クリエイティブのカケラもない僕がクリエイティブ領域で戦える理由。
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クリエイティブのカケラもない僕がクリエイティブ領域で戦える理由。

2022.09.10
2022.09.10

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

タイトルにあるように「お前クリエイティブのカケラもないのにデザイナー名乗ってるのかよ」と言われたら、正直に「はいそうです」と言うしかない僕なんですが…。

ただ一応は、お仕事の中で「センスありますね」と言ってもらえるほどの実力はあるんですが、それがクリエイティブ能力が高いからと言われたらそうではないと思っています。

ということで今回は、クリエイティブのカケラもない僕がクリエイティブ領域で戦える理由、についてお話ししたいと思います。

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僕はただの「手先が器用な人」でしかない。

クリエイターとして活動していると、「完全に独学です」と言ったとしても周りから「昔からセンスあったんですね〜」って言われたりするんですが、実際のところそんなことはありません。

心当たりがあるとすれば、学生時代は「技術」「家庭」「美術」「体育」といった、当時は副教科と呼ばれた音楽以外の分野では好成績を残せる感じで「手先が器用」という強みはあったかもしれません。

だからと言って、デザイナーになるようなクリエイティブを発揮していたかといえばそうではなく、至って真面目に先生から教えてもらったことを手先の器用さを活かして遂行する人って感じでした。

なので、独創性のあるものを作り続けるような発想は1ミリもなく、友人に1人だけ(周囲に受け入れられるかは別として)ぶっ飛んだ才能を持っていた子がいたんですが、そういう才能には嫉妬し続けていました。(それは今もです)

10年前は本当にズブの素人だったんです。

そんな僕は、人を笑顔にするメッセージを届けたいという想いを持って、それをどういう風に伝えるかを模索していた中で、「パソコンが好きだから」と「口下手だから」ということで、黙々とパソコンを触って仕事をするデザイナーという道を選びました。

あとこれには他にも色々理由があって、「通勤電車が無理」とか「コストが掛からない」とか「どこでも仕事が出来る」みたいな自分に対してのリスク管理も考えた上で、今の道を選ぶことにした訳ですね。

そんな僕は10年前、みんながビックリするほどに「デザインでは絶対に食っていけない奴」だったりするんです。

本当に今になって思うんですが、とにかく作るものがダサくて、周りのことも見えてなくて、なんとなくやりたいことは分かるんですけどどれも垢抜けず、到底それを仕事として食っていけるような可能性を見出すことは難しかったと思います。

そんな中で始めた365DAYS DESIGN PROJECT。

で、今もランニングやブログを継続していて「シンプルな継続のゴミ」と化している僕ではあるんですが、デザイナーを志した10年前にも「365DAYS DESIGN PROJECT」という継続をやっていました。

それは、当時はデザイン関連のネット情報がまだまだ日本サイトでは少なかった中で、海外のデザインサイトに掲載されているチュートリアルを片っ端からマネして、それを参考にしながらオリジナルのデザインを1年間休まず作り続けるというプロジェクトでした。

それをSNSに毎日アップし続けていくうちに、僕がデザイナー志望ということを周囲に知らせることだけではなく、周囲が僕の本気度に気付き始めてくれて、少しずつ超簡単なお仕事のような依頼をしてくれる方が出て来たんです。

その頃から僕は、「シンプルな継続こそが全て」だと思うようになっていて、365日が経過した頃には「センスがある人」として認知してもらえるようになっていたんですね。

クリエイティブのカケラはそこらじゅうに落ちてる。

冒頭でお話しした通り、僕にはクリエイティブのカケラすらないことは紛れもない事実です。(正確に言えば”事実でした”)

ただ、この世の中は「良いもの」のパクリがベースでオリジナリティが生まれているということにさえ気付ければやることは1つで、「良いもののマネをする」ということだけなんですね。

何も見ずに、生まれたばかりの人間が独創的な発想を生み出すのは奇跡に近いことで、絵を描く道具として「鉛筆」しか知らない人よりも「色鉛筆」「絵の具」「クレヨン」を知っている人の方が可能性は広がる訳です。

それと同じように、デザインの手法や表現なんかの引き出しを無限に持つことが出来れば、それだけ組み合わせが効くということになるので、必然的に(ほぼ)オリジナリティを生み出すことが出来るんですね。

こういったように「マネをすること」が悪だとするのなら、グッチやヴィトンの財布のようなロゴを使用したパターン模様と同じ理屈のデザインは全てパクリになると思うんですが、実際のところはそこに突っ込む人はいないんです。

要するに、僕にはクリエイティブ(独創的発想)の素質はゼロに近いのですが、見るもの、聴くものの必要性(需要)を精査して情報収集し、相手(クライアント)が求めている理想にそれを組み合わせてオリジナリティを生み出すことは得意だと思っています。

デザイナーだからといってアーティスティックということではなく、僕は自分の引き出しの中からお客さんに「こんなの好きですよね?」を提供しているだけなので、そういう意味で僕のデザインは全て二番煎じなんですね。

最近話題のMidjourneyのようなAIが絵を描く時にも描くための情報が必要で、そこに人間の感情が絡んでいく部分で僕はAIの上位互換のようなお仕事を出来ているからこそ、そこには需要があるんだと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer