【安売りしない】フリーランスのクリエイターとして持っておいてほしい心構え。
どうも、コウタです。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,300日(2020年7月現在)を突破しました。
外出自粛で運動不足やストレス発散が出来てない方は、僕が毎日欠かさずやっているダイエット効果バツグンの自宅トレーニングをまとめたのでチャレンジしてみてください。また、外に出て運動する方へ、これからの時期持っていると便利な「コスパ最強のランニンググッズ」を紹介したのでこちらも合わせてご覧ください。
僕はフリーランスデザイナーとして活動して5年目になります。
就職をしたこともなく、デザイン自体も独学だったこともあり、最初は右も左も分からない状況でした。
今思い返せば「もっとこうしてれば…」と、もう少し苦労せずに生きて来れたのになと思うことも沢山あります。
ただ、中でも1つ、コレを変えてから一気に前に進めたということがあります。
それは「自分を安売りしない」ということです。
このお話は、仕事を発注するクライアントさんにも、クリエイターのために理解しておいてほしいお話となっています。
ということで今回は、「安売りしない」フリーランスのクリエイターとして持っておいてほしい心構えについてお話をしたいと思います。
クリエイターの技術力だけに対価が支払われるわけじゃない。
フリーランスのクリエイターは、全て自分で自分の価値を決めるお仕事なので、サービスの金額なんて実際あってないようなものです。(相場もバラバラ)
例えば僕なんかは、チラシデザインを依頼されたとして、「大体いくらぐらい?」って聞かれて、ザックリ「〇〇円~だよ」って、答えられる程度の料金しか設定していません。
それが、1時間で作れるのか、1日かかるのかで費用を変えてあげないと、僕はお客さんにとって不公平で不親切だと思ってるからです。
その料金をどういう風に決めているか?と言えば、もちろん技術料だけじゃありません。
絶対に勘違いして欲しくないのは「今の環境に至るまでに、どれだけお金と時間が掛かったか」ということも考えた上で、胸を張ってほしいということです。
もちろん、クオリティも伴ってないのに料金だけ高いクリエイターなんて僕は認めないけど、”自分を安売りしているクリエイター“に伝えたいこととしてお話を続けます。
学んだ時間(経験)への対価を忘れない。
クライアントさんが僕らに仕事を頼んでくれる理由は「自分たちでは出来ない技術」だからですよね。
それって、決して千載一遇で得た能力ではなくて、時間やお金を掛けて努力した結果の話じゃないですか。
例えば、自分がクリエイターになるまでに専門学校や、デザインの講座などに通っていたとします。
沢山の時間もかけたし、もちろんタダじゃないですよね?
僕はそういった意味で、「自分の経験(学び)」に付加価値を付けても良いと思っています。
もちろん、クライアントさんとの関係性や、自分のクオリティによって変わってくることだと思います。
でも、決して自分が今の立場になるまでに掛かった時間や費用を軽視しないで、胸を張った提案をしてほしいなと思います。
そして、クリエイターにはそういった時間があったことも理解してあげてほしいなと思います。(ちょっとした思いやり)
自分が揃えた全ての機材は財産である。
僕の場合、デザイン製作をするために必要なパソコン約30万円、カメラ機材約50万円、ツールの契約料に年間約10万円などなど、仕事をする上で自己投資をしています。
例えば、カメラマンの人は、高額なカメラ機材を持って、お客さんの綺麗な写真を撮るのが仕事ですが、これも技術料だけで仕事を受けているわけじゃありません。
「人件費(日当) + 機材レンタル費 + 技術費」だと僕は思っています。
「機材レンタル費でお金取るって何?」って思う人もいると思うんですが、普通の人が買わないような高いカメラを使って撮影するわけなので、その機材を持っていることにも付加価値がついて当然です。
例えば、カメラマンの人が「iPhoneで写真撮影しますよ」って言ってたとしたら、そのサービスにお金を払おうと思うわないですよね?
ちなみに、カメラやパソコンは消耗品です。
メンテナンスに掛かる維持費も必要になってくるし、外に持ち出すということは故障のリスクもあるということです。
サービスを受ける側の方は、意外とここを軽視しがちなんですが、「機材」もクリエイターがお金を掛けて整えた財産です。(みんな努力して良いものを揃えてるんです…)
そのクリエイターが持つ技術だけじゃなく、その技術を発揮するための機材やツールも引っくるめてクリエイターです。
説明が難しいんですが、「会社勤めだけど自分で買ったパソコンやiPhoneを仕事で使わされる」みたいな感じが大嫌いということです。(全部社用で提供するべき)
なので僕は、料金が発生しない中で、不用意に自分の機材を無償提供することはしないようにしています。
人が動けばお金が発生するのと同じで、機材を使えばお金が発生するのは当然のことと思ってもらえたら嬉しいです。
自分を安売りせず、自信を持って突き進んで。
クリエイターとして「安売り」をするなと言いましたが、もちろん「クオリティ」は大前提の話です。
ただ、”クオリティだけで価値を付けてしまって、損をすることはない“ということは伝えたいです。
自分が培ってきた経験、揃えた機材やツールの代金や維持費も、自分が作るクリエイティブの大切な要素なので、自分が手を動かした時間(時給として)だけに対価が支払われる訳じゃありません。
クリエイターとしてそこを勘違いすると、どんどん苦しくなってくると思います。
「実はこういう風になお金が掛かっている」ということを、クライアントさんに伝えることで理解してもらえることもあると思います。
僕も自分の経験や機材が増えて行く毎に、自分が頂くお金の基準を少しずつ上げてきました。(それに伴いクオリティも上がってるからね)
ちょっとの変化でも、1年を通せば大きな変化になってきます。
もちろん高過ぎても良くないですが、しっかりと自分の価値を見極めて、クライアントさんに理解してもらえるように交渉してみましょう。
僕がこれを伝えたいなと思ったのは「お金のことでクリエイティブを嫌いになって欲しくないという想い」があるからです。
絶対に自分を安売りせず、自信を持って突き進んでください。
一緒に頑張りましょう。
では、またね。