1週間かけて作ったスープと1時間で作ったスープのリアクションが同じだった時。
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1週間かけて作ったスープと1時間で作ったスープのリアクションが同じだった時。

2022.07.22
2022.07.22

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

最近ホントに「言葉に助けられる」と自分で思うくらい、自分の今の心境や行動なんかを言葉として発することで救われることがあります。

僕自身、周りからは「好きなことを仕事に出来ていいね」ってことを言われることが多いんですが、そういう風に見えていて嬉しい反面、心では複雑な心境だったりします。

ということで今回は、1週間かけて作ったスープと1時間で作ったスープのリアクションが同じだった時、というお話ししたいと思います。

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僕の生きがいは「人を笑顔にする」ということ。

いつも同じことを何度も言っていますが、僕は19歳の頃に色々あって、その時に自分を一度捨てて生まれ変わり「これからは人のために生きよう」ということを人生のテーマに掲げることになりました。

で、僕は今デザイナーをやっていますが、「デザインが好きでやっているのか?」と言われればそういうことではなく、「人の笑顔を作りたい」と思って生きていた時に偶然落ちていたのが「デザイン」だったというわけです。(実際に落ちてたわけじゃないよ)

あの時僕の目の前に、カメラが落ちていたらカメラマンになっていただろうし、ペンが落ちてたらイラストレーターになっていたんだと思います。

なので、僕にとって人を笑顔にするための手段はなんでも良いので、普段の生活の中でも料理だったり、買い物だったり、そんなことで人を喜ばせる瞬間があれば、それも仕事と同じように生き甲斐となっています。

どうしてこの世の中には「お金」が必要なんだろう。

生きる上でお金というものはもちろん必要なんですが、僕が「人を笑顔にしたい」という人生のテーマを掲げ、自分自身がデザイナーを目指した時に掲げた、生きる上で必要だと思ういわゆる「稼ぎたいお金」は月に約10万円でした。

今でこそ10万円では生計は立てるのが難しいということは理解していますが、それくらい「自分自身にとっての直接的な幸せ」というものには興味がなく、むしろそういう部分にお金を使おうもんなら虚しくなってしまいます。

そんな瞬間にはいつも、どうしてこの世の中にはお金が存在したんだろうと思ってしまうくらい、僕にとってそれは人生において少し邪魔なものに感じてしまいます。

最近家族と話している中でよく言われるようになったんですが、僕の頭の中を話せば話すほど「昔はそんな人間じゃなかったのにすごいね」と、変化を大きく知ってもらえるくらい僕は変わったみたいです。

順風満帆に見えた中で訪れた虚無感。

過去の記事で「クォーターライフクライシス」という言葉を出したんですが、仕事は順風満帆に見えている中で突然訪れた虚無感だったんですね。

で、これの原因ってなんだろ?ってことをたまに漠然と考えているんですが、その1つの原因というか、言葉の表現として面白いものが出て来たので共有しようと思います。

例えば、1週間かけて煮込んだスープを喜んでもらえるだろうとワクワクしてお客さんに出した時のリアクションが、友達と話しながらの「美味しい!」「オシャレ!」みたいな感じだった時。

1時間で簡単に作り切ったスープをそれとなく出した時のリアクションが、友達と話しながらの「美味しい!」「オシャレ!」みたいな感じだった時。

手の込み用は前者の方が圧倒的なのにも関わらず、後者とリアクションが同じであるという部分が際立つと思うんですが、冷静に見たら両方とも「無関心」ということなんです。

なんだかそんな風なリアクションを、ここ数年受け続けていたような感覚になって、頑張れば頑張るほど、お金を貰えばもらうほど、満たされるはずなのに虚しくなる、そんな虚無感を感じながら制作していたんですね。

どうしてこんなに自分のことしか見えないんだろうか。

先ほども言ったように、1週間かけようが1時間で作り切ろうがリアクションは同じで、時間に限らずにある程度のものを作れていることに喜びはあるものの「結局そこまで見られてないのか」という虚しさはあるんですね。

やっぱり1時間で作ったものでもリアクションが同じなら、僕も「1時間で作ろう」ってなっちゃうんです。

でも僕が作りたいのはそれじゃないんですが、それでも成り立つのが事実としてあるわけなんですが、誰もこういう部分に気付いてくれなかったりします。(作品としての甲乙が全てなんでね)

で、僕は人間不信なんですが、僕は人が大好きで、僕と深く関わったことのある人は、きっとほとんどの人に伝わっていると思うし、なんだったら熱苦し過ぎて敬遠されてしまうほどだと思っています。

そんな僕だからこそ、余計に「どうしてこんなに自分のことしか見えないんだろうか」って思うことが多くて、その現実を突き付けられる度にがっかりしてしまう感情は大きいんですよね。

例えば「彼女が出来たから付き合い悪くなった」とか「子供出来てから周りに興味なくなった」とか、僕からすればちょっと意味不明で、「言ってたことブレてるやん」って悲しくなるんですよね。

仕事とプライベートの境界線が曖昧で、それぞれに本気の僕だからこそ熱過ぎるんだろうと思うけど、同じ熱量で生きて行ける人がいると安心するんですよね。

僕の人生で出会った人の中で、この想いをフィルター無しで受け取って、そして返してくれる人は片手で数えられるくらいなんですが、そういう人達との共有をこれからも大切にしていきたいと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer