クリエイティブにおいて感情的になるのが致命的な理由。【傾聴力と俯瞰で見る能力】
どうも、コウタです。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動しています。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,200日(2020年6月現在)を突破しました。
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僕が独学でデザイナーになろうと思い、勉強を始めたのが約9年くらい前。
当時はデザインに関して右も左も分からない、ましてやどうやって仕事として成り立たせるのかも一切の光がないという状況。(今考えたら無謀過ぎる…)
ただ熱量だけはすごく、毎日毎日、せっせとデザインを作っていました。そして出来上がったデザインは、家族に見てもらったりするんですね。
で、当時の僕の悪いところはココでした。
僕自身がデザイン素人のくせに「デザインに口を出されたらイライラする」ということです。
自分から見てくれとお願いしてるのにも関わらず、僕が待っている反応は「YES」のみだったんですね。これが「NO」であろうもんなら、そこからめちゃくちゃ機嫌が悪くなります。
もう、ただの独裁者です。(アホ)
今回は「傾聴力と俯瞰で見る能力」ということで、クリエイティブにおいて感情的になるのが致命的な理由について、お話ししたいと思います。
Index
「傾聴力の欠如」クリエイティブに対して幼過ぎた当時。
今、僕は嬉しいことに色んな会社さんと、それぞれ色んなプロジェクトに携わらせていただいてます。求人だったり、飲食店だったり、販売だったり。
デザインは僕のオリジナルスタイルがある訳ではなく、クライアントさんに合わせて、男性向け、女性向け、時には子供向けなど、基本的に対応出来ないジャンルはありません。(良くも悪くもマルチです)
そんな中で、色んな分野の方から多種多様の意見をもらうんですが、どれもすごく勉強になるんですね。
それだけじゃなく、例えば、飲食店の方からいただいた意見が、求人の方のプロジェクトに応用出来たり、求人の方からいただいたアドバイスが、販売の方へのアドバイスに繋がったり。
で、これを実現させてる能力っていうのは、以前にも書いたんですが「傾聴力」なんですね。
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デザインを学び始めた当時の僕に、圧倒的に足りなかったのは、人の意見に耳を傾ける能力「傾聴力」でした。イライラすると同時に「傾聴力」をどんどん失ってたんですね。
クリエイターとって大切な部分を僕は持ち合わせてなかった為に、事実として沢山の機会を損失していたと思います。(自分で出来るからと人を避けたりね)
クリエイティブにおいて、”俯瞰で見ること”の大切さ。
絶対に忘れちゃいけないことは、自分が作り出したものに対して評価を下すのは、いつも自分以外の人だっていうことです。
例え、そのクリエイターの物作りが誰かに評価されないと価値がないということです。逆に言えば、自己満足なものであっても評価されれば価値があります。
後者は、ピカソのような圧倒的なカリスマ性を持って成り立つので、僕は前者の立場で試行錯誤するしかありません。
エゴを出したいなら、それを周囲に認めさせるしかないってことです。
そんな中で、自分の作品が「人からどう見られてるか?」ということは、常に冷静に判断し続けないといけません。要は高い基準での”お客さん目線”になれるかどうかです。
自分自身のデザインを”お客さん”として見ることが出来て、且つ、そのお客さんレベルが高ければ高いほど、どんどん作品の精度が増していくということですね。
「面接を受けに行く自分が、クオリティの高い面接官として自分を見れるか?」みたいな感じですね。
「俯瞰で見る」ということは、それだけクリエイターにとって、1つの重要なスキルであるということです。そしてこれも傾聴力と同様に、イライラすると失ってしまう能力です。
「俯瞰で見る」為には数多くの引き出しが必要で、その機会を作るのが「傾聴力」である。
例えば「ディズニー」を知らない人に、「ディズニーと比べてどう?」って質問しても分からないように、僕らは自分の中に情報としてあるものでしか評価出来ません。
「俯瞰で見る」能力は、自分が知ってる情報の中でしか比較出来ないので、予め自分の引き出しを増やしておく必要があるんですね。
で、その引き出しを増やす為には「ひたすら見る」「ひたすら聴く」といった”経験”であり、シンプルな作業です。要するに「傾聴力」も同じですね。
そして何より”良いものを見る”ということが大切です。良いものを沢山知っていれば、それだけ良い面接官になれるってことに繋がります。
“ただ”見るのではなく、”考えて”見ることが最重要。そして即テストする。
「ひたすら見る」「ひたすら聴く」をいくら必死に繰り返しても、それを何かに落とし込めてなければ意味がありません。
なので、”ただ”見るのではなく、”考えて”見る必要があります。
例えば、ディズニーのデザインを見てて、「アンティーク調を表現するにはこういうフォントを使うのか」「ポップさ表現するにはこういう装飾が良いのか」「飾り枠の形をこうすると女性っぽく見えるのか」とかですね。
こういう風に考えられたら、あとは自分でそれを再現出来るかをテストします。
日々、試行錯誤の繰り返しです。
その試行錯誤の基準が高ければ高いほど、作品のクオリティも増していくということですね。
忙しい毎日を過ごす中で、現状に慣れてしまってくると、新しいものを見たり、聴いたり、感じたりする機会が知らないうちに減って来ます。
そんな中でもインプットを繰り返さないと、どんどん自分のクリエイティブが時代遅れになってしまうわけですね。なので、毎日少しずつ新しいことを取り入れる努力を怠らないようにしましょう。
そういう考え方さえブレなければ、いつまでたっても成長出来そうですね。
一緒に頑張りましょう。
では、またね。