ食べたのにも関わらず、この後2回のおかわりをいただき、ポテトと焼き飯を追加で作ることになりました。(食欲のブーストをかけるのが得意です)
上司の方が富士山を前に「ただ朝食を食べる景色」も美しく、思わずシェフは一旦シェフを辞めて、思わずカメラマンに転職していました。
ふもとっぱらにお別れ。
弾丸でやって来た『ふもとっぱら』でしたが、「ふもとっぱらって何だろ?」みたいな軽いテンションで来たことを反省してしまうくらい美しい場所で、僕の周囲の人達が羨ましがってSNSでの連絡が止まらなかった理由がよく分かりました。
いよいよ帰宅の時。
上司の方と2人になった時に、「コータ。家族としかキャンプしたことなかったけど、仲間とするキャンプもええなぁって思えたよ。ありがとう。また行こうな。」って言ってくれて、お邪魔させてもらった身の僕の心が温かくなりました。
(本当は上司の方と2人で行きたかったと駄々こねていた)先輩からは、僕のために用意してくれたエプロンと靴と乾杯用のグラスを手渡され「これ全部あげるからまた次も来いよ!」って言ってくれました。(ツンデレかよ)
テントやタープ、その他たくさんのキャンプ用品を片付け、車に積み込み「また来るよ」って再会の約束をして、ふもとっぱらに別れを告げました。
ホントに全て初めての貴重な体験で、大自然の中で自分と向き合うことが出来て、改めて来てよかったなと、そして連れて来てくれた2人に心の底から改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
自分の人生において、正解なんてないこと、真っ直ぐに生きること、興味に対して純粋に生きること、すぐに行動すること、そして人と人との繋がりの大切さを実感することが出来て、また新しい自分と向き合うことに繋がったとても尊い経験となりました。
爪痕を残すってすごく難しいかもしれませんが、僕の今回の行動が、先輩と、上司の方の記憶に残って、これからも繋がっていける絆に変わったのであれば、僕にとってそれがこの旅で人生において一番の財産になったと思います。
ありがとう。先輩と上司の方。そしてそれを演出してくれた、ふもとっぱら。
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。