自分に求められている仕事のクオリティを担保するための「時間」を見定める。
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自分に求められている仕事のクオリティを担保するための「時間」を見定める。

2021.07.01
2021.07.01

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

色んなクライアントさんとお仕事をしていると分かってくるんですが、クライアントさんが求めている仕事のクオリティってその時々で違ってきたりするんですね。

バタバタとお仕事をしていて冷静になれない時こそ、「その時自分に求められているクオリティを見定めること」ってすごく大切だと思ったんです。

ということで今回は、自分に求められている仕事のクオリティを担保するための「時間」を見定める、というお話をしたいと思います。

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求められていることが「質」なのか「早さ」なのか。

クライアントにも都合があるので、お仕事を依頼してもらうその時々の状況によって、「じっくり作って欲しい時」と「とにかく早く作って欲しい時」があったりします。

その時、「」なのか「早さ」なのかに気付くのは、頼み方から感じる心理的な部分が大きいので、クリエイターとしてのクオリティが高いからといって判断出来ることではなく、人としての経験が必要となってきます。

仕事が忙しくなり、自分の時間が限られて来る中で、その時自分に求められていることが「質」なのか「早さ」をまず、正確に判断することがすごく大切だと思います。

必要とされるクオリティを見定める。

加えてそのクオリティが、どの程度必要とされているかも見定める必要があって、「質」にしても、どれくらい緻密なデザインが必要とされているか、そして「早さ」にしても、どれくらいのスピードを要求されているかを見定めないといけないんです

ここでクライアントとの感覚が合致していることこそが、僕はサービス提供者として重要だと思うんです。

現に、吉野家やマクドナルドに行く人は「味」はそこそこに、「早さ」と「安さ」を求めている人が大半な様に、そこには1時間も待たされて牛丼やハンバーガーを食べたい人なんていないと思います。

これはクリエイターのお仕事の中でも同じで、「10万円払って慎重にやって欲しい仕事」と、「1万円払ってパパッと終わらせて欲しい仕事」は存在しているんです。

もちろん1万円しか支払っていないのに、10万円のクオリティの仕事が納品されたら、クライアントは得をした気持ちになってもらえますが、それが可能なのは時間がある時だけで、(なるべくそういう心掛けで仕事はするものの)時間的に難しい状況が来ればいつか破綻してしまいます

クオリティを担保するために必要な時間。

完璧主義の僕にとって、どんな状況でも最高の品質を担保することをモットーに、クライアントから頼まれた想像の一歩先を目指して日々仕事に励んでいるのですが、最近では、嬉しいことに次々に仕事が舞い込んで来る様になったので、ダラダラとやっていると仕事が追い付かないんです。

この状況になって必要とされて来たスキルが、「クオリティを担保するために必要な時間を見定める力」で、要するに、「クライアントから求められていることに要する時間はどの程度か」を瞬時に判断するということなんですね。

牛丼やハンバーガーが完成するまでの時間と、フランス料理のフルコースを完成させるまでの時間は、仕入れや仕込みの段階から考えれば全然違うのと同じで、その発注に対して自分に必要な「準備時間」や「作業時間」を割り出していく必要があるんです

僕のような凡人クリエイターは、頼まれてすぐポンッとアイデアが生まれてくるわけではないので、馬鹿正直に頼まれたものから順番に仕事をスタートしていては、めちゃくちゃ効率が悪かったりするんですね。

時間を見定めてスケジューリングする。

そこで僕は、アイデアが出るまでの「準備時間が必要な仕事」の「作業時間」はスケジュール的に後回しにすることが多いんですが、一方で「準備時間」を後回しにすることはありません

毎日続けているランニングの時間を「準備時間」に当てることがほとんどで、ランニングをしながらアイデアを練ったりしています。他には食事をしている時や、お風呂に入っている時なんかも同じで、忙しくなればなるほど、1日中頭の中は仕事のアイデアでいっぱいなんです。

それくらい、次々と頭を動かしていかないと間に合わない状況になっているからこそ、その仕事で求められている「質」と「早さ」を冷静に判断して、そこで自分が必要な「準備時間」と「作業時間」を見定めることが大切になってくるんですね。

もちろん相手がいる仕事なので、自分だけの都合で最適なレスポンスを叶えることは難しいのですが、僕はクライアントとの関係の中で、それも1つの大切な相性だと思っているので、レスポンスの感覚が合う人と仕事をすることも重要だと思っています。

そういった全ての要素から、最適なスケジュールを組むことで、限られた時間の中で出来ることは何倍も変わってくると思うので、その時々で、自分に求められている仕事のクオリティを担保するための「時間」を改めて考えてみて欲しいなと思いました。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer