「お客さんの理想を形にする」が、最も得意な僕が実践するイメージの擦り合わせ方。
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「お客さんの理想を形にする」が、最も得意な僕が実践するイメージの擦り合わせ方。

2021.07.09
2021.07.08

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

クリエイティブなお仕事をしていると、1番大切なので「イメージの擦り合わせ」です。

このイメージの擦り合わせが、直接お客さんと自分がやりとり出来る状態がベストなんですが、基本それは相手のイメージ力やそれを伝える能力に依存するのでそもそも難しく、さらにそれは仲介者を挟めば挟むほど難しくなってきます。

ということで今回は、「お客さんの理想を形にする」が、最も得意な僕が実践するイメージの擦り合わせ方、というお話をしたいと思います。

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人の頭の中のイメージを掴む力とは。

僕がクリエイターとして1番得意と言っても過言ではないのが「人のイメージを掴む力」です。

正直、僕はこの能力が長けていたからこそクリエイターとして生き残れていると言っても過言ではなく、これはコーディネーターやプロデューサーとして生きるためには必須の能力だと思っています。

クリエイティブにおいて、自分のスキルを120%駆使して制作を行うことはもちろんなんですが、場合によっては、あえて良い意味で力を抜く「遊び」が必要になってきたりして、要は、自分の出せる100%の力が「お客さんの理想」とは限らないこともあるんですね。

こんな風に、お客さんを満足させることの1つの形として「お客さんの頭の中にあるイメージをリアルに形にする」ということがあるので、それ以上でも以下でもダメというケースの場合に、特に「イメージを掴む力」が必要になって来ます。

仲介者を挟んだ場合に起こる「伝言ゲーム」

この能力には誰よりも長けている自信があるので、僕個人での活動の場合は、これまでの仕事でお客さんの理想から大きく外れることはないので、必然的にお客さんの満足度が上がり、それによって「口コミ」や「リピート」が生まれていきます。(これが僕が生き残れている理由です。)

ただ、ここに「仲介者」が入ればどうなるかというと、「お客さん → 仲介者 → 自分」という順になり、自分がイメージを聞くのは仲介者からということになり、伝言ゲームのような形で「少しずつ違った形でイメージが伝わっていく」ということがあるんです。

ただ自分は「仲介者から聞いたお客さんの理想」に100%合わせたものを制作したとしても、それが必ずしも「お客さんの理想」であるとは限らないんですね。(仲介者の理想になっている可能性がある。)

最終的な納品をするのはお客さんに対してなので、この場合、お客さんの理想をまず1番に聞き出す仲介者の「イメージを掴む力」がまずは大切になってくるんです。なので、今回のお話はクリエイターだけではなく、クリエイターを使う仲介者にも言えるお話です。

「イメージを掴む力」を簡単に言語化すると。

この「イメージを掴む力」に関して、ヒアリングを通じてお客さんの意見を「聞く力」をイメージする人も多いんですが、それに加えて「引き出す力」も必要になってくるんですね。

よく僕が仕事で「どんなイメージが良いですか?」と聞いた時に、「ちょっと詳しくないのでイメージが沸かないです。」というお客さんが結構いる(というかほとんど)んですね。で、この時に、頭の中に一切イメージがない人に対して言葉としての表現で「こんなのどうですか?」と聞いたとしてもイメージなんて沸かないんです

ここで「イメージを掴む力を持っているクリエイター」は、その場で瞬時に「ヒアリングを元に的確なサンプルを見せる」ということが出来るんですね。

ここでの話の進め方は、(特にイメージの沸いていない)お客さんに対しては「好きか or 嫌い」で答えていけば、自分が最終的に理想のイメージに近付けるような形で確認作業を進めていけば良いと思います。

例えば…

  • このフォントは好きですか?
  • この色合いは好きですか?
  • この装飾は好きですか?
  • 写真を多く使った方がいいですか?

などといったように、そのデザインを見せた時の反応を見て「お客さんは何を良いと思うことが多いか」を基準に、自分の中で重要項目をリスト化していく感じですね

的確な質問と、的確なメモをする能力。

こんな風に、たとえ”答えを持っていない”と言い切るお客さんであっても、好きか嫌いかを追求していけば、潜在的に持っている「お客さんの好み」に必ず近付いていきます

先ほど言った「フォント」「色合い」「装飾の雰囲気」「写真の有無」などの項目を、あらかじめ自分の頭の中でリスト化しておいて(もしくは紙として準備しておく)、その項目が全て埋まり切るように的確な質問をお客さんに投げかける能力が必要なんです。

中には「自分の理想はこうだけど世間的には格好悪い(ダサい)かもしれない」というような感じで、本音を隠される方もいらっしゃるんですが、自分が引き出した質問の中で如何に「お客さんの本音」を引き出し、それを的確にメモするかが大事なんですね。

この能力を高めるためには、ただ多く経験するということではなく、自分の発言に対してや、お客さんが話している時の表情をしっかりと見る「観察力を意識した接し方」が必要になってきます。(この時よく笑っているなとか、この時つまらなさそうだなとか。)

僕はこれに関しては「相手のことを思いやる力」と同じことだと思っているので、普段から自分の中で人と接する時のテーマを持って、意識的に相手のことをよく観察している人が結果的に「イメージを掴む力」が長けているのかなと感じています。

「あ、そうそうコレコレ!」といった気の利く感じで、サービスを提供出来ることが理想だと思っているので、デザインスキルはもちろんなんですが、少し心理的なことで「相手を観察する力」を付けてみると、クリエイティブが上手くいくことがあると思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer