クリエイターへの指示は「最終決定権」を持っている人間がするべきだと思う理由。
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クリエイターへの指示は「最終決定権」を持っている人間がするべきだと思う理由。

2021.10.09
2021.10.09

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

僕がお仕事をする上で一番大切にしていることは『ヒアリング』で、さらに言えば、そのヒアリングを行う相手には『最終決定権』を持っている人であるべきだと思っています。

制作の現場には『仲介者』を伴う場合があるのですが、これが必ずしも悪いわけではなく、プロジェクトを進める上での最初の準備が重要になって来るんですね。

ということで今回は、クリエイターへの指示は「最終決定権」を持っている人間がするべきだと思う理由、についてお話ししたいと思います。

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クリエイティブの現場でよく起こる問題。

例えば、1つのプロジェクトを進めていく上で、Aさんに『最終決定権』がある中で、Bさんがクリエイターに指示を行う場合に、クリエイターはBさんの指示に従って制作するわけですね。

で、Bさんと何度も何度も話し合って「よし出来た!」となった作品がどうなるかと言うと、結局次にそれは「最終決定権を持つAさん」に確認してもらわなければならないんですね。

Bさんが、Aさんに確認してもらった後に言われるのが「イメージと違う…」といった感じのことで、それをクリエイターがBさんから「イメージと違うそうです!」と伝え言われた時の落胆といったらそれはもうすごいんです。(これホントにイラッとします)

ただ、規模が大きくなればなるほど、多くの場合トップの指示』に対して各担当を付けて、仲介者を設置する形での仕事が増えて来るので、このシステムを採用する場合には注意が必要なんですね。

『最終決定権』が誰にあるのかを明確にする。

で、プロジェクトでのお仕事になれば、まず最初に『ゴール』を設定しないといけないんですが、ここでそのゴールを決める『最終決定権』が誰にあるのかを明確にする必要があるんですね。

さっきの話でいえば、Bさんは出来上がったデザインを「Aさんに確認してもらう」という行動をしていることから、『最終決定権』はAさんにあるということなんです。

要するに、このプロジェクトのゴールはAさんを満足させること』であって、Bさんを満足させることではないということで、僕らクリエイターがBさんの指示に従って、Bさんを満足させようと一生懸命に制作して来たことが水の泡になることもあったりします。

そういう悲しい二度手間を生んでしまわないために、最終決定権』が誰にあるのかを明確にした上でのゴールを設定する必要があるということです。(これをしても誰も得しないので)

クリエイターの『二度手間』を生まないために。

ここでクリエイターが1番避けたいことは『二度手間』で、こういうシチュエーションが生まれた時には「おいおい、最初からそう言っておいてくれよ…」ってなるんですね。

余談ですが、先日も完成したロゴを納品した数日後に「ごめん!店舗名変わったわ!」なんてことを言われたことがあり、デザインをゼロから作り直す羽目になりました。(もちろん余分に費用は請求したけど悲しいよね)

こういったことを防ぐためには、今回のケースでいえば『Aさんの意見を汲み取って指示を出すBさんに最終決定権を持たせる』ということだと思います。

要するに、最終決定権』を持つAさんから指示を聞いたBさんに『最終決定権を譲渡する』というシステムを作っておくということですね。で、Bさんを満足させることで任務は完了し、Bさんは何があってもそれをAさんに貫き通すということです。

それでも必ず『失敗』は起こる。

結構クリエイター想いの発信なので、ガチガチに厳しい意見を述べてしまいましたが、それでもバタバタとしたお仕事も沢山あるのでこういった『失敗』は起こってしまうと思います。(仕方ないことだってあるしね)

で、きっと皆んな失敗はしたくてしているものではないし、それぞれ自分に任されたお仕事を必死にやっている中で起こる失敗だと僕は思っています。

ただ、クリエイターという立場の人間の作業の大変さや、指示不足が原因でボツになった時の気持ちは、クリエイターにしか分からないと思うので、少しでもその失敗を出さないように気を付けることと、起こってしまった時に『クリエイターの気持ちを汲んだ対応をする』ということが大切になってくると思います。

「またどうせ後で意見が変わるかもしれないんだろー…」って感じのお仕事だと、クリエイターはどうしても(本気を出したくても)手抜き仕事になってしまいがちなので、そこを理解することで『クリエイターの本気』を引っ張り出せると思いました。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer