【コンテンツのクオリティ】自分の作品が評価される場所を考える。
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【コンテンツのクオリティ】自分の作品が評価される場所を考える。

2021.01.11
2021.01.11

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信しています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

今回の内容は、僕が専属なんかで契約して頂いているクライアントさんにとっては、もしかしたら勘違いを生んでしまう内容になり兼ねないんですが、そういう気持ちは一切ないのでご理解ください。

今回僕が伝えたいことは、クリエイターとしての心構え的な部分であり、それを実行すること自体は、今のクライアントさんを勝たせることにもなるし、未来のクライアントさんを引きつけることにも繋がるよということです。

ということで今回は、「コンテンツのクオリティ自分の作品が評価される場所を考える、というお話をしたいと思います。

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クリエイターは作るプロであり、届けるプロではない。

今回のお話は、個人でクリエイターをやっていて、自分の個性を売りにして、それを自分で売っていかないといけないという人に対してではなく、どちからといえば依頼されたものを受注してお仕事をされる方や、組織に所属してクリエイティブを担当されている方なんかに当てはまることだと思ってください。

クリエイティブを作る上で、自分の意思ではなく、クライアントからの依頼で、それに依存する作品を作る上でのクリエイターとしての役割は、作ることが全てであり、基本的に届けるという部分までを管轄としていません。

要するに、自分独自のアートを全世界に広めたいと言っているクリエイターと、誰かに頼まれてクリエイティブを作るクリエイターとではお仕事をする上での立場が違うわけですね。

そんな中、届けやすいコンテンツを作るという感覚を持って作る必要はあるにせよ、それを届けることは依頼者自身のお仕事であって、そもそもクリエイターのお仕事ではないんです。

これは要するに、クライアントから「あなたのコンテンツは伸びないですね」と言われることがあっても、そこは「届ける努力をしていない自分の責任ですよ」と言いたくなる部分でもあったりします。(ホームページを作っただけで伸びると思っているような人です。)

得意不得意を見極めてコストや役割を決める。

個人でやっているならまだしも、チーム戦として戦っているのであれば得意不得意があって当然で、基本的にはそれぞれが得意分野でのお仕事をそれぞれが担当していると思います。

ここで1番重要なのは、例えば「作る人」や「届ける人」そしてそれを「指示する人」なんかに適材適所分布させるということで、作るプロの人に届けることを任せたり、届ける人に作ることを任せたりしている経営者は恐らく上手くいっていないと思います。(基本的にはそんな人いませんが。)

ただ、業務がマルチになっていったり、クリエイティブに関しての考え方が違えば、ここの境界線があやふやになり、クリエイティブが届かない責任が全てクリエイターに来てしまうことがあるんです。

要するに、今考える上で「最高のクリエイティブ」を作ったとしても、それが公の場でユーザーに見られない責任を「コンテンツが良くないから」と判断され、クリエイティブの質に依存し「届けようとしていないこと」に関しては誰も指摘しない状況になっていたりします。(最近で言えば偶然バズるという感覚がそうなのかもしれない。)

僕はこれを大きな間違いだと思っていて、やっぱりチーム戦になれば「作る人」がいれば「届ける人」もいて当然なので、1つのコンテンツを作って届ける上で、それぞれの得意分野での分担は必要で、例えば「届ける人」の人材が不足しているのであれば、そこを見極めてコストを掛ける必要があると思います。

自分の作品を見た人に与える印象を徹底的に高くする。

このお話は、今僕がお仕事をしている組織がそういう組織だと言っているわけではないのですが、そもそもフリーランスデザイナーとして活動していく上で、必ずしも約束された立場があるわけではなく、僕らは未来の仕事のために自分を売っていき続ける必要があるんです。

要するに、業務委託が基本の僕らにとって安定というものはなく、自分が作るコンテンツが見る人に与える印象を常に考えていく必要があります

その上で、そのコンテンツがどういう人に届けるためなのかを明確にしないといけなくて、今やっているクリエイティブが、それこそクライアントのご機嫌を取るためなのか、はたまたそのお仕事の先にいる未来の誰かなのかをしっかりと見据えた方がいいという事です。

その為には、常に最高のクオリティのクリエイティブを提供し続けることが大切なんですね。(当たり前のことですが。)

自分を生かせるチャンスはどこに転がってるかは分からない。

僕は過去に、フリーランスデザイナーを始めた当初、お金が稼げないような時期に、今思えばお客さんを馬鹿にするような商売の人達とお仕事をしていることがありました。

ですが、そこで求めらていることは総じてデザイン費用の「安さ」で、僕の作るクリエイティブの質の高さというよりは、完全にコストをいかに抑えられるかだけを要求されていました。(良いものを安く作れよ的な。)

ただ、クライアント依存のお仕事をしている僕らにとって、自分の作品のクオリティの発表の場がそこにしかないのであれば、そこで「安さに対する手抜き作品」を出すのではなく、「未来のクライアントのためのアピールの作品」にする必要があるんですね。

これは、あくまで今のクライアントとのお仕事を踏み台にするという訳ではなく、現状に甘んじて手を抜くよりも、もっと先を見て常に高いクオリティの作品を生むことを考えた方が良いということで、結果的にそういう姿勢が今のクライアントのためにもなるということです。

僕はデザイナーとして活動し始めた当初に「フリーランスに信用はない」とか「企業に属していない人間に仕事は頼めない」と言われ続けてきました。

ただそんな中でも「いつかフリーランスとして企業と仕事してやる」という気持ちを持って、常に先の先にいる未来のクライアントのために自分を高めてきたことで、今は企業を相手にお仕事させてもらっていますし、どんどんとその規模は大きくなって来ました。

それは、自分の生みだそうとするコンテンツが「クライアントのご機嫌伺いの作品」なのか「より多くのユーザーに響く作品」なのかで変わって来て、常に後者を意識して、絶対に手を抜かないかが大切だと僕は思っています。

この世の中、どこにチャンスが転がっているか分からないので、自分のコンテンツが「誰に見られているか分からない」ということを常に意識して、今自分がやっているお仕事に取り組んでほしいなと思いました。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer