【仲介の闇】広告代理店がデザインデータを扱えるとは限らない事実。
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【仲介の闇】広告代理店がデザインデータを扱えるとは限らない事実。

2020.11.13
2020.11.13

どうも、コウタです。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,400日(202010月現在)を突破しました。

僕がデザイナーとして京都で活動をし始めた時、完全独学ということもあって業界のことを全く知らない状態でした。

どれくらい知らなかったかと言えば、まずお仕事を受注の仕方から、受注してからのフロー、納品の方法やお金をいつ支払ってもらうかなど全てで、これは今でも完全に自分のやり方を徹底している状態です。

そういう状況の頃に出会った「広告代理店」としてやっている業者から、仕事を振ってもらうことがあったりしたのですが、今思えばこういう闇が蔓延してると思うと怖いなと思います。

タイトルにもある通り、「広告代理店の中にはデザイン知識もなく、データすら扱えない業者がいる」ということです。

ということで今回は、「仲介の闇広告代理店がデザインデータを扱えるとは限らない事実についてお話ししたいと思います。

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本来の広告代理店の在り方とは。

そもそも広告代理店とは、僕がフリーランスを始めた5年前(2015年頃)には個人(フリーランス)の信用が今よりも薄く、会社という建前の間での仕事の請け合いが当たり前だった風潮の中、個人と企業の橋渡しをするようなものだと思っています。

広告代理店は、信頼の置ける会社として企業に対して営業し、自社で面接や実技などの試験を経て選び抜いた、信頼出来るクリエイターに仕事を依頼し、それを企業に納品すると行ったお仕事です。(だから老舗の代理店がブイブイいわしてた)

要は信用の入り口で、信用と信用で成り立つダブルチェック仕様であり、最終責任は広告代理店が受け持つというようなビジネスモデルであるということです。

ここで僕が思うのは「信頼」を売っている以上、最低限の知識やスキルを、この広告代理店でも持っていなければならないと思うわけです。

「不具合が起きました!」って時に、自社ではなんのこっちゃ分からず「クリエイターに確認取らせます!」みたいなアタフタしてる感じが正直言っておかしいからです。

恐らくそれをフォローするために、これまで広告代理店に所属するデザイナーは「単品仕事」ではなく、「専属契約」などの形を取っていたんだと思います。(従業員として雇われる月額制)

僕の頃は、その都度お仕事をもらう「単品仕事」が多く、こういうシステムを採用していて、知識もスキルもない広告代理店は「ハリボテ」と言えるでしょう。

広告代理店がデザインデータを扱えるとは限らない事実。

これは実際の話で、広告代理店とは名ばかりで、自分達でデザインファイルを開けないレベルの業者がゴロゴロいる、穴だらけのハリボテ産業です。(しっかりした業者さんには拍手です)

僕が過去にお仕事の依頼を受けていた業者さんは「フォトショップ(Adobe製品)のデータが開けないので、サンプル用に画像(JPEG形式)も添付しておいてください!」と言って指示をして来てましたが、今思えば仕事をナメていること甚だしいです。

要は、自分たちが営業して来たお客さんに、商品を納品する最後のデータを、自分たちが確認出来ないし扱えもしないといった状態なんです。

フォトショップやイラストレーターはデザイン業界では必須ツールであるのにも関わらず、これを扱えない広告代理店がデザインの指示を出来る訳がなく、信頼出来るような仲介を出来る訳がないんですね。

僕がいうハリボテの広告代理店とは、営業だけして、デザイナーに仕事は丸投げで、納品データをそのままクライアントに横流しするような仕事をしている代理店のことです。

僕が1年前頃にスカウトして頂いて、業務提携させてもらっている広告代理店さんは、仕事の依頼から、修正の指示、納品から料金のお支払いまでの流れが完璧で、こういったプロフェッショナルな仲介業をしている会社ももちろんあります。(そこを知った上での意見です)

今はある意味での「全国総フリーランス時代」

デザイン知識のない広告代理店なんて不要で、それは僕らのようなクリエイターを利用して、報酬の多くを搾取しているだけだからです

間に入ってそれなりの仕事をしているならまだしも、何もせずにただ仕事を横流ししているような広告代理店に自分の身を置き続けるのは危険だと僕は思っています。

僕がフリーランスになった5年前なら、まだ多少は我慢の時代だったのかもしれないのですが、今は全国総フリーランス時代、広告代理店を通さずとも信頼を得られるし、それでコストが削減出来るなら大喜びの企業が沢山増えています

企業の信頼だけではなく、個の信頼も十分価値のあるものになっているので、自分の実力を過信し過ぎるのは良くないと思うのですが、広告代理店に依存するような時代でないことも理解しておいてください

搾取されていると感じたら迷わず独立すべき。

もうこの時代、個人レベルでも出来ることは無限にあると思うので「自分の実力以上に搾取が目立つ」という環境で働いているのであれば、その会社がよっぽど良い条件を提示していない限り、迷わず独立した方がいいと思います。

個人の信頼は、その時間で計れるものではないですが、個人で活動する期間が長ければ長いほど実績も作りやすいし、信頼を持ってもらいやすいです

そういった意味で行動は早い方が良いし、皆さんが想像しているよりも努力は必ず報われるし、それこそやりがいのある未来はそこにあると思います。

フリーランスはもちろん辛さや不安が尽きることはありませんが、その反面、感動も人一倍沢山味わえるのもフリーランスです。

1歩踏み出すことはなかなか難しいかもしれませんが、大丈夫です。

完全独学で就職もしたことがない僕にでも出来ました

一緒に頑張りましょう。

では、またね。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer