スキルの安売りをしないために僕が今悩んでいること。
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スキルの安売りをしないために僕が今悩んでいること。

2021.07.22
2021.07.21

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

昔に比べて出来ることが増え、自分では大したことのないと思っていた技術でも、側から見れば突出した才能になっているなんてこともあったりします。

それもそのはず、僕はそういったお仕事の依頼をいただいてご飯を食べているので、僕の中でそれは「お金を稼ぐためのスキル」なんですね。

ということで今回は、スキルの安売りをしないために僕が今悩んでいること、についてお話ししたいと思います。

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スキルを教える立場になれる可能性。

僕は今年でフリーランス6年目を迎えて、これからクリエイターとしてフリーランスを目指すような方達にとっては、クリエイターとしてだけでなく、フリーランスの立場として色んなことを伝えられる立場に立っていると気付きました。

僕がフリーランスになった当初に知りたかったことは技術的なことだけではなく、「仕事の取り方」や「料金設定」「経理」に関することなども知りたかったですし、そういう意味では、フリーランスとして立ち振る舞いなんかも、今では1つのスキルと言ってもいいのかもしれません。

気付けば僕は「フリーランスとして生きる術」というのを持っていて、それを形成する要素として「技術」と「立ち振る舞い」があって、現役フリーランスの僕のこう言った情報を知りたいという人は少なからずいるんだと思います。

クライアントさんの会社から「スクール講師になって欲しい」とお願いされたり、「インターン生にデザインの講習をして欲しい」とお願いされたりするのは、恐らくそういうことなんでしょう。

スキルを教えるということに対しての考え方。

これはこういった公式の場だけの話ではなく、普通に知り合いの人から「デザインソフトの使い方教えて」とお願いされたりすることもあるんですが、技術を教えるということに対しては僕なりの考え方があったりします。

まず1つ前提として言えることは「僕は誰からも教わっていない」ということなんですね。

僕自身、専門学校にも行っていないし、就職をしたこともないので誰かに技術を教えてもらったということはないんです。要するに、全て誰もが自分で学べることなんです

強いていうならネットから多くの情報を取り入れたという点では、間接的に人から教えてもらったのかもしれません。

良い情報もあれば良くない情報もある中で、その中から最適解を見つける作業って自分が全て試す必要があるのでどうしても時間が掛かってしまうんですね。それだけ僕はそこに人生を費やして来たんです

ここで僕に「教えてくれ」と言ってくるということは、要するに、今に至るまで僕がしてきた失敗の時間を経験せずに最適解を知るということなので、めちゃくちゃなショートカットになるわけです。

で、僕は教えるのが嫌なのではなく、ひとりの技術者として、この(失敗の時間をスキップした)技術を教えるという行為に対しての代償を相手は支払うべきだと思うんですね。それはこれから技術で食っていくという人なら尚更です。

技術者として自分自身を「安売りする」ということ。

何度も言うように、クリエイターって何で食っていってるかと言ったら「技術」ですよね。奢るとか奢らないということではなく、この技術を安売りするってことはホントに良くないことなんです。

ヴィトンとかグッチとかが高い理由はそこで、ブランドに付加価値を付けて他よりも高い値段をつけて品を落とさないようにしてるんですね。それでも売れるということにはやっぱり意味があるし、クリエイターもそういう部分は自分のために守っていかないといけないんです

何でも意味なく「無料でやります」と言ったら人が食いつくと思うんですが、ここでしっかり「試食」の後には「購入してもらう商品」を準備しておかないといけないんですね。購入してもらう商品を準備せずに試食を出したり、商品を無料で提供したりするのは絶対に避けないといけないんです。

1度や2度であれば許容出来るのかもしれませんが、どうしても人って甘えが出てくるので、無料で提供し続けていれば絶対に甘えが出てくるんですね。そういう意味で絶対に、クリエイターは自分自身ののために自分を安売りしてはいけません

「恩」と「奉仕」がせめぎ合っている。

僕が今、悩んでいることの1つに「恩」と「奉仕」のせめぎ合いがあります。自分が無料でお仕事をしてあげたら助かる人がいるんですね。それがお世話になっている人で「」があればなおさらです。

ただ、下心はないつもりですが「自分が我慢してこの人を支えた先にどんな未来があるか」なんかを考えた上で奉仕をしないと、自分が食っていけない状況が生まれて来るんですね。それで共倒れになってしまったら本末転倒です。

フリーランスとしてステップアップしていくには必ず必要なステップなんですが、元々「人を笑顔にしたい」という目的でフリーランスになったという初心が、こういう選択をブレさせてしまうこともあります。

ホントに難しいことではあるんですが、忙しいからということで、半ば投げやりにスキルを安売りしたり、奉仕の仕方を間違えたりすることは良くないと思うので、しっかり自分と向き合っていけたらと思っています。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer