【表面的な価値】本物がどれかを見極める力とまずは疑う心。
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【表面的な価値】本物がどれかを見極める力とまずは疑う心。

2020.12.04
2020.12.04

どうも、コウタです。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,400日(202010月現在)を突破しました。

皆さんは商品を選ぶ時、何を基準で選んでますか?

値段(コスパ)、パッケージ、付加価値などなど、色んな理由でその商品を選んでいると思うのですが、商品とは物だけでなく、それは僕のようなフリーランスを選ぶ時も全く同じです。

僕は仕事柄、商品のパッケージを作ったりすることもあるんですが、パッケージデザインは内容が作り込まれたものでも、商品の中身がすっからかんなんてこともよくあります。

そもそも商品には興味がなく、パッケージが可愛いからといった理由で購入する、いわゆるパケ買いってやつですね。(デザイナーとしては本望です)

ただ、このパッケージに依存して、中身の伴わない商品や、誇張し過ぎている商品、ウソを隠している商品なんかを、過去に依頼されて来た仕事の依頼の中でもよく見かけます。(そういう人とはすぐに仕事が切れます)

ということで今回は「表面的な価値本物がどれかを見極める力とまずは疑う心についてお話ししたいと思います。

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人の心は商品に乗り移る。

僕は「言葉をデザインする」というテーマを持ってデザイン活動を行なっていて、1つひとつのデザインにメッセージを込めるべく、思いやりを持ってデザイン制作を行なっています。

嬉しいことに、僕が作るデザインは「見やすい」「分かりやすい」と言ってもらえることが多く、「伝わりやすいメッセージ」として、お客さんに評価してもらっています。(その反面アーティスティックなのは苦手です)

僕は仕事に関しては潔癖だし、同じ人間であるお客さんが手に取るものが「分かりづらい」ということは絶対にあり得ないので、自分の我を通すことよりも、まず第一に「見る人の気持ち」を最優先して仕事をしています。

そんな風に、クリエイティブの世界だけではなく「人の心」というのは、しっかりと商品に乗り移り、それが相手にも伝わるということです。

おばあちゃんの作るおにぎりが美味しいのはきっとそのせいだと思います。

食品を取り扱う人間がめちゃくちゃ不潔だった。

おばあちゃんのおにぎりの話の次に不潔な話をして申し訳ないのですが、過去に食品を取り扱っている方からの仕事の依頼があったのですが、この方がめちゃくちゃに不潔だったんですね。

どれくらい不潔かというと、家の中は電気も付けずに真っ暗で、猫を数十匹放し飼いにしていて、そこに商品も置いてあったりするんですね。(そこらへんで糞をする)

商品の撮影を自分でされたりするんですが、袋から取り出して撮影し、撮影が終わったら元に戻してとやっているんですが「それ絶対猫の毛入ってるよー」って感じの最悪な感じです。

もともと僕が潔癖な部分が強めだったのもあったのですが、その打ち合わせの日の夜にランニングをしている最中に、思い出して気持ち悪くなり、吐いてしまったことを覚えています。

ただ、その方は人として決して悪い人ということでもなく、恐らくそれが不潔であるということを自分では気づいておらず、商品に理念や想いを持ち、仕事に対しては真面目といった感じなんですね。(でもうーんって感じ)

高級商品が清潔だとは限らないと疑うようになった。

その方が取り扱っているものはいわゆる「高級品」で、僕らが一般的に常用出来るような代物ではありません。

僕らが商品を買う上で見れるのは、どれだけ頑張っても生産者の顔や想いなどまでで、プライベートを見ることが出来ません。

表面的なパッケージやその商品に対する理念や想いだけを知ったら、ぜひ一度買ってみようとなりますが、僕は仕事をする上で、その方のプライベートを垣間見た上でその商品を買おうとは思いませんでした。

要するに商品が高いからといって、パッケージが素敵だからといって、それに見合ったものが後ろにあるとは限らないんですね。

僕はこのことから、商品の裏をもっと良い意味で疑う必要があると思ったし、自分自身の人間性や作り出す商品の質にはしっかりとした責任を持たないといけないと改めて思いました。

いくらクライアントでも、そういう商品を提供している方を、僕の知り合いに紹介することは絶対にありません。

本物がどれかを見極める力。

正直なところ、僕はその方と初めて出会った時から、感覚的に人間性に少し違和感を感じていて、この違和感を感じれた理由は「経験」以外に考えられません。

こういった感覚的なものは、天性のスキルではなく感覚的な部分に依存すると思うので、まずは多くの人に出会い、一人ひとりしっかりと向き合っていくことが大切だと思います。

僕が思う、本物とは商品のクオリティではなく、やはり人間性で、人間性が伴ってさえすればクオリティは後からいくらでも伸ばすことが出来ると思ってます。

表面的な価値(パッケージ)に騙されず、しっかりとその先にあるクオリティを見極めて、その商品が単発のものなのか、永続的に利用出来るものなのかをしっかり見極めてほしいなと思います。

僕はお仕事としては割り切って仕事を全うする(クオリティは手を抜かないです)ことはありますが、こういう方とは長く続かないか、1回きりと割り切って仕事をさせてもらうようにしています。

本物を見極める力、一度、商品を手に取った時に冷静考えてみてください。

一緒に頑張りましょう。

では、またね。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer