デザインに「意味」を持たせるためにクライアントサイドで必要になること。
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デザインに「意味」を持たせるためにクライアントサイドで必要になること。

2022.06.01
2022.06.01

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

僕はいつも、どんなことでもまず1番大切なことは「準備」だと思っているのですが、その準備に対しての感覚が違う場合は少し困ってしまいます。

要するに、僕が必要としている基準を満たす準備と、相手の準備が違えば違うほどギャップが生まれてしまうわけですね。

ということで今回は、デザインに「意味」を持たせるためにクライアントサイドで必要になること、についてお話ししたいと思います。

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そもそもテーマがブレているプロジェクトは成功しない。

根本的なお話からすると、そもそもテーマがブレているプロジェクトは成功しない(しづらい)可能性がかなり高いと思っていて、それでも成功するとしたら、それは奇跡か求められているニーズに自らぶち込んだだけといった感じだと思います。

というのも、テーマありきの上で「ターゲット層」「コンセプト」「内容」などが決まって来るという状況の中で、1番重要な軸となる部分が決まっていないとなれば後ろが固まってこないので、そのプロジェクトが向かっていく先が定まりません。

なのでまずはそのプロジェクトのテーマを決めて、そこからさらに細かい部分までを設計し、時間をかけて熟成させていくことで成功するというよりも、失敗の可能性を消していく作業を繰り返していくといった感じなんですね。

クライアントサイドがしっかりとしたコンセプトを持っているか。

で、僕はそういった企画の段階でプロジェクトに参加することってほとんどなくて、どちらかといえばそこで決まった内容を元に制作を依頼されることがほとんどなんです。

なので、そこでめっちゃくちゃにヒアリングをして、「自分もプロジェクトの一員だ!」くらいの意気込みになれるくらいまで、クライアントさんの頭の中を自分に落とし込んでいくわけなんですが、ここでクライアントサイドがブレていたらいまいち入ってこないことがあるんですよね。

それを僕は「無茶振り」と表現していて、ちょっと困りはするものの、クリエイターの中でもここの対応に関しては、そこそこ柔軟で僕自身のスタイルとして特化している方かなと思っていたりして、これまでもそういった難題から逃げずに結果を残し続けて来ました。

ただ、いつもそういった無茶振りを受ける度に「デザインを言語化するのに必要な情報」があればもっと良いクオリティを担保出来るのになといった感じで、少し残念な気持ちになるのが事実だったりもします。

テーマから連想出来るキーワードが何かを初期段階から持っておく。

デザインを決めるためには先ほども言ったように「デザインを言語化するのに必要な情報」が必要なんですが、正解のないデザインの中にもテーマに沿うことで「意味を近づける作業」というのを実現することが可能だと思っています。

想像してもらいたいんですが、例えばテーマの中で「水」を連想するようなキーワードがあれば、「青色」を使ったり、「波模様・水玉模様」を使ったりするわけですね。

要するに、キービジュアル(デザインを要約した感じのもの)を作るためにはしっかりとしたテーマとその後ろに続く内容が固まっていることが必要で、これが無いと正直クリエイターとしては非常に難しい課題になるわけなんです。

ここで、仕事の出来ない(というか自己中な)クリエイターは、ヒアリングもそこそこに突っ走ってしまうので、クライアントサイドもブレていて、クリエイターも自分勝手で、支離滅裂な制作現場が出来てしまうわけなんですね。

やっぱり準備ってめちゃくちゃ大切だよね。

最終的には「やっぱり準備ってめちゃくちゃ大切だよね」って話に落ち着くんですが、いくらこれを言ってもクリエイター経験のない人にはどうしても響かない部分があるんだと思います。

クリエイターの仕事って、いわば技術職であるので、専門外の人が経験しづらい職種だとは思うので、その実際の制作感を想像出来ないことは仕方のないことだと思うんですね。

分からないことを分からないまま放っておくことで、自分が依頼する時の「想像力」は養われることはないし、それに気付けないことで自分達が受け取るもののクオリティが下がっていることに気づかないといけないと思います。

僕は自分が出来ることはまず自分がチャレンジしてみて、そこに対してかかる時間と対価を比べた上で、任せられる仕事は任せようという感覚に初めてなるので、基本的にはどんなことにもチャレンジするんですね。

ただ、クリエイターという仕事は自分がチャレンジしてみるにはハードルが高いことも事実なので、そういう意味では「かなり徹底的な準備」を心掛けてちょうどくらいだと思います。

僕は自分自身が経験しているからこそ、クライアントさんにそういうお話をする時に「もっとしっかり練った方が良いです」と言ってウザがられたりするんですが、本当にそれくらい準備が大切だということが伝われば幸いです。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer