「作業量 = 対価」だと思っているとクリエイターとして消耗してしまう瞬間。
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「作業量 = 対価」だと思っているとクリエイターとして消耗してしまう瞬間。

2022.05.08
2022.05.08

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

マルチなクリエイターとしてお仕事をしていると「時給換算」が基準になって来るのが一般的だと思っています。

要するに、お仕事の内容がお仕事毎に違うので「定価」というのを設定しづらい(厳密には出来ない)ということなんです。

ということで今回は、「作業量 = 対価」だと思っているとクリエイターとして消耗してしまう瞬間、についてお話ししたいと思います。

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クリエイターとして「オリジナル」を作るのが仕事だと思っている。

僕はクリエイターとして「オリジナルを作る人」だと思って活動していて、決して「人が出来ないことを代わりにやる人」だとは思っていません。

表現が難しいんですが、「ホームページを作ってほしい」という依頼に対して、よくある無料で誰でも簡単に作れるホームページ作成ツールの初期設定をしてあげるだけのことを僕は仕事と思ってはいないということなんです。

そんなこと、クリエイターとして食っていくような人じゃなくても、別に誰でもちょっと勉強したら出来ることだと思うので、それをプロの仕事とはしていないといった感じです。

テンプレートを使うと手抜きに感じてしまう性。

要するに「テンプレート」を使って、それをチョロチョロっといじって納品するというのは、個人的には仕事とは思えなくて、僕の仕事は基本的にクライアントさんに合わせたオリジナルを作ることだと思っています。

先ほどもお伝えしたように、特にホームページ制作に関して今は便利なツールやサイトが揃っているので、プロっぽい仕事がやりやすい時代になっていて、それこそ素人の人(その道に詳しくな人)なんて簡単に騙せちゃうわけです。

そういう胡散臭い仕事を「広告代理店」と銘打ってやっているような業者を沢山見て来ましたし、自分はそうならないように反面教師として生きて来ました。(僕はそういう仕事をしている人間をプロとして全力で潰したいと思っています)

テンプレートを使うのはプロじゃないという偏見。

ただ、専門的な話になってわかりづらかったら申し訳ないんですが、ホームページ制作って厳密に言えば「先人が作ったパーツの組み合わせ」的な作業が結構あったりするんです。

例えば、ホームページ上で画像がスライドしているような表現って見たことあると思うんですが、あの機能って実際に1から個々で作ってるかと言われたらそうじゃなくて、先人が書いたコードをみんなが使わせてもらってるって感じなんですね。

要は「この手順に沿ってやれば素人でもホームページが作れますよ」的な簡易さは無いにせよ、先人のコードを使って、みんながそれをアレンジして「こんな使い方もありますよー!」って感じでアップデートしていく形があるんです。

「僕の制作物はフリー素材だから自由に使って!」的な流れがWEB制作(プログラミング界隈)にあるからこそ、どんどん新しい技術が生み出されて、それによってものすごい勢いで成長しているんですね。

僕もそういうコードを使わせてもらっていることもあり、「テンプレートを使うのはプロじゃない」というのは単なる偏見でしかないと思うようになりました。

「作業量 = 対価」という考えはクリエイターとして消耗してしまう。

自分が考えたからオリジナルということではなくて、クリエイティブにおいては自分が考え出したアイデアなんて既出のことがほとんどで、厳密に言えば「ほぼ99.9%は誰かの二番煎じ」というのが基本です。

そんな状況の中で、クリエイターとしてオリジナルを生み出そうとすることってシンプルに消耗してしまうんですね。

クライアントさんによっては「そんな細けぇとこ分かんないからさっさと納品してくれ!」的な人もいたりするし、基本的に細か過ぎる部分なんて気付かれない自己満足で終わってしまうことがほとんどです。

なので、あまりにも「作業量 = 対価」という考えを持ち過ぎて消耗してしまうよりも、使えるものは使わせてもらって、そこをベースにプロとして自分の色を出すこともプロの仕事なんじゃないかなと思うようになりました。

クライアントワークになると時間が限られているし、こだわれる部分こだわれない部分、そしてオリジナルを追求出来ない部分もあると思うので、そういう判断をしっかりとした上でプロの仕事とは何かを考えていければと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer