クリエイターを使うクライアントにプロとして知っておいてほしい現実。
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クリエイターを使うクライアントにプロとして知っておいてほしい現実。

2022.09.06
2022.09.06

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

先日、とあるマーケティングの日本有数のプロフェッショナルの方の発信を見ていて、改めて自分自身の境遇について見直す瞬間がありました。

1番重要なのは「いいものを作る」という部分なので、何か制作に対しての問題で心当たりがあった時に指摘出来るクリエイターでありたいなと思うものです。

ということで今回は、クリエイターを使うクライアントにプロとして知っておいてほしい現実、についてお話ししたいと思います。

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マーケティングの日本有数のプロフェッショナルの方の発信とは。

クローズドでの発信なので一部抜粋でしかお伝えできないのですが、マーケティングの日本有数のプロフェッショナルの方の発信を少し端折ってご紹介させていただきます。

デザインの素養がない経営者がビジュアルデザインに口を挟んで「デザイン費を浮かす為に…」という理由で自分でデザインするバカが後を絶たない。そのサービスを受ける「意味」の勝負になると、サービスを受けた人の「メンタルの設計」が重要で、それらを引き出してくれるのがビジュアルデザインなんです。

といった内容で、要するに「素人が自分好みのデザインを経費浮かすためにやってるんじゃないよ」って話で、これ信じられない人もいると思うんですけど、ホントにめちゃくちゃ多いんですよね。

ただ、そういうことをしている経営者に限って「たいして伸びてない」ってのが往々にして言えて、僕の周りでも「過去に興味があったけど今はなくなった人」というのがここ数年でチラホラ出て来ました。

プロのクリエイターに絶対にやってはいけないこと。

実際どういう風なことが行われているといえば、経費を浮かせるために自社の人間(パワポをちょっと得意に触れる程度)が、僕に質問をしてくるわけですよ。

「自分でここまで作ったんですけどアドバイスもらえますか?」とか「(パワポで作ったデータを渡されて)ここ修正してもらえますか?」ってことが、クリエイターにとってどれだけ屈辱的で腹が立ち、どれだけ挑戦的な質問か気付いてないんですよね。

心の中で「ダサっ…」って思っていても、正直そんな仕事に手を加えることも面倒でやりたくないし、僕はいつも「すごいですね!このままでいいと思います!」と軽く流すようにしています。

経営者は「経費が浮いた」で万歳かも知れないんですけど、結局そんな素人仕事のダサいデザインで惹きつけられる人ってたかが知れてるんですよね。(だから伸びないんだよ)

依頼者はスピード感を舐めてはいけない。

あともう1つ重要なことは「スピード感」で、これに関してはリスペクトを持った間柄であっても出来てないことがホントに多いです。

「制作スケジュール」はクリエイティブ制作において大切なことで、例えば「納期ギリギリ(急ぎの仕事)」とか「間が空きすぎる仕事」とかって、単純にクオリティを下げるということを知っていおいた方が良いんです。

仕事のスピード感が合わなくて起こる弊害として「間が開く度に内容を忘れる」ってことで、リスタートの回数が増えることで「アイデアの鮮度」と「モチベーション」が一気に下がることに気付かないといけません。

雨に打たれたのでシャワーを浴びて、スッキリした途端にまた雨に打たれないといけない用事が出来たとなると外に出るのが億劫になるのと同じで、リスタートって1番エネルギーがいるんですよね。

納期ギリギリの無茶振りとか、仕事が遅いことが原因で間が空いてリスタートが増えることは、シンプルにクライアントサイドが損するだけなのでホントに気をつけてほしいなと思います。

クリエイティブを舐めてる人はほとんど伸びてない。

僕のほとんどのクライアントさんはそんなことないんですが、ごく稀に今回のお話に出てくるような「勘違い経営者」がいたりして、そういう人に「クリエイティブって甘いもんじゃないのよ」ってことを分かってほしいなと思っています。

冒頭でもお話ししましたが、1番重要なのは「いいものを作る」という部分なので、僕自身もそれが出来ることがWin-Winだと感じてるからですね。

そういう部分で良い関係が築けているクライアントさんって絶賛急成長していますし、僕自身もやりがいを感じる仕事を提供してもらうことが多いです。

ここでの企業成長ってお金の問題ではなく人間的な部分が多くて、ある程度成功しちゃってる人は手広くいけばある程度伸びていってしまうので勘違いしちゃいがちなんですよね。(地方から都心に進出するとか)

でも結局そこで見られるのは「商品クオリティ」の次に「ブランディングクオリティ」になってくるので、やっぱり大きくなる企業ってそこにお金をしっかりかけてると思います。

そう考えた時から、僕は自分自身がプロのクリエイターとして胸を張り、素人から屈辱的な質問をされる度に「だからプロがいると思うのでプロに依頼されたらどうですか?」って言うようになりました。

そこで「今は経費が…」と頭を下げてくるなら無償でも手伝おうと思いますが、「とりあえずこれで行きます」的な感じだと、きっと伸び代もそこそこだと思うので、どうしてそこにプロがいるのか?ってことを経営者は考えた方がいいかなと思います。

情報社会でクオリティが均衡している中での入口として「商品のクオリティ」は当たり前なので、それ以外の要素に目を向けないと戦えない時代がやって来ています。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer