第2案を想定した制作がクライアントの満足度を上げる理由。
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第2案を想定した制作がクライアントの満足度を上げる理由。

2021.04.09
2021.04.09

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

僕は基本的に、クライアントさんと「これでもか!」というくらい綿密にヒアリングを重ねた上でデザイン制作を進めます

なので、僕の制作は基本的には1案で、良くある業者さんのように、2案、3案と色んなパターンを出すことを売りにすることはありません

ただ色んなケースがあるので、例え1案だったとしても「第2案を想定した制作」を心掛けるようにしています。

ということで今回は、第2案を想定した制作がクライアントの満足度を上げる理由についてお話ししたいと思います。

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第2案を想定しないといけないケース。

僕はホントにコレといって決まったお仕事をやっているわけではなく、ロゴ制作、WEB制作、動画編集からプレゼン資料作成など色々なお仕事のご依頼をいただいています。

そんな中で、結構な確率で「第2案を想定しないといけないこと」が起こりやすいケースがあります。

それは「クライアントさんの環境依存の制作」の時ですね。

要するに、デザインで良くある「フォント問題」や「ツール問題」のことで、例えば、僕のパソコンに入っているフォントを使って、どれだけオシャレにデザインしても、クライアントさんのパソコンにそのフォントが入っていなければ、別のフォントに置き換えられてしまうんです。

そうなってくると、せっかくのデザインが台無しになるので、それを未然に防ぐために「予めお互いの持っているフォントを照らし合わせておく」ということが必要になり、ある意味で”デザイン制作に制限がかかってしまう“ということになります。(ツールもクライアントさんが持ってなければ使えない。)

これは、僕が作ったデザインを「クライアント側で編集したい」という時に起こりうることで、完成してからも、編集は僕自身が行うという時には起こらない問題です。

第2案を効率的に考えるために。

そんな時に考えておいた方がいいのが「制限された中でのデザイン」と「制限がない場合のデザイン」で、基本的に僕の場合は、制限がない場合のデザインを作ることがほとんどなんですが、先ほど言ったような状況の場合にはこれを考える必要があります。

デザイン制作を行っている方なら分かると思うのですが、例えば「パワーポイントでの制作」と「イラストレーターでの制作」があって、そもそもここでツールとして出来ることって違っていて、デザイン部分だけでいうと出来ることが大幅に限られて来るんですね。

そういう時に「パワポ(パワーポイント)で出来る範囲」と「イラレ(イラストレーター)で出来る範囲」があると思うんですが、例えそれが「パワポでの制作依頼」だったとしても、制作の際には「パワポならここまでしか出来ないけどイラレだったらこうしよう!」と考えておくといった感じです。

ツールの内容的なことを詳しく話しても分からないと思うので、ここでは割愛させてもらいますが、そんな感じで、環境に応じた第2案、第3案を頭の中で描いておくことは本当に大切だと思います。

第2案を考えることはレスポンスの早さにつながる。

そして、環境に応じた第2案、第3案を考えることは「レスポンスの早さ」に繋がります。

僕のように1案だけの制作を行っていると、クライアントさんから「この部分が気に入らない」と指摘されることがあるんですが、こういう時にこそ、第2案、第3案を想定した制作が生きてきます。

要するに、修正依頼が入った時に「すぐに代替え案を提示することが出来る」ということですね。

加えて、ツールを越えた想定(パワポとイラレ両方を考えておく)をしておけば、最悪「このツールであればこんなデザインが出来ます」と提案することも出来て、場合によっては「そっちの方が良い!」となったりすることもあります。

ここで「クライアントさん側で編集の仕事」から「僕が編集する仕事」に代われば、継続的な案件として繋がり続けることが出来るので、そういったメリットも生まれたりします。

クライアントの満足度を上げるために。

これまでお仕事をしてきた経験の中で、クライアントさんが何よりも喜んでくれるのは「選べること」だったりします。

僕は基本的に1案でしかお仕事をしないのですが、状況に応じて、第2案、第3案をレスポンスよく提供することが出来ればクライアントさんの満足度は一気に上がります

そんな「選ぶ」をクライアントさんに与えられるようにするためにも、実際にそれを形にすることはしなくても「頭の中に描いておく」ことや、忘れないように「紙に描き出しておく」ということはすごく大切だと思います。

複数案を頭で練る作業は、自分の引き出しの数で決まってきたりするので、必然的に普段から多くのものを見る必要が出て、自分の成長にも繋がります。

頭の運動やゲーム感覚でも良いので、第2案、第3案をイメージしながら制作に取り組んでみてください。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer