現代のクリエイターのポートフォリオ(制作実績)について思うこと。
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現代のクリエイターのポートフォリオ(制作実績)について思うこと。

2021.12.09
2021.12.09

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

デザイナーになると志した時に、よく「(デザイナーなら)自作のポートフォリオを作れ!」とか「作ったものをSNSで発信しろ!」と言われたりしました。

確かに「ポートフォリオ(制作実績)」はクリエイターにとって大切なものであることには変わりないのですが、そのカタチに関しては少し変わって来てるんじゃないかなと思いました。

ということで今回は、現代のクリエイターのポートフォリオ(制作実績)について思うこと、についてお話ししたいと思います。

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薄っぺらいポートフォリオの続出。

SNSが発達して自己発信が容易になった中で、いわゆる「映え(ばえ)」みたいな風潮が高まりつつあって、「それっぽいことをそれっぽくやっている」といったような投稿がチラホラ混じっているように感じています。

僕もまだまだペーペーではあるんですが、「流石にこれは仕事にならんだろ!」みたいなクリエイター(や制作会社)が沢山見受けられるんですね。

僕が約6〜8年前くらいに、ド素人の状況から仕事を受け出して来たようなクオリティの作品を、SNSの発信で良い感じに見せている薄っぺらいポートフォリオが続出して来たんです。

もちろんそこから成長していける部分があるので、否定しているわけでは決してないのですが、カメラアプリで撮った目がちょーデカくなったりするように、「お金稼ぎのためのポートフォリオの映え(誇張表現)」はいかがなものかなーと違和感を感じているような感じです。

実績が増えたことで依頼数が増えた。

僕が最近思うポートフォリオの感覚として、すごく分かりやすい部分だなと思ったんですが、例えば、僕の作品を「新しいお客さん」が見るのは、クライアントさんの制作物を通じて見てもらえることが多いんですね。

そこで「このパンフレットどこで作ったんですか?」と言った感じでクライアントさんが聞かれて、「福井さんという自社専属のデザイナーが作ってます!」と言った感じで仕事の依頼が来るといった形が最近は多かったりします。

これまで作ったものの数は数えてないんですが、そういった、自分が(作り終わってからは)関与してない作品だけが一人歩きしていき、新しいお仕事に繋がっているなんてことが結構あったりするんですね。

ポートフォリオは個人のものだけじゃなかった。

一応、僕個人のポートフォリオはあったりするんですが、アクセス数なんかを見ていてもそこまで大したアクセスはありません。(基本的には見られてない)

そんな中で感じたのは、僕の品を展示出来る場所はやっぱり自分のポートフォリオだけじゃないってことですね。

SNSなどで「こんなの作りました!」と作例を載せるのはもちろん大切なことなんですが、そんな自己発信よりももっと強力なのが「口コミ」で、口コミを生むための作例の掲載方法が「クライアントさんの作品として見てもらう」ってことだったんです。

ポートフォリオよりも強力な「口コミ」を侮るな。

要するに、僕の作った作品は、クライアントさんから「新しいクライアントさん予備軍」に半自動的に見てもらうことが出来ている状態であって、そこで何をしないといけないかと言えば「シンプルにクオリティを上げる」ということなんですね。

最近は、SNSが発達して自己発信が簡単になったり、今でも(デザイナーなら)自作のポートフォリオを作れと言われる風潮もあったりするんですが、基本的には「クオリティ主義」は変わっていなくて、そこにプラスアルファで「人間性」が問われるわけですね。

失敗する多くの人は、この便利になった自己発信を「楽する方法」で使っているので、結局そこで見つかったとしてもクオリティが低ければ受注には繋がらないわけです。

クリエイターの入り口としてまず「面白い人だなぁ」ではなく、「この作品を作ったのは誰ですか?」とならないとダメなことは変わらないと思うので、中途半端なクオリティで自己発信している暇があるのなら圧倒的にクオリティを上げる努力をした方がいいと思いました。

きっとその先のアウトプットとして自然に吐き出すことが出来るメッセージが、新しいお客さんに届くんだと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer