【戦争の伝え方】死を突き付けられた時、人はそれぞれの正義の為に命懸けで戦う。
どうも、コウタです。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動しています。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,300日(2020年7月現在)を突破しました。
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今日は終戦記念日ということで、僕が学んで来た戦争についてボーッと考えていました。
僕はいわゆる「ゆとり世代」と呼ばれる世代への変換期に小学校に通っていました。
確か小学校3~4年生くらいの時から土曜日が休みになり、当時は訳も分からず休みが増えたことを喜んでいました。(今でも良くわかってません)
そんな世代の僕は「戦争とは2度と起こしてはいけないもの」と、教わった(感じた)気がします。
日本は世界で唯一の原爆を落とされた国で、広島と長崎に原爆投下が行われた後に敗戦国となり終戦を迎えました。(広島8月6日・長崎8月9日・終戦記念日8月15日)
日本に原爆を落としたのはアメリカですが、だからと言って「アメリカめ!」と恨みを持ったりすることはありません。
ただただ「絶対に戦争はしてはいけない」と中立な意見に僕は育ちました。
それは僕の感覚なのか、僕が受けた教育のせいなのか分かりません。
ということで今回は、「戦争の伝え方」死を突き付けられた時、人はそれぞれの正義の為に命懸けで戦うというテーマで、僕の思い出話や、ぜひ見てもらいたい戦争に関する映画などもお話ししたいと思います。
Index
僕が日本の教育者から学んで来た「戦争の伝え方」
終戦記念日と聞けば、真っ先に小学校の修学旅行を思い出します。
僕は奈良県の小学校に通っていましたが、修学旅行は広島・山口に行きました。(1日目は広島で平和活動・2日目は山口で観光といった感じ)
修学旅行に行く前から、戦争に関しての映像を何度も見て勉強し、「それについてどう思ったか?」を感想文として書いて、みんなの前で発表をしたり、グループで話し合ったりしていたようなことを覚えています。
修学旅行では、事前に生徒みんなで作った千羽鶴を持参し、原爆ドームにある記念碑の前で黙祷を捧げました。
次に原爆資料館に行き、そこで見た展示物や被爆された方を模した蝋人形に当時は気持ち悪さを覚えました。
そして、実際に被爆された方や、そのご家族からのお話を聞くことも出来ました。
僕が自信を持って言えることは、戦争というものに対して「反〇〇」といった教育は一切受けていないということです。(原爆だけではなくその他の戦争に対しても)
そういう意味で僕は、日本での戦争教育において「戦争を俯瞰で見る」という伝え方は、ある意味素晴らしいと感じています。
結局「戦争は良くないよね。みんなで協力して平和を維持しよう。」で、終われることが最高なので…。
僕は日本で戦争を学ぶことが出来て、本当に良かったと思っています。
僕は自国の英雄ばかりじゃなく、他国の英雄も讃えられる人になりたい。
もともと、あまり映画を見るのが好きではなく、特にフィクション映画(作られた物語)はほとんど見ません。(アニメだけは別です)
普段から、映画もテレビも基本的に「ドキュメンタリー(実録)」を元にした、ノンフィクションに近いものを好んで見ています。(情熱大陸とかプロジェクトXとか)
その中でも昔から好きだったのが「戦争映画」です。
日本で言えば、特に「さとうきび畑の唄」が好きで、海外映画だと「ライフ・イズ・ビューティフル」「プライベート・ライアン」「ウィンド・トーカーズ」などがお気に入りです。
今紹介したものは全て「映画」なので、2時間前後で終わるものばかりです。良かったら是非見てみてください。
僕は日本の戦争映画をあまり見ずに、海外の戦争映画ばかりを見るのには1つの理由があります。
僕は「他国の英雄も讃えられる人になりたいから」です。
これは綺麗事でもなんでもなく、当時日本と敵対していた国の人達が「彼らの感覚で作る映画」に興味があるからです。
その映画は、僕の大好きな映画「さとうきび畑の唄」の様に、自国の人達に「戦争はしてはいけない」「人を殺してはいけない」「戦争国でも心は通じる」というメッセージが込められているのかどうかという点です。
そして僕が好きな映画は、そんなメッセージが込められた映画ばかりということです。
僕が最も衝撃を受けた、戦争ドキュメンタリー「バンド・オブ・ブラザーズ」
僕がこれまで見た映像の中で最も衝撃を受けた作品の1つが「バンド・オブ・ブラザーズ」です。(Amazonプライムで全話見ることができます)
Amazonプライム : バンド・オブ・ブラザーズ
これは映画ではなく、シリーズドラマの構成で1話が約1時間で計10本の大ボリュームとなっています。
最近になって知ったんですが、監督はスティーブンスピルバーグで、トムハンクスも制作に携わっていて驚きました。
ストーリーをざっくり説明すると、1944年にアメリカ軍のエリートパラシュート部隊(敵地のど真ん中に飛行機からパラシュートで飛び降りて奇襲作戦をする部隊)である、E中隊のメンバーにフォーカスし、その訓練時代から1945年にドイツが降伏するまでの戦闘の記録を再現したものです。
映画に登場する人物は全員が実名で、このストーリー自体全て、現存するご本人の証言をもとに作られた映画であるということです。(毎回インタビューに現存されている本人が出てきます)
面白いのが、E中隊とは1つのチームなのですが、そのインタビューを受けている人が「物語に登場する誰か」という部分で、その人が最終章まで誰か分からないという部分です。(誰が戦死したかとか、誰が誰のことを言っているのか分からない)
このドラマは、もちろんアメリカ軍にフォーカスした物語ですが、対するドイツ人も、ユダヤ人も、日本人も全ての人が「戦争をしてはいけない」と思える内容だと僕は感じました。
それは、描写のリアルさにもあると思います。
作ったものだと分かっていても、目をそらしたくなるようなリアルな映像で、片足が吹っ飛んだり、腹がえぐれたり、血が吹き飛んだり、爆発や音も凄まじく戦闘シーンは心臓がバクバクします。
そして、このドラマから最も感じるのは「仲間の絆」です。
僕らがもし、家族を殺められたとしたら、抑えきれない感情が爆発するのと同じで、そこに人種は関係ないということです。
人はそれぞれの正義を持って戦う。
バンド・オブ・ブラザーズの中の心の描写にもあるのですが、正直言えば「誰も戦いたいと思って戦ってない」ということです。
全ての人は「戦いたいのではなく”生きたい”と思っている」だけなんです。
目の前からナイフやライフルを持って自分を殺しにやってくる人に対して、自分を守るために攻撃するしかないんです。(待っていても攻められて殺される)
そんな中で…
- お酒や薬の力を借りて恐怖をごまかそうとする人
- 家族や大切な人を殺され復讐を誓う人
- 恐怖で足が動かない人
- 悲惨な現場を見て精神疾患を患う人
- 負傷して仲間と離れ帰国することに悔しがる人
など、いろんな人がいます。
が、戦争を好きな人は誰一人いません。
1つだけ分かっていることは「戦わなければ自分や自分の仲間が死ぬということ」です。
戦争はそれぞれの正義を胸に「誰かを殺さなければならないこと」を強要されている状況なんです。(Twitterの言い争いと同じです)
この世界から戦争を無くすために。
今、世界では中国とアメリカが経済戦争をしていて、今にも何かがおこってしまいそうな、冷たい恐怖が潜んでいるように感じます。
その中で、中国が勝てば潤う人、アメリカが勝てば潤う人がいて、その影響からどちらかの肩を持つような人が現れる構図が生まれ、世界が分断しています。
きっとそれはビジネスの世界とも全く同じで、誰かが利益を多く得て、覇権を取ろうとしてしまうんでしょうね。
そんなことでは、今後も戦争はなくならないんだろうと思うと、少し悲しくなります。
ただ、不可能だと下を向くことはありません。
キンコン西野さんが言う「みんな勝たせる」ということが実現出来れば、僕はきっといつか世界に平和が訪れる日が来ると信じています。
今日(2020年8月15日)は、そんな内容の記事をオンラインサロン内で投稿されています。興味のある方は是非覗いて見てください。
関連リンク : 西野亮廣エンタメ研究所 https://salon.jp/nishino
もう2度と、今日という終戦記念日が訪れないために、明るく上を向いて頑張りましょう。
改めて、これまでの戦争で戦死された方々のご冥福をお祈りいたします。
では、またね。