仕事において自分自身が介入しても良いボーダーラインを見極める。
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仕事において自分自身が介入しても良いボーダーラインを見極める。

2021.07.30
2021.07.29

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

プロフェッショナルの人と、お仕事でもお仕事以外でも接するという状況の中で、自分の意見を言うとなった時に、越えてはいけないボーダーがあると僕は思っています。

自分は専門外であるにも関わらずに発言をしてしまうことで、相手をリスペクトする気持ちや信頼が薄れていると伝わる危険性があるからです。

ということで今回は、仕事において自分自身が介入しても良いボーダーラインを見極める、というお話をしたいと思います。

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クリエイターがやっている日常行動。

クリエイターって仕事は、やっぱり普段からアンテナの張り方が一般の人とは全然違うくて、街を歩こうがテレビを見てようが目に入るクリエイティブ全てに「意味」や「理由」を考えて見てしまっていると思います。

「なんでこの広告ポスターにはこの色を使ったんだろう?」とか「なんでこのCMはこういう構成にしたんだろう?」とか、フォント、色、構成、タイミングなんかを常に考え、時には写メをとって保存したりといったような感覚です。なので、外に出たりテレビを見ていたりしていると、普通の人よりも余計に疲れることもあるんですね。

今では便利なツールが沢山出てきましたが、僕がフリーランスを志した約8年前くらい前には、まだ便利なツールが主流としてなかったので、良いものを見つけては写真を撮ってプリントアウトしたり、パンフレットやカードを持ち帰ったりして保管していました。(そんなメモが段ボールいっぱいになっています)

一応、プロフェッショナルとしてクリエイティブを生業にしているからこそ、それくらいの「学びに対するアンテナ」は常日頃から持ち合わせていると自負しています。

「素人の理想」と「作り手の現実」は違う。

僕はあまり「素人」という言葉を使いたくないんですが、ここでは分かりやすく、専門的に仕事としていない人のことを素人という表現でお話しさせていただきます。(決して悪い意味ではないです)

クリエイティブな仕事をしていると、お客さんやチームメンバーから「こんな感じー」とリクエストを受けることがあるんですが、どうしてもそこには「素人の理想」と「作り手の現実」のギャップが生まれるんですね。

で、そのリクエストが素人の方の1つの意見として出してもらう程度なら良いんですが、「これやりたいです!」をこれでもかと曲げずに通そうとしてくる人がいたりするんです。

そんな中、作り手の現実を考えた上で「難しいですね」と答えざるを得ないことがあるんですが、そこには「予算」「時間」「技術面」の問題があって、クリエイターとしての大切な仕事として「予算を基準にした上でどれだけの時間でどれだけのものを作るか」を正しく見極める必要があるんですね。

いくら時間とお金をかけても良いのであればとことん良いものを作れますが、生きていく上でお金が必要になって来る中で、予算の中で出来ることと出来ないことをしっかりと判断出来ないと仕事として成り立たなくなるんです。

素人が介入しても良いボーダーラインを見極める。

例えば僕が、ヘアカラーのことについて美容師の方に意見するとしたら、確実に相手の方が知識が豊富であることは容易に想像出来るので、これ以上は踏み込んではいけないというボーダーラインはある程度見えたりします。

自分の髪の毛にブリーチをした時に、どれだけ明るくなるか分からない上で「シルバーにしてください!」なんて無責任なことは言えないし、理想としては伝えますが「それを必ず実現させたい!」なんてことや、「こうしたら出来るんじゃないですか?」的なことは絶対に言ってはいけないと思っています。

相手はプロフェッショナルなんで、確実に僕の理想に近付けるために努力した上で意見をくれているので、一定の希望を伝えたら後は「任せます」で良いと思うんですね。(専門でもないなんの根拠もない意見なんて必要ないんです)

素人が介入しても良いボーダーラインを想像出来ずに、執拗以上に意見してしまう人って意外と多いんですが、そういう人にこそ「自分が経験した上で意見するという感覚」を持ってほしいと思います。

クリエイターとして生きていくための妥協点。

クリエイターとしてどんなお仕事でも100%以上の結果を残したいと思って活動していますが、現実を見ればどうしても不完全燃焼になってしまう仕事もあるし、思うように結果が残せない仕事だってあります。

そこには「予算や時間が足りなかった」とか「お客さんがそこまで求めてなかった」とか、コンテンツ制作をする上で起こりうる問題があるんですね。

さっきも言ったように、時間とお金を無限に掛けれるのなら良い物を作ることは可能ですが、クリエイティブを仕事にする上で「予算」「時間」「技術面」から「妥協点」を設定することもすごく大切なんです。

1万円のお仕事に1週間かけていては月収4万円しか稼げないし、1万円のお仕事に交通費3000円出して2回も3回も出張にはいけないですよね。人を動かすにも、誰かを拘束するにもお金は必要になってくるし、クリエイティブを仕事にするというのはそういうことも考えないといけないんです。

「自分が動く時間(人件費)を無料にすれば上手く回るよね」って意見はいずれ破綻するので、コンテンツ制作をする上で、そういった基準を1番リアルに想像出来るのは実際にやっている立場の人間だと思います。

そんな中、素人の立場で意見をすることを求められた時には「クリエイターが発する意見の意図を理解しようとする姿勢」が、リスペクトするという意味で姿勢として大切だと思います。意見をするだけは簡単なことだということです。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer