4年以上更新していないポートフォリオの作品を見て依頼が来る不思議。
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4年以上更新していないポートフォリオの作品を見て依頼が来る不思議。

2022.08.15
2022.08.15

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

クリエイターにとって、特に初見の相手からの指標になる「ポートフォリオ(制作実績)」というものを基本的には作っておいた方が受注率は上がります。

どんなものを作った実績があるのかが分からないまま依頼するのは、信頼関係の出来上がってない間柄にとっては冒険な訳なんです。

ということで今回は、4年以上更新していないポートフォリオの作品を見て依頼が来る不思議、についてお話ししたいと思います。

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4年以上も更新していない制作実績。

僕の「ポートフォリオ」は多分4年前くらいにリニューアルをしてから全く触っていなくて、実績の追加も同じかそれ以上に更新が出来ていない状態なんですね。

というのもお仕事が忙し過ぎて、自分のサイトを更新してる暇があったらクライアントの依頼の時間に充てたいというのが事実で、そんなこんなで4年ほど全く動いていないわけです。

お仕事を全くもらえていない(言い方が悪いけど暇な)時間を使ってでしかそんなことってなかなか出来ないと思っていて、いざある程度軌道に乗ってしまえばポートフォリオの更新は滞ってしまうと思うと思ってます。

なので僕の持論では、ポートフォリオの更新が止まっているけど忙しくしている人というのが「本当に仕事が出来る人」だと思っています。

それでも僕が制作実績を見てもらいたい理由。

正直な話を言えば、僕の4年以上前の実力を制作実績としてあげているわけなので、今の僕の技術から見て比べたら、足元にも及ばないというのが正直な感想です。

なので僕は、新規のお客さんに実績を見せてくださいと言われたら「僕ってこんなもんじゃないよ」ってことを心の中で思いながらURLを共有しています。

ただ、お仕事のクオリティは今の方が圧倒的に高くとも変わらない「想い」という部分があって、ここさえ伝わればお客さんには「良いものを作る人だ」というのが伝わるので然程問題はないわけですね。

作品に宿る、そして作品から滲み出る「想い」を込められるデザイナーというのは、僕の知っている限り数少なく、僕が1番クライアントさんから評価される部分がそこだったりするんですね。

多くの人は「想い」に対して信頼を感じている。

人間の感情って、言葉に表すことは難しいと思うんですが、潜在的な意識の中で感じる想像力はみなさん持ち合わせていると思っています。

で、僕の作品の多くは「良いデザインだなぁ」というシンプルな印象を相手に与えるのではなく、「きっとクライアントが喜んでるんだろうなぁ」という印象を与えられると思っています。(そういう作品を選んで実績に載せています)

見てくれた人の、そういった潜在的な意識の部分に語りかける想いの詰まった作品を見せることで、見た人の多くはそこに信頼を感じてくれると思うんですね。

言葉に出来る人はなかなか少ないと思うんですが、僕がクライアントさんからよく言われる言葉は「福井さんの作品って何か良いんだよなぁ」って感じで、これは僕自身が命を削って込めた想いが滲み出ている証だと思っています。

お金稼ぎの為だけの仕事は見たら1発で分かる。

パッと見て何も響かないかっこいい作品って沢山あるし、そういう仕事のスキルで「今なら副業で〇〇円〜」とうたって広告を出している人たちの作品を見ると、正直吐き気がしてしまいます。

そんな想いで仕事をしているからこそ、僕は「お金稼ぎの為だけの仕事」を見れば1発で分かっちゃうわけです。

僕とそういう人達の違いは次回に深掘りするとして、やっぱり自分が作品に込めた思いっていうのは伝わるわけですね。

最近よく「福井さんの元で仕事がしたいです!」的な人が出てきたんですが、それを言うのは簡単なんですよ。

でもそこに想いがあれば、自分はこんな作品を作れますよって制作実績を見せるのがまず最初に出来る努力であって、今お仕事がゼロの人間がまずやるべきことこそが「制作実績を作ること」だと思います。

それを見て見た人がどう感じるかによって「信頼」「誠意」「想い」みたいな部分が伝わってくると思うので、そういう意味で、僕が4年前から更新していない制作実績にはそれを生む何かが備わっているんだと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer