【ビジネスアレンジ】インスパイアと丸パクリとでは成長に差が出る。
どうも、コウタです。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,400日(2020年10月現在)を突破しました。
フリーランスデザイナーとして活動を初めて5年が経ち、下積み時代を合わせればもうかれこれ10年くらい色んな人のデザインを見まくってきました。
「これ良いなぁ」と思ったものは、とりあえず模写(コピー)して全く同じものを作ってみたり、経験もスキルも伴っていない最初のうちは、上手な人の真似をしながら勉強をしていました。
クリエイティブの世界でもこういった流れが基本の中、おそらく他のビジネス業界も同じ感覚だと思っていて、この世の中にあるほとんどのビジネスが、元々誰かが考えたビジネスモデルのアレンジだったりすると思います。
そんな中、アレンジの考え方1つで成長する人と、成長出来ない人がいると思ったので、それを皆さんに共有したいなと思いました。
ということで今回は、「ビジネスアレンジ」インスパイアと丸パクリとでは成長に差が出る、というお話をしたいと思います。
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久しぶりにSNSで昔のクライアントを見て悲しくなった。
先日SNSで、僕がフリーランスとして活動を始めた初期の初期くらいお仕事をしていたとあるクライアントさんの投稿を立て続けに偶然発見して、少し悲しくなったことがありました。
当時からはもう4~5年経過していて、僕は順調にステップアップしていってるんですが、その方々は正直、一切成長しておらず、(迷走という名の)試行錯誤を繰り返している感じでした。
その方が成長出来ない理由は明確で「ビジネスモデルの丸パクリ」だからです。
今思い返せば、過去のお仕事の依頼の時に「このお店のようにしてください」と、元々あるお店の写真を持って来て、お店の名前、ロゴ、店内の内装から全て、「これ、コピーじゃないか?」と思うくらいの再現性だったんです。
もちろん、元々人気のお店のビジネスモデルをパクってるので、失敗することはないのですが、オリジナルのお店よりも成功することもありません。
これをビジネスと言い切って、失敗しないことが「調子が良い」と勘違いして、自分自身が成長していると勘違いしてしまうことが落とし穴なんですね。
丸パクリのビジネスマインドに先はない。
正直、丸パクリのビジネスマインドに先はないと思っていて、オリジナルのビジネスモデルを超える瞬間なんて絶対にあり得ません。
某大国が、日本製品の真似をして作る製品が、日本の製品よりも機能的に優れていることがないように、せいぜい出来ることといえば、コストを下げてコスパが良い製品として販売することくらいでしょう。
要するに、その製品は二番煎じも二番煎じで、クオリティ面では絶対にオリジナルを超えることが出来ないわけです。
ここでオリジナルを超えるためには、ビジネスモデルを丸パクリする考えを改めないといけなくて、改めるためには圧倒的に学ぶことが必要になってくるんです。
自分自身の芯(オリジナル)にインスパイアを繋げるということ。
ここで大切になってくるのが「自分自身に芯を持つこと」で、ここがしっかりとしていないと丸パクリの螺旋から抜けることは出来ません。
例えば、自分自身の芯として「白米の素晴らしさを伝えたいという想い」があったとして、そこにファストフードのビジネスモデルをインスパイアしたとすれば「おにぎりのファストフード店のビジネスモデルを考える」となりますよね。
これを、白米にこだわりもクソもない人が「おにぎりのファストフード店」が人気だから真似してみようというのが失敗例で、白米にもファストフードにも知識やこだわりがない人間が考えるビジネスモデルが成功するはずがないんです。
僕がデザイン1本で仕事が回っているのも、デザインが好きだからこそ、日々の生活の中で、広告やチラシのデザインを見たり、ツールの使い方を学んだり、デザインについて繰り返し学んでいるからなんですよね。
ここの感覚として、実はインスパイアと丸パクリでは成長に大きな差が出て来てしまうということです。
インスパイアと丸パクリで生まれる成長の差を理解する。
“インスパイアするということは、学びの概念の幅を広げるということ“に繋がるんですが、”丸パクリのマインドではオリジナルに依存するということ“になってしまいます。
そこで必要になるのが「自分自身の芯(オリジナル)」で、このオリジナルに肉付けしていく形でのインスパイアを繰り返していくことで、自分の成長を大きくしていくような感覚です。(説明が難しいですね)
要するに、雪玉を転がしていけば大きくなるような感覚で、自分自身のオリジナルは1つの球で、インスパイはすることはあたり一面に広がる(これから転がすことで大きくなっていくであろう)雪なんですね。
ただその一方、丸パクリ自体が1つの球にあたるので、丸パクリしたことによって、そこから球を2つ転がしていかないといけなくなるんです。
丸パクリをしまくっている人は、この転がす球が3つ、4つ、5つと知らない間にどんどん増えていることになっている反面、そのマインドを取り込むのは自分自身だけだったりすることが多いので、せいぜい成功したとしてもその中で1つか2つくらいが限界でしょう。
こんな風に、それぞれの球に専門家を置いて伸ばしていくならまだしも、自分が仕切っている中で多くのビジネスモデルを抱えて、成功のビジネスモデルをパクることで「失敗しない = 売れている」と勘違いしている人は、周りから見れば同じことを繰り返していると見えるわけです。
クオリティが均衡している社会の中で、オリジナルの要素が重要になってくるので、これからの時代、丸パクリのビジネスモデルで成功することは難しくなると思います。
今、自分が考えるビジネスモデルに自分の芯が入っているかを改めて考えてみてください。
一緒に頑張りましょう。
では、またね。