僕がクリエイターになって最強の「無茶振り案件」を体験してみて思ったこと。
おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)
最初に言っておきますが、僕はクリエイターではあるんですが「フォトグラファー」では決してありません。声を大にしていうことではありませんが、決してカメラに関してプロではないんです。
ただ今回、結構なガッツリのクライアントさんから、写真撮影の依頼をいただいて(しまって)ここ数日間は眠れない夜が続いていました。
ということで今回は、僕がクリエイターになって最強の「無茶振り案件」を体験してみて思ったこと、についてお話ししたいと思います。
僕がいただい(てしまっ)た無茶振り案件。
冒頭でもお話ししたんですが、僕はクリエイター(デザイナー)であって、決してフォトグラファーではないんですね。
ただ今回、かなりガチガチなアパレルブランド(京都では知る人ぞ知る)のクライアントさんから、パンフレット(デザイン制作)の依頼をいただいていたんですが、何故か急遽「写真撮影もお願い出来ますか?」みたいな話をもらったんです。
で、僕もその時は軽い気持ちで話は聞いていて、それもそのはず「メインカメラマンがいる」という状況の中で、そこでのオフショット(砕けた感じの素の表情)を撮ってパンフレットに使って欲しいと言われたんです。
カメラに関しては今後も勉強したいなと思っていたし、こんな実践を現場の雰囲気を通じて経験出来るなんてなかなか出来ないことだと思って一つ返事で「やらせてください!」とお答えさせていただきました。
が、蓋を開けてみれば、カメラマンが手配出来なかったようで、僕が「メインカメラマン(しかも僕ひとり)」ということに(何故か)なってしまってたんです。
プロではないけど「プロじゃないです」とは言えない状況の中で。
サブカメラマンとして帯同するならまだしも、今回僕は急遽メインカメラマンに昇格して、且つサブカメラマンがいないという、全責任が僕の写真にかかってる状況が生まれたんですね。
しかも、普段このクライアントさんは自社のスッタフさんの中でモデルさんを準備されるんですが、今回はモデルさんを外注されてたんです。
で、僕はモデル写真はおろか、街中での写真撮影はほぼ初めてに近い状況で、アパレルの写真に詳しい人からすれば分かると思うんですが、今撮影する商材って大体は春と夏用の商品だったりするんですね。
今日の京都は3度〜10度くらいの気温で、そんな中でモデルさんは半袖を着て撮影に挑んでくれるということで、僕にはクオリティだけではなくスピードも求められる訳なんです。
素人に毛が生えたレベルだと自負している僕にとって、時間がかけられないのは致命的な中で、しかもプロではないけど「プロじゃないです」とは言えない状況の中で撮影をするしかありませんでした。
そんなお仕事はすごく感慨深いものでした。
少し話は逸れるんですが、僕が今回お仕事をいただいたクライアントさんとは、実は僕がデザイナーになりたて(6年くらい前)からお付き合いのある人だったんです。
その時は普通に仲の良いお知り合いといった感じだったんですが、いざお仕事となれば話は別で、そこに関してはクリエイターとして相手にされていない状態だったんです。(僕が未熟だったので仕方ないんですが)
ちょこちょこ「やってみる?」って感じで、季節もののバナー制作なんかの案件をもらったりしてはいたんですが、その制作物も実績としては出さないでねって言われてたり、結構シビアな状況が続いていたんですね。(自社の制作物を当時の僕みたいなペーペーが作ってると分かると良いことはないので)
それが今は、たったの1枚も僕が撮った写真を見せたことがないのにも関わらず、「お前ならできる」と写真撮影をメインカメラマンとしてお願いしてもらえるようになりました。(でも僕はカメラマンじゃありません)
そこにある喜びはカメラマンを頼まれたことではなくて、カメラを「触ってます」っていう言葉だけでカメラマンをやってくれとお願いしてくださった信頼感にありました。(昔は呼び捨てだったけど仕事場ではさん付けで呼んでくれます)
無茶振りが僕を強くさせていく。
先日「ただやるだけじゃなくやってみて気付けることが大切」という発信をしたんですが、そういう意味で今回のような無茶振り案件はすごく自分自身を強くさせてくれる経験だと感じました。
僕は今回が初めてのモデル撮影で、段取りも何も全然わからない状態だったんですね。で、実際に現場でもめちゃくちゃアタフタしたし、何をして良いのか、また僕が何をするべきなのかが分からなかった部分が大きかったんですね。
「もっとこうしてれば…」って、撮影が終わってから、そこにはもちろん後悔も感じました。
でも、その後悔もやったからこそ気付けたことで、次につながる後悔で、ダメな部分、すぐに改善出来る部分に気付けたんですね。次やればもっと上手くいくし、他の現場でもやっていける度胸も付きました。
よく考えれば、僕は「無茶振り対応型クリエイター」でクライアントさんの中では通ってて、それが出来るからこそ僕であり、それをしてるからこそ成長していることを改めて感じました。
これからも無茶振りから逃げずに、果敢にチャレンジし続けていきたいと思います。
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。