誰にでも伝わる「想いのある仕事」をすることの大切さ。
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誰にでも伝わる「想いのある仕事」をすることの大切さ。

2021.02.05
2021.02.05

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

今回は「仕事に対する想い」についてお話ししたいと思うんですが…

先日、友人から連絡が来て「どんな仕事してるの?」って感じのことを聞かれたので、僕の製作実績なんかを送ったんですが、めちゃくちゃ評判が良かったんですね。(普段から友人に実績を見せることなんてないので…)

で、言われたのが「想いの込もった仕事するね」って感じのことを言われたんですが、その人は全然デザインに詳しくない人だったのにってこともあり、それがすごく嬉しかったんですね。

ということで今回は、誰にでも伝わる「想いのある仕事」をすることの大切さについてお話ししたいと思います。

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クリエイティブにおいて素人目で分からない部分が多すぎる。

今回、友人からのリアクションの中には「デザインに関する知識」なんてものはなくて、どれくらいないかと言えば「明朝体とゴシック体の違いも分からない程度」といった感じです。

そんな中で友人に伝わったのは「作品に込められた想い」ということで、もし自分も何か作りたい時は是非お願いしたいと言ってくれました。

要するに友人が感じた感覚は、「よく分かんないけどなんか良い」ってことで、僕はこの感覚を相手に持ってもらえるものを作ることが本当に大切だなと感じました。

言語化出来ることと出来ない事がある。

デザインの話で言えば、「明朝体」を使うことで落ち着いた高級感のあるイメージを作れて、「ゴシック体」を使うことでガッシリと力強いイメージが作れるなんてことが言えると思うんですが、これって皆んなが皆んな理屈を理解してるわけじゃないですよね。

僕はダンスがめちゃくちゃ苦手なので、手足を同時に違う方向に思い通り動かすこととか出来ないし、さっきの明朝体やゴシック体の説明のように、その動きを「言語化」することは出来ません。

むしろ、ダンスを上手く言語化した説明を受けたところで、僕にそれを理解する知識や経験がなければ「あ、なるほど!」とはならないわけです。

それが出来ていれば、僕が普段から発信している「継続のメリット」なんかも、経験していない人にもすぐに伝わることになると思うし、そうなればきっと皆さん、今日から何かしらの継続をし始めると思います。

要するに「こうすれば良いよ!」と周りから言われたとしても、それを自分に落とし込もうと行動に移せるほど、僕らは「知らないこと」を言語化して飲み込む事が出来ないんです。

「よく分かんないけどなんか良い」を作る能力。

ただ、友人が感じてくれた「よく分かんないけどなんか良い」を作る事が出来たのは「偶然か?」と言われると、僕はこれは「狙ってやれること」だと思っています。

その方法は、圧倒的に「相手の気持ちになること」で、僕はクリエイターとしての技術よりも、きっとこの能力が振り切って高いと思っています。

要するに自分の好きなものをただ高い技術で作るのではなく「相手の目に見えている(頭で想像している)もの」を作るという技術ですね

もちろん相手はそれを言語化出来ないので、ざっくりと「こんな感じ!」としか伝える事が出来ないと思うんですが、そんな中でも「理想の最適解を作り出す能力」です。

僕は多くのクリエイターの仕事を見てきましたが、これが出来ている人は本当に少なくて、大概の場合「自分の好きなものを自分のスタイルで作っている人(もしくはそれしか出来ない人)」が圧倒的に多いんですね。

ただ、それがダメなことか?と言われたら決してそうではなく、その方法で結果を残していくことも1つの方法だし、そういうクリエイターさんももちろん沢山いらっしゃいます。

僕がクリエイターとして成り上がったルーツにあった答え。

この「相手の理想を作る」という能力は、クリエイターとして生き残る上で、本当に大きな力になるものだと僕は思っています。(前にも言いましたが、自分のやりたいことと相手がやりたいことは必ずしも一緒ではないので。)

で、僕はこの能力に自信があると言いましたが、これは僕がクリエイターとして、今日まで成り上がったルーツに答えがありました。

僕をデザイナーとして初めて世の中に出させてくださった恩人の方が、昔僕に仕事を頼んでくれる時の頼み方が「信じられないほど感覚的」だったんですね。

ポスターを作ってくれと頼まれた時も、「なんか明るい感じ!」とか「ちょっと渋い感じ!」くらいしか言わないんですが、その反面「めちゃくちゃこだわりが強い人」だったんです。

そんな中で仕事をしてたもんですから、何回もボツになって、何回も作り直して、時には腹が立ってブツクサ文句言いながら仕事をしていたことも多々ありましたが、完成した時は毎回お互い凄くハッピーでした。(今では良い思い出です。)

そんな恩人の元で僕は「その人の気持ちになること」や「その人の見えてるものを想像すること」を、”二度手間になるのが腹が立つ”という理由で、知らず知らずのうちに学んでたんですね。

僕はすごくすごく遠回りをして、不器用に生きてきたと思うんですが、そういったところで経験した苦労や、試行錯誤して考え続けた日々っていうのは、確実に僕の能力として吸収されたと断言出来ると思います。

その作品を見たお客さんの「心が動いてるか」ということを、僕は今でも1番考えているので、作品を見せる瞬間は今でも毎回ガチガチに緊張します。

今回は、サービス提供者としてお客さんの理想をしっかりと言語化して、それを自分に落とし込んで形にすることで、自分は言語化出来ないお客さんに対してでも、「よく分かんないけどなんか良い」を作る事が出来るよってことをお話ししましたが、皆さんのお仕事で参考になる部分があれば嬉しいです。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer