クライアントワークでストレスを感じないためのリスクマネジメント。
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クライアントワークでストレスを感じないためのリスクマネジメント。

2021.03.02
2021.03.02

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

クライアントさんとのお仕事をしている中で、ホントに色んな方がいらっしゃるんですが、やっぱり人間と人間なので、その時々の対応でストレスを感じることはもちろんあります。

で、今回のお話は、決して愚痴ではないのですが、こういうシチュエーションになった時はこういう考え方をすることも大切だよということが伝わればと思います。

ということで今回は、クライアントワークでストレスを感じないためのリスクマネジメントについてお話したいと思います。

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クライアントさんの性格や性質を把握する。

とあるお仕事を頼まれているクライアントさんから「作業はどのくらい進んでますか?」と、結構な頻度でご連絡いただくことがあるのですが、僕はここで「いつでも作業を進められる準備はしています」とだけ返事をするようにしていました。

というのも、このクライアントとの過去のやりとりを思い返した時に「ギリギリまで内容が定まらない」という問題が多発する、というより毎回それが当たり前のことなんですね。

で、内容がギリギリまで定まらないのは別に良いんですが、問題なのは「途中経過を求めてくる」ということで、なぜ定まっていない内容に途中経過が必要なのかが僕には分からないので、あえて「作業は進めない」という判断を取っているということです。

結局なんですが、当初A2サイズ4ページの製作予定だったものが、最初の打ち合わせから2週間が経過した後に、A3サイズ8ページに変わりました。

その間、制作の途中経過を求められた回数は約3回で、ここにクソ真面目に1つ1つ制作過程を見せていたら、とんだ二度手間になっていたことを想像してもらえると思います。

意見がコロコロ変わるクライアントのお仕事はギリギリまで手を付けない。

で、今回お話したいのは「意見がコロコロ変わるクライアントのお仕事はギリギリまで手を付けない」ということを実践して正解したことの事例なんですね。

今回の場合、どれくらいヤバいかといえば、A2サイズで製作予定だったものが、A3サイズになるということで、普通の人だと「え?半分に縮小したら良いんじゃない?」って思うと思うんですが、そんな単純な作業ではありません。

サイズを半分にしないといけないということは「文字の大きさも半分になる」ということで、既存の構成のままだと読めなくなってしまう部分が出てきたり、「A2サイズだと1ページでいけた構成がA3だと2ページにしないといけない」という問題が起こって来ます。

そんな状況の中で、僕がA2サイズでの制作を目指して構成を考えたりしていたら、そこで考えたことって「デザインやフォントのイメージ」以外何も残らなくて、考えた構成はほとんど無駄になってしまいます。

なので、頭の中でイメージはしておくものの、それを実際に作業に移すことはせず、これに関しては今後も内容が確定するまで進める気は1ミリもありません。(ごめんなさい。)

僕が売っているものは「技術」で、決して「時間」ではない。

さっきも言ったように、A2サイズとA3サイズは倍の差で、A2でギリギリ読める構成は、A3では読むことは出来ませんよね。

こういうことを想像出来ない上に、さらに方向性が変わる可能性がある中で、仕事の速さを催促する資格は一切無いんです

これはどういうことかというと、僕がお金をもらって売っているものは「技術」であって、決して「時間」ではないということなんですね。

僕は「お金」よりも「時間」を有限だと思うようになってから、こういう場合に出てくる「捨てる時間」を極端に嫌うようになりました。

そんなことをしてる時間があれば、「今確実にやらないといけないこと」は僕には山ほどあるわけで、そっちを優先した方がダイレクトに助かる人が多いわけですね。

以前もお伝えしましたが、こういう「自分主体の考え」になる人と、「時間(僕の後ろにいる人)主体の考え」の人とでは、僕自身が忙しくなればなるほど、一緒にお仕事をする機会はどんどん減ってくると思います。

正直、作業量は倍以上なのに、実際に進んでるスピードは半分以下というスピード感の仕事では、僕の時間を同じ費用で依頼出来なくなってくるということが現実にあるからです。

ストレスを感じないためのリスクマネジメント。

今回のように「クライアントの性格や性質を把握する」ということから導き出した予測で、「二度手間を作らない(時間を無駄にしない)」ということは、ストレスを感じないためにすごく大切です。

実はこれ、すごく冷めた感じに感じると思うんですが、実際のところ「お互いにとってWin-Win」なんですね。

どういうことかというと、僕がここでクライアントの要望に応えてクソ真面目にサンプルを出していたら、きっと僕はこの仕事が終わったらストレスが爆発して、次から依頼を断ることになるかもしれないです。

そうならないにしても、この不信感によってクライアントさんとの関係は最悪になり、お互いをリスペクトしてお仕事が出来なくなるので、想いが上手く込められなくなり、結果的に「良いもの」を作ることは出来なくなってしまいます。

今回は、クライアントワークにおけるストレスを感じないためのリスクマネジメントって大事だよってお話だったんですが、僕自身も反対の立場に立った時に「自分の行動が相手にどういう影響を及ぼすか」ということを考えた上で行動したいなと改めて思いました。

お互いが、常にリスペクトし合いながらお仕事が出来るように、思いやりの心と想像力を持ってお仕事が出来れば良いなと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer