クライアントの要望をヒアリングから汲み取り続けた先にあった世界。
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クライアントの要望をヒアリングから汲み取り続けた先にあった世界。

2023.01.29
2023.01.29

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

僕がお仕事で一番得意なことは何かと聞かれた時に答えるとすれば、それは「ヒアリング」だと答えると思います。

ただヒアリングが得意でも、それを形にする再現性がなければ意味がないのですが、それも踏まえてのお話になります。

ということで今回は、クライアントの要望をヒアリングから汲み取り続けた先にあった世界、についてお話ししたいと思います。

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ヒアリングが得意ということはどういうことか。

で、まず最初にヒアリングが得意ということはどういうことかを説明すると、僕の感覚としては「重要なキーワードを引き出す」ということです。

そのキーワードがパズルのピースだとして、そのピースを組み合わせた時に1枚の絵が完成している状況が僕の中でのヒアリングが完了したという状態だということです。

そんな感覚でヒアリングをしていると、ヒアリングが終わった後にデザインで迷うことはなく、むしろヒアリングが終わった段階でデザインは完成しているといっても過言ではありません。

それを実現させるためには、圧倒的な引き出しの数が必要になるんですが、それがどういうことかを説明したいと思います。

再現性は引き出しの数で決まる。

冒頭でもお話ししたように、ヒアリングからそれに伴う技術力による再現性が必要になるのですが、それには自分自身の引き出しが必要なんですよね。

クライアントさんからのヒアリングの中で出たキーワードの中で、自分自身から自発的に「こんなのどうですか?」と言えないことにはそこで答えが出せないんですね。

いくら汲み取れる能力が高かったとしても、お仕事をする上では自分の中だけで完結するのは形式的にも良くなくて、そこで生まれるのは「思ってたのと違う」ということなんです。

そうならないためには、実際にヒアリングをしている段階で「こんな感じですか?」と聞けるのが信頼を生むわけで、答えがないクリエイティブの中でのイメージ共有の精度を限りなく上げることが出来るんです。

デザインサンプルを3つもらえばイメージを掴めるようになった。

そんな感じの意識を持って、もちろん普段からデザインの引き出しが多くなるような学びを繰り返していた結果として、僕の強みはヒアリングだということになりました。

ここで言いたいのいは、クリエイターのお仕事はクライアントの度肝を抜くことがお仕事ということだけではなく「クライアントのイメージを形にする」ということがお仕事の前提だと思ってるんですね。

で、それをヒアリングの段階で分かった上でお仕事を進めるのと、分からないまま想定でお仕事をするのでは作業スピードだけでなく結果にも影響することになるので、まずはそこで掴めるか否かが問題になるんです。

僕は生粋の無駄が嫌いなコスパ人間なので、二度手間とか数案を作って捨てるアイデアを作るなんてことが大嫌いなものですから、最初の段階からイメージを合致させた方が良いって考えに至ったんですね。

クライアントの要望をヒアリングから汲み取り続けた先にあった世界。

今回のお話で僕が最後にどういう風にまとめたいかと言えば、僕はそれを繰り返した上で新しい未来があることに気付きました。

8年近くフリーランスとして活動している中で、長くクライアントさんとお付き合いしていく中で、お仕事の前にはヒアリングはある程度するようにしているんですが、ほとんどの場合「任せます」としか言われなくなったんですね。

先日も、名刺を作って欲しいとの依頼があったんですが、その中で「フォントはどうしますか?」と聞いても任せます、「縦横どちらの形にしますか?」と聞いても任せますと言われました。

紙質も加工も全て任せた上で「リッチな感じにしてください」とだけ言い残され、お見積りもぶっ飛ばしてさっさと作業に移ることになったんですね。

で、こういうのは側から見れば良くないことなのかもしれないのですが、僕はこういう状況が究極の信頼関係だと思っていて、そういう期待に応え続けるのが真のパートナーなんだと改めて感じました。

自分の頭の中を形にしてくれるお仕事のパートナーに出会うのは難しいと思うんですが、そういった阿吽の呼吸でお仕事を出来る人は大切にした方がいいなと感じました。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer