クリエイターのモチベーションを上げる仕事の頼み方。
本ブログではアフィリエイト広告を利用している可能性があります。
2894 1674

クリエイターのモチベーションを上げる仕事の頼み方。

2021.03.31
2021.03.31

本日の記事のラジオVer.はこちらをクリック | by stand.fm

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

先日から何度か「無意味な電話をかけて来る人」や「仲介者の実力の重要性」なんかを発信しているんですが、デザインのお仕事とは別でのやりとりの中でもクリエイターのモチベーションは変わってきます。

ここでクリエイターのモチベーションを高めることは「作品のクオリティ」にも直結してくるので、気持ち良く仕事をする上ですごく大切なことだったりします。

ということで今回は、クリエイターのモチベーションを上げる仕事の頼み方についてお話ししたいと思います。

スポンサードサーチ
スポンサードサーチ

何度だっていう「準備」の大切さ。

僕の経験として、まず1つの事例をお話ししたいんですが…

デザイン制作を行う上で、最初の打ち合わせの段階で全体のイメージを決める「背景色」を決めたりするんですが、僕はその時に「絶対にこのデザインなら黒が良い」と言ったんですね。

ここでは、それを言っただけではなく「背景色が黒のサンプル」を見せて「どうですか?」とお聞きしたんです。(フォントや写真も挿入してイメージが付きやすいように。)

その上で「白が良い」ということで、白を背景色にして、1ヶ月掛けて何度もやりとりを重ねて制作を行っていましたが、納品日の当日のデザインがしっかり仕上がった段階で、「最後に黒も見てから判断したいです」とか「フォントが見づらいので変更してください」とか言われたんですね。

ほぼ全ての方が驚かれると思うんですが、1ヶ月前からサンプルを渡した上で「これでいきますね」と確認をして何度もやりとりを重ねた上で、納品日当日にこういうことを言う方がいらっしゃるんです。

そんな仕事に「モチベーション」ってありますか?

僕が口うるさく「準備が大切だ」と言うのはそういうところにあって、どうせやり直しさせられるだろうとクリエイターに思われたら、クリエイターって本気を出そうと思っても、それが出来ないんですね。

コンセプトをブラさないということ。

ここで大切になって来るのは「コンセプトをブラさない」ということで、例えばブランドカラーなんかがそれに当たると思います。

やっぱりしっかりした会社は「ブランディング」として、自社のカラーやロゴの使用方法、制作物に使用するフォントまで全てを完璧に管理していたりするので、全てに統一感が生まれることから認知度が高まります。

赤と黄色を見たらマクドナルドを連想する人が多いように、それくらい「ブランディング」って大切で、これが制作物によって毎回ブレて変わっているようでは良いものは生み出せません。

要するに「コンセプトがブレている=毎回ゼロから」ということになるので、磨いていくという作業が出来ないんです。

イメージの共有を簡単にする。

クリエイターに仕事を依頼する時に、制作物に対するコンセプトがしっかり出来上がっているかで、イメージの共有が簡単になります。

ここでコンセプトがブレていて「あれも良いかも」「これも良いかも」という様な状況で制作をスタートしていると、僕の出した事例のように「最終的に別のものも見てみたい」というような状況が生まれるので、それが何度も続けば必然的に制作に対するモチベーションは下がっていきます

要するに「どうせやり直しさせられる仕事」にモチベーションを保つことは出来ないことから、コンセプトをブラさないことで、その完成品のイメージの共有をキッチリして、同じ方向を向いて協力することがホントに大切なんですね。

そこで、無駄のない作業が出来るという確証を持てることは、クリエイターのモチベーションにつながりますし、制作のスピードも並行して向上します。

同じスピード感を持って仕事をする。

恐らくクリエイターさんは、例えばチラシをデザインする時に「1デザインが〇〇円」といった感じで、時間給的な感じではなく、固定額の費用で受けられることがほとんどだと思います。

そこからお察しの通り、クリエイターは「早く終わる仕事がベスト」と考えているので、早く終われば終わるほどモチベーションは上がっていきます。

ここで時間給での脳がない方は「早く仕上がった仕事は安くあるべきだ」と勘違いするかもしれませんが、冷静になって考えてみると、「早く終わる仕事」というのは最適解に早く辿り着いたということと、早くそれを自分のものとして手に入れることが出来るという点で、クライアントにとってもメリットになるんですね。

依頼前に、コンセプトをしっかりと固めた上で取り掛かった制作は、やりとりにもムダがなく建設的で、スムーズでスピード感を持って作業が出来るので仕事が早く終わることが多いです。

そしてそれは、必然的にクリエイターのモチベーションの向上につながるので、依頼者は「ブレないコンセプト」をクリエイターに提示することで、よりクオリティの高い制作物を早く手に入れることが出来ると思います。

今回は、クリエイターから見た、モチベーションの上がる仕事についてお話ししましたが、これはお互いにとってWin-Winにする上でもすごく大切なことだと思うので、依頼する側の方の参考になればと思います。(僕はそういう方とお仕事がしたいです。)

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer