【ボッタクリとは】素人の無知を利用した高額ビジネスを許さない。
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【ボッタクリとは】素人の無知を利用した高額ビジネスを許さない。

2020.12.09
2020.12.09

どうも、コウタです。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し5年目となります。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,400日(202010月現在)を突破しました。

先日ふとYouTubeを見ていると、「フリーランンス歴10年弱のWEBデザイナー」という肩書きで、デザインについて語っている方の動画を見つけました。

基本的に同業者のやることをとやかく言いたくはないのですが、その方の制作実績サイトや、お仕事の料金プランなどを見て「マジか…」と引いてしまいました。

内容と価格が釣り合っておらず、僕個人の意見ではあるのですが、いわゆる「ボッタクリ」に感じてしまったんですね。

この業界、相場なんてあってないようなものなのと、そもそもフリーランスの価格設定に文句はないのですが、「この程度の仕事でこの価格設定なのか…」と、利用されている方が可哀想に見えたんです。

ということで今回は、「ボッタクリとは素人の無知を利用した高額ビジネスを許さない、というお話をしたいと思います。

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クリエイティブのボッタクリの基準とは。

誤解の無いようにはじめに言っておきますが、僕が偶然YouTubeで見た方の金額は「ボッタクリ」ではなく、あくまで”僕の主観でボッタクリと感じた“というだけでのことです。

そもそも個人商店(フリーランス)の価格設定にいちゃもんを付けるということはしたくないのですが、これはあくまで僕の感覚として「その仕事にそんな金額!?」と純粋に驚いてしまったことによる感情です。

僕らは、知識や時間的に「自分で出来ない」自分の許容範囲外のことを、人に対価を支払ってお仕事としてやってもらうのが基本だと思います。

対価を支払うことの中で、「作業内容が想像出来るもの」と「作業内容が想像出来ないもの」があって、例えば僕らは、Googleの新システムを開発したり、飛行機を製造する作業量や大変さを知りません

作業内容が想像出来るもの」に関しては、自分で「ボッタクリ」と判断して、価格に納得のいかないものに関しては「手を出さない」という判断が取れると思うのですが、その反面、Googleの新システムや飛行機製造のように「作業内容が想像出来ないもの」に関しては、「これくらいの金額なんだ」と納得するしかありません

そんな時に、専門外の人の無知を利用して楽な仕事をするボッタクリが、当たり前のようにあることも事実なんです。

相場があってないようなクリエイティブの世界。

クリエイティブの世界も「作業内容が想像出来ないもの」にあたることが多く、フリーランスが続々と現れている中で「相場」の概念はなくなり、クオリティに金額が見合っていないボッタクリ気味な人が現れるのも仕方ないのかもしれません。(本人はボッタクリと思ってない場合が多い)

例えば「これを飲むだけで健康になるサプリ」といった高額サプリを購入させられて、飲んでみたは良いけど効果が一体どういう風に現れているのか分からず「こういうものなのか」と泣き寝入りすることを想像してみてください。

ホームページ制作の世界で言えば、ここだけの話、ネット上には「便利なテンプレート」というのがあって、ロゴ画像を差し替えたり、サイトの色合いを調整したり、簡単な作業だけをすれば簡単にホームページが出来ちゃうツールが無料でゴロゴロ転がっています

プロとして仕事を受けている僕から言わせれば、これは「ホームページ制作」とは到底言えないもので、知識ゼロの素人の方でも、僕がサッとやり方さえ教えれば、1週間ほどで誰でも出来るようになっちゃう作業です。

今回YouTubeで見つけた方の場合、そのレベルのホームページ制作に「30万円~」という超高額の金額を設定していて、出来上がったものの制作実績はほぼ全て似たようなテンプレのサイトという酷い状態でした。(僕なら5~10万円で受けますよ。不要な行程は全部省いて納品は1週間以内で。)

そんな人の「デザインとは」を真に受けるな。

こういう仕事をする人の多くが、一般の人が理解出来ない「それっぽいこと」を、それっぽく過程(ワイヤーフレームがどーたらーとか)を踏んで、仕事をしっかりしてますよというように、表面的な部分をしっかり固めています。

一般の方からすれば「これがWEBデザイナーか!」と感じると思うんですが、全員が全員そんな奴らばかりではありません。(それっぽい業者(企業)でもこういうことがあり得る)

そこらで拾ってきた石に、スプレーでコーティングして「珍しい宝石」として販売しているようなクリエイターもどきはゴロゴロいるのが事実です

僕はここでこの発言をすることで「僕に仕事を頼んでください!」と言っているのではなく、自分が専門外の知識を赤の他人にお仕事として依頼する時には、いろんな人に意見を聞いた上で頼んで欲しいなと注意を伝えたいということです。

特に、クリエイティブの世界はクオリティも価格もピンキリなので、高いお金を支払ったからと言って必ず良いものが出来るとは限りません

お客さんに寄り添った価格設定。

僕という人間を知っている人や、仕事で携わらせてもらっている方には分かると思うんですが、僕の仕事は「このクオリティでそんな価格で受けてるの?!」って驚かれると思います。

だからこそ、今回のYouTubeで見た人のように、作業量を過大広告したり、無知を利用して大きなお金を搾取するクリエイターもどきは許せないなと思います。

今、コロナで大変な状況が続いている中で、みんな「オンラインからの入り口」を作るためにホームページ制作を希望する方が増えています。

僕が携らせてもらうお客さんもやっぱり「困っているので助けてください」というスタンスで依頼される方が多いので、そんな時にそこらへんで拾ったテンプレに30万円という価値のサイトを作ることは出来ません。

きっとお客さん自身がそのクオリティを理解していないくても、見る人が見れば伝わることだと思うので、僕は金額がいくらであっても、価格が見合っていなくても、そういう部分で手を抜いた楽な仕事は絶対にしません。

まだまだコロナが続いている中で、僕はこれまでもらっていた正規料金を未だにもらうことは出来ず、コロナ割引をした見積りを出す毎日です。

お客さんからの「なるべく安く抑えたいのですが、お見積りはいくらぐらいですか?」の質問にも「ご予算に合わせます」と返すようにして、どんな金額でもお仕事を断ることなんて一度もありません。(最終的にはお客さんが納得する金額で受けます)

僕はフリーランスなので、価格も作業量も全部自分で決めることが出来ますが、この自由さを「お客さんの為」に使えるように、これからも尽くしていきたいと思います。

もしこういったことで不安な事があれば、相談に乗ります。(仕事が立て込んでいる時が多いのでお時間いただくこともあるけどごめんね)

一緒に頑張りましょう。

では、またね。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer