【みんなで勝ちたい】僕がデザイナーとして生きる上でお金という選択肢を捨て続けた理由。
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【みんなで勝ちたい】僕がデザイナーとして生きる上でお金という選択肢を捨て続けた理由。

2020.07.28
2020.07.28

どうも、コウタです。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動しています。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,200日(20206月現在)を突破しました。

外出自粛で運動不足やストレス発散が出来てない方は、僕が毎日欠かさずやっているダイエット効果バツグンの自宅トレーニングをまとめたのでチャレンジしてみてください。また、外に出て運動する方へ、これからの時期持っていると便利な「コスパ最強のランニンググッズ」を紹介したのでこちらも合わせてご覧ください。

僕の”悪いクセ”で、お酒が入った勢いで”熱い話”をインスタのストーリーに殴り書いてしまうクセがあります。

次の朝、そのストーリーを自分で冷静に読み返して「またやってるよ…」と思う日も多々あります。酔うと熱い男になるのかもしれません。

僕のインスタのフォロワー数って、260人(2020年6月現在)くらいで、決して多い数字ではないんですね。

ただ、僕のストーリーは毎回100人近くのフォロワーさんが見てくれる、インプレッション率40%の謎コンテンツなんです。

Instagram : https://www.instagram.com/kohta_fukui/

どんな内容をストーリーに上げてるか?といえば、ゴリゴリの長文です。(アホ)

ただ、こんなウザいストーリー をかれこれ1年以上続けてるんですが、なぜかどんどん閲覧者が増えているんです。

先日また、お酒が入った勢いで”熱い話”を投稿してたんですね。

朝、読み返してみると「僕がデザイナーとして浅いお金という選択肢を捨て続けた理由」的なことが書いてあったわけです。

デザイナーとして食えてない時期に来た、”僕の意思にそぐわないオファー”に対して、どんな良い条件でも、色んな葛藤の中で断わってきた理由と、その想いでした。

これは酔った勢いとかじゃなく、本当にそうだなって思えることだったので、今日はブログに書いてみようと思います。

今回は「みんなで勝ちたい」ということで、僕がデザイナーとして生きる上でお金という選択肢を捨て続けた理由についてお話ししたいと思います。

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僕がデザイナーとして生きる上でお金という選択肢を捨て続けた理由。

僕はデザイナーとして生きてきた中で、たくさんの「楽をする方法」や、たくさんの「お金を稼ぐ方法」という選択肢があることを経験して来ました。

ゴーストライター的な仕事や、風俗の専属デザイナー、条件の良い業務提携など…。

ただ、僕はそれが”どんな良い条件”でも、全て断り続けてきました。

デザインに込める想いとか、僕の人生が込められない仕事はしないと決めてたからです。

それは、これまで僕をデザイナーとして見てくれた全ての人に対しての誠意です。

デザイナーとしての月収が1万円とか、そんなデザイナーにでも来るような仕事です。その程度のクオリティでも、平均的なサラリーマンより楽に稼げる方法はいくらでもあったんです。

僕が”お金を稼ぐためのデザイン”をして「夢を叶えたぞ!」って言ったところで、誰の心にも響きません。むしろ自分が恥ずかしくなります。

そんな夢のない”夢”に、僕は人生をかけたくなかったんです。

知人からデザイナーを探してる人がいると、デザインの業務委託のオファーをもらった話。

ある時、知人に紹介されたAさんから「友達がデザイナーを探している」と相談をもらいました。(Aさんは不動産仲介業を個人で営んでる方でした)

Aさんに連れられて、デザイナーを探してるBさんに会う為に、京都のとあるカフェに行きました。

Bさんはしっかりとしたリクルートスーツを着た方で、お仕事は大手求人掲載サイトの営業マンの方でした。

そのサイトで使用する、企業さんを紹介する「A4サイズの画像デザイン」を作ってくれるデザイナーを探しているということでした。(その画像がとにかくダサくて、町内会のチラシかと思う15分くらいで作れるレベルのクオリティ)

で、その画像を1枚作る報酬が7万円とのことでした。

15分くらいで作れる画像が単価7万円で、繁盛期には月に数十枚お願いすることになるというお話でした。(30枚作ったら210万円だよ?ヤバくない?)

「株式会社」でないと受けられない仕事を、不動産仲介業に所属して受けるという選択肢を捨てた話。

その、仕事を受けられる条件は「株式会社」であることでした。

もちろん僕は、株式会社ではないので、株式会社という条件をクリア出来たら声をかけてくださいということで、その日はBさんと別れました。

そしてその帰り道、Aさんから「うちの会社がその業務を委託する形で福井くんに仕事振ろうか?」って言ってくれたんですね。

その代わり数パーセントはマージン入れてね」って言葉で、我に返りました。

実は、このAさん「僕は営利目的で紹介する訳じゃないから安心してね。福井くんのデザイナーの夢が叶うと良いね」と、Bさんを紹介する前に熱い話をしてくれてたんですね。

そして、Aさんは仕事を受けられる条件が「株式会社」ということや、仕事単価が7万円であることは一切知らなかったようで…

当日、Bさんが話した内容を聞いて、あわよくば自分にも利益が欲しいと、その場で掌を返して来たんですね。で、提示されたマージンは30%。(7万円の仕事を受けて約2万円を渡す感じです)

ここで、営利目的でないと言ってたAさんが30%もマージンを取る(取り続ける)という矛盾が生まれました。(何もせずに30%って僕の界隈では異常です)

Aさんは一切なにもせずに、僕が仕事をすればするほどお金が入るって構図です。

まだ2回くらいしか会ったことのないAさんと、その提携をするのは嫌だった訳です。

僕は「知人にお世話になってる株式会社の方(5年以上のお付き合いの方)がいるので、そこに属して仕事をする形を取りたいです」と言いました。(その知人は絶対にマージンは取りません)

そう伝えるとAさんに…

それなら今後はBさんと繋ぐことは出来ない」と言われました。

ここで僕は心が決まり「それならこのお話は結構です」と、オファーを断ることに決めました。

もし僕が「株式会社」だったらすんなり通ってたオファーに、あわよくばとAさんが介入して来て、僕を”金稼ぎの駒”として使う構図に変わってたからですね。

Bさんが提示してくれたオファーは魅力的だったが、Aさんを勝たせたくないと思った。

Bさんの仕事のオファーは、価格どうのこうの前に…

現状そのサイトに掲載されている画像は”ダサい”ものばかりだったけど、僕の仕事次第で、それだけ周りと差を付けられる、デザイナーとして”理想の仕事”だと思いました。

僕がデザイナーとして、企業さんとの打合わせに参加する必要があるので、僕も勝つし、Bさんも勝つし、企業さんも勝つ、そんな構図を作ることが出来たんです。

そこに、普段からお世話になってる知人の株式会社に間に入ってもらって、少しのマージンを支払う形を取るのが一番良いなって思ったんです。

Aさんがその輪に入る形は、全然理想的じゃなかったんですね。(Aさんは欲張ったんです。それが気に入らなかった)

ちなみに僕は、Aさんに「紹介していただいてありがとうございます」の気持ちを込めて、ホームページを作るって約束もしていました。

大きな仕事のオファーを断った理由は、何もせずに利益を得るだけの”Aさんを勝たせたくない”と思ったからです。

僕は、一緒にリスクを負って、一緒に苦労して、僕をデザイナーとして見てくれた人を勝たせたいし、誰かが楽してお金を稼ぐ駒にはなりたくありません。

「リスペクトし合える、みんなで勝ちたい」それが僕の今の想い。

僕の古くからのコミュニティではシェアするという文化がほとんどありません。というか、そもそもSNSに対する熱がそこまでないのです。(そういう仕事をしてる人も少ないから仕方ない)

なので僕がSNSで発信しても、反応が返ってくることもほとんどないんですね。(中にはこっそりリアクションくれる方もいらっしゃいます。あれ、とっても嬉しいです)

例えば、友達に久しぶりに会うと「いつもストーリー見てるよ、毎日走っててすごいな。」とか、LINEで「ブログ感動した!」とか結構言ってもらえるんですが…

良いものを誰かにシェアするってことはないんですね。ただ見て自分で消化するという感じです。(SNSは自己満足の世界なので、もちろんそれで良いんです)

でも、そんなリスペクトしてもらえる人達同士で手を組んで、「みんなで勝ちたい」って僕は思ってます。応援してくれてる人の想いも勝手に背負ってるつもりなので。

きっとみんな、恥ずかしいんだと思うんですよね。シェアするというより、SNSで熱さとか発信するの。(僕はバカなのかもしれません)

そのためには、「この人のここが良いよ!」「あの人のこの商品ステキだよ!」って、僕発信でもっとみんなにシェア出来るようにしたいなって思ってます。(誰かがシェアしてたら自分も!ってなるかもしれない)

実際、一匹オオカミみたいな感じで生きて来て、”シェアする文化”に確実に取り残されてしまった僕ですが、これからきっとそれが大切なことになると思います。

僕は自分を応援してくれいるコミュニティで勝ちたいので、それが自分のコミュニティの文化として定着して、みんなで良い循環を作って勝てるような環境に出来るたら良いなって思います。

少しずつですが頑張ります。皆さんも、一緒に頑張りましょう。

では、またね。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer