物や食べ物を粗末にする人に足りていない「感謝する」というマインド。
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物や食べ物を粗末にする人に足りていない「感謝する」というマインド。

2021.10.13
2021.09.11

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おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)

過去にも何度か発信したことがあるんですが、僕は過去(20歳くらいの頃)にそれなりの貧乏を経験して『明日ご飯食べれるかなぁ』みたいな時期を経験ました。

そんな経験があるからこそ、僕は物を粗末にすることがすごく嫌で、極論を言えば物を粗末にする人とは付き合えないくらいのレベルだったりします。

ということで今回は、物や食べ物を粗末にする人に足りていない「感謝する」というマインド、についてお話ししたいと思います。

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僕が経験したそこそこの「貧乏」とは。

そこまで大した貧乏ではないんですが、家族の借金が原因で家が競売にかかり、いつ買われていくか分からない状況の家に暮らしながら、その時は家族4人、少ないお金でなんとかやりくりしていました。

基本的に財布を握っていたのは僕だったので、食費は男4人で1ヶ月1万円。学校にお弁当を持って行かないといけない弟もいたので、人に見られる建前上、ショボい弁当を準備することは出来ません。食事を作られる方には分かっていただけると思いますが、お弁当をしっかり作るだけで食費の大半が吹っ飛んでいきます。

そんなことで、僕ら家族の毎日の食事に残された選択肢は「米」と「もやし」で、毎日のようにもやしの味をいかに飽きないようにかさ増しするかのアイデアを捻り出す日々になっていました。

貧乏の経験と、飽食の時代に生きるギャップへの葛藤。

貧乏を経験する前の幼少期から、ご飯を残そうとすれば「ご飯を食べたくても食べられない人がいるから好き嫌いせずに残さず食べよう」と家族から教えられて生きて来ました。

僕の幼少期は、どちらかといえばお金持ちで貧乏ではなかったんですが、そんな物に不自由のない環境で育った僕の心の中には、今もその言葉が残るくらい大切なことだと感じたことを記憶しています

アフリカかどこかの、栄養失調で腕はカリカリに痩せているけれど、お腹が異常に張ったような子供達の広告ポスターなんかを見て、自分にはお金を募金することは出来ないけれど、せめて食べ物は粗末にしないでおこうと子供ながらに思ったんですね。

ただ、現在の日本は確実に「飽食の時代」で、毎日のようにスーパーやコンビニでは溢れるほどの食材や食品が廃棄されています。価格も安価なものが増えて、物に対するありがたみが薄れてしまうことも理解することが出来ます

でもやっぱり、1度経験したあの惨めでとにかく空腹だった貧乏生活を思い出せば、当時よりも緩くなったとはいえ、物が粗末にされる瞬間を見てしまうと、居た堪れなくなってしまう葛藤が生まれるんですね。

飽食の時代にストックなんて必要ない。

昨年4月、緊急事態宣言によって「いつ外に出られるか分からない状況」となり、多くの人がストックを求めてスーパーや薬局に詰めかけ売り切れも続出。案の定、しばらくの間はスーパーや薬局が大混乱となりました。

そんな状況なら分かるんです。誰だって不安ですもんね。ただ、今はどうでしょう?というより、特に何もない普段の生活ならどうでしょうか?

近くのスーパーまで車で1時間かかるとかいう田舎に住んでおられる方ならまだしも、ほとんどの方の場合は数分、数十分で何かしら買いに行けるスーパーなんかがあると思います。

僕は「いつでも買いに行ける場所がある」ということ自体がストック出来ているということだと思っているので、それを家に置いておく必要なんてないと思うんですね。

買ったものは使わなければすぐに痛んでいきますし、賞味期限を気にして『あれ使わないと…これ使わないと…』と、知らない間にドンドン「物に支配された生活」を強いられていってるんです。

料理を作っていて『あ、あれ無いなー…』と思えば、その時に買いに行けば良いし、なんだったら明日改めて材料を買ってきて作ればいい、もしくは他の物でアレンジしたら良いんです。

貧乏で(欲しくても)何も身の回りになかった時代を経験して思うことは、要するに「物に囲まれている状況」というのが、物への感謝を薄れさせてしまっているということなんですね。

「感謝する」というマインドが物を粗末にしないヒント。

僕はそういう意味で、「感謝する」というマインドがすごく大切だなと思うんですが、この飽食の時代では「物があるのが当たり前」となっているので、なかなか感謝をすることが難しいと思うんですね。

でも、今自分がご飯を食べれているのも、綺麗な服を着ることが出来ていることも、決して当たり前のことではないんです。

これを「お金の問題」だけで考えてしまうと軽く感じてしまうと思うんですが、例えば料理って「その人が自分の人生を費やして提供してくれたもの」だと僕は思うんですね。誰かがあなたの為に自分の人生の時間を使ってくれたからこそ、あなたはご飯を食べることが出来るんです。

人が作ってくれるご飯は人の時間(命)を頂いているということ」であると思うことが出来たら、そこには「感謝する」というマインドが生まれてくると思うし、そういう感覚で物に対する考えを持つことが出来れば、食べ残しをゴミ箱に捨てようと思ったその瞬間に少しでも躊躇する気持ちが生まれてくると思うんですね。

そんな風に「感謝する」というマインドが「物を大切にする」ということに繋がると思うので、1つ1つの物に対して感謝の気持ちを見つけることから始められたら良いなと思いました。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer