自分の調子が悪いなと思った時に感じること。

皆さんは今の自分の調子が悪いと感じた時、最初にどんなことに原因があると考えますか？

僕は生粋の「仕事人間」で、仕事のモチベーションがフル稼働している時はめちゃくちゃに調子が良いんですが、そうじゃない時にはいわば廃人のようになってしまう時があるんですね。

「何のために働いてるんだろう？」が、鬱っぽい自分のメンタル上では「何のために生きてるだろう？」となり、どんどん負のサイクルに入ってしまうんです。

で、そんな時には質素な性格に似合わないような（半ば投げやりに）お金をムダに使ってしまったり、荒れた食生活をしてしまったりするんですね。

その後で、自分がやったことにも関わらず意味不明なくらい凹んで、罪悪感を感じて、「もうダメだ…」みたいな状況から這い上がろうとするムダな作業を定期的にやってしまいます。

自分の調子を上げていくのは「仕事」しかない。

僕自身は生きがいとして「仕事」をやっていて、先ほども言ったようにこれが上手くいかないと全ての調子が狂ってくるんですね。

いわば僕の人生のリズムを作っているのが「仕事」なんです。

残念なことに、仕事が１つもないという駆け出しデザイナーの状況とはかけ離れた世界線に今の僕はいて、営業をすることなく毎日忙しくお仕事をさせてもらえている状況で、当時の初々しさのようなものはありません。

良い意味でも悪い意味でも結果が全てで、もちろんお仕事をいただくことは嬉しいのですが、それだけで満足することなく、今はそこでどんな成果を生むかが大切になってくるんです。

なのでいくら良いものを作ったと言っても、それがどんな風に使われているかとか、そういう部分までを通して結果という感覚で見ている僕にとって、仕事でリズムを上げていくのが難しい環境になっているのは事実だったりします。

「捨てられる作品」を作るのが僕の仕事ではない。

僕はそういう意味で、自分が作ったものに対価を要求して、その対価のために働いている訳ではないということに気づいています。

気づいたというよりはむしろ最初からお金のために働いていないということがある中で、そんなことよりも、我が子のような生み出した作品の行く末の方が僕にとっては大切なんですね。

お仕事として「やってください」と頼まれた作品が、作っては終わり作っては終わりを繰り返し、届ける努力を怠られた作品を生み続けることは生きがいにはならないし、そんな１発（もあるかないか分からない）限りの作品を生み出すモチベーションはきっとクリエイターにはないでしょう。

そうなると分かっている（予想出来る）ものであれば、最初から僕は表面的なメッキを貼ったような作品しか作らないと思うんですが、やっぱりそんな作品を作り続けていてもメンタルを消耗することは最初から分かっています。

仕事でリズムを作っていくクリエイター人生を歩んで。

幸か不幸か、大好きなことを仕事にして、生きていく上でそれをやり続けないといけない環境下において、僕の人生何をするにおいてもクリエイティブがつきまとってきます。

空いた時間も、稼いだお金も、その使い道も、全て大好きなことによって生まれたものだからこそ、何だか僕にとっては制限のあるものに感じてしまうんですね。

でも、自暴自棄になって行動してしまったことによる凹みは仕事で取り戻す以外ないのが事実なんです。

そんな時こそ初心に還るように、お仕事と１つずつ向き合い、ありがとうを伝えてもらうことで自分の生きがいを再確認して、人生のリズムを取り戻していくようにしています。

そして、自分の数十年続く人生の中で「こんな悩みなんて小さいものだ」と思えるように、今この時間を体験している自分だからこそ大きく感じてしまうということを自分に言い聞かせるようにしています。

自分が立ち続けるために必要なこともあるし、そんな中で少し休憩や息抜きを終えたらまた、「ありがとう」を沢山言ってもらえるように尽くすことで、きっと僕の人生は上手く回っていくんだと思います。

それに気付くために色んな必要経費はあると思うし、それもまた人生なんだと思って目の前のお仕事に向き合っていければと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。