同じ学びの中に同じ成長が見込めないのはその人が持っている感覚が肝である。
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同じ学びの中に同じ成長が見込めないのはその人が持っている感覚が肝である。

2023.10.06
2023.10.05

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

皆さんはとある国で双子が生まれた時に「貧乏な家庭」と「裕福な家庭」にそれぞれを預けて、どのようになったかの研究結果をご存知でしょうか?

その研究結果はすごく興味深いもので、そこに成長に関するヒントがあったと感じたので共有したいと思いました。

ということで今回は、同じ学びの中に同じ成長が見込めないのはその人が持っている感覚が肝である、というお話をしたいと思います。

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「貧乏な家庭」と「裕福な家庭」に預けられた双子の話。

冒頭でお話しした、とある国で双子が生まれた時に「貧乏な家庭」と「裕福な家庭」にそれぞれを預けられた時に、どのようにそれぞれが育ったのかの研究結果をお話しします。

その双子は、お互いを双子だということを認知しないまま育ちましたが、奇跡的に同じ大学に進学して大学で二人は知らず知らずのうちに再会しました。

そこで初めて2人は意気投合し沢山の話をするのですが、能力値だけではなく、価値観や趣味嗜好がほとんど同じだったという事実が発覚し、人の成長に「置かれた境遇はほとんど関係なかった」という研究結果が出たんです。

僕はこの話を聞いて、自分自身が「裕福」と「貧乏」の両方を経験して来たからこそ分かる、人としての「ブレない芯」みたいなものを感じていたことが腑に落ちたような気がしました。

人間が生まれ持って持つ「興味」は才能的な部分がある。

沢山の人と関わって来て感じるのが、例えば「赤」という色に関しての感想を言ってもらう時に、全員が「りんご」という訳でもなく、誰かは「元気の出る色」と言ったり、誰かは「見るとしんどい色」と言ったりするんですね。

要するに「赤」という色を好きな人もいれば嫌いな人もいるし、もっと言えば興味のない人だっている中で、人が生まれ持っている「興味」っていうものに対して面白いなと感じる部分がありました。

そういう部分があるからこそ、義務教育で全く同じ学びをしたところでそれぞれが感じる価値観が違ったり、得意不得意が生まれるものという風に理解することが出来ます。

ただこれを、先天的なもの、いわゆる「才能」として取るのか、努力で補える部分があるのかに向き合うことで、今回僕がお話ししたかった「興味がもたらす成長」に通じてくるんだと思います。

貧乏という境遇の中でハングリー精神が生まれる人。

先ほども言いましたが、僕は幼少期から大人になるにかけて「裕福」と「貧乏」の2つを経験してきて、成人を迎える手前くらいで一気に貧乏な境遇に急落下した訳です。(家庭の事情で)

で、僕はそこで一時は凹み、夢や希望を持つことを諦めかけた瞬間はあったんですが、その中で色々な経験を経て「ハングリー精神」が芽生えて来たんですね。

周囲の人間が「当たり前」に人生を進めていく中で、僕だけなぜこんな目に遭わないといけないのかという悔しさや劣等感は、反骨心や復讐心を抱くことにつながりました。

ただ、僕はそこでハングリー精神を手に入れることが出来ましたが、一方で、夢も希望もなくなり、非行に走ったり、怠惰の塊のような人間になることだってあると思うんです。

環境に左右されず持っておきたい成長のための価値観や感性。

人は今自分が置かれている環境によって左右されやすい生き物だと思いますが、そんな中でも「成長」というものに対する価値観や感性を忘れてはいけないと思います。

今回僕が伝えたかったことは「先天的なものはあるにせよ努力次第でどうにでもなる」ということで、僕はもしかするとデザインに対する才能が元々あったのかもしれません。

ただ、僕は20歳を迎えるまで、たったの一度も「デザイン」というものに興味を持ったこともなかったんですが、それ以外のことで「興味」を持ったものに対しては「とにかく深く追求する」という癖はあったと思います。

僕のデザインのスキルなんて、そこら辺を探せばゴロゴロいるようなレベルのものではありますし、元々デザインが得意だったという訳ではなく、その分野に足を踏み入れた瞬間から「とにかく深く追求する」を実行した訳ですね。

その中で「ここを覚えていれば仕事に活かせそう」といった感覚的なものを持ち合わせていれば、先天的なものを十分にカバー出来ると思うので、僕が普段から言っている「考えて見る」ということを成長のために常に実行していてください。

僕は自分よりもすごいデザインをする人を素直にすごいと思って尊敬すると同時に、そんな才能に嫉妬し、劣等感を感じたことをエネルギーにして、また凡人なりに「とにかく深く追求する」実行しているんだと思います。

またいつか、この「考えて見る」というのがどういうことなのかを深く理屈的に説明出来ればと思いますが、人の倍以上の速度で成長するためには必須の感覚になるので覚えておいてください。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer