サービス提供者が成功するために普遍的に把握しておきたい「加減」の重要性。
おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)
自分で言うとあれなんですが、僕は「料理が得意」みたいで、僕が作った料理を食べた人は決まって美味しいと言ってくれるんですね。(お世辞かもしれませんが)
で、そこでよく言われるのが「加減が良い」と言うことで、味がどれだけ深いかとか、良い食材を使っているかということではなく、料理そのものの「加減」が良いということで、そこにクリエイティブのヒントがあると思いました。
ということで今回は、サービス提供者が成功するために普遍的に把握しておきたい「加減」の重要性、についてお話ししたいと思います。
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料理の塩加減をコントロールする意識の大切さ。
冒頭で料理の話をしたので、料理を例えにしてお話をするんですが、皆さんは「ステーキの塩加減」とかって考えたりしたことはありますか?
諸説あると思うんですが、お肉を焼く時って、お肉100gに対して0.9〜1.3%のお塩をかけるのが一番美味しく感じるって言われてるんですね。
僕は昔からこの「塩加減」がすごく得意みたいで、恐らく自然にかけていたお塩の量が適量で、その人が濃い味が好きな人であれば少し多めにかけるなどのコントロールをしていたと思います。
ネットで調べてその情報に至った訳ではなく、むしろそんな比率があるのを知ったのは最近のことではあるんですが、僕は「なんとなく」でそれをやれる人間だったんだと思います。
なんとなくの感覚がエンドユーザーに響くという強み。
もちろんこの「なんとなく」は千載一遇で手に入れられるような感覚ではないんですが、例えばテレビでステーキを焼いている人が「やたらと上から塩をかけてるなぁ」とか思ったりするじゃないですか。
そういう時に「それってなんでだろう?」と思って僕は見ていたりするんですが、そこで僕は「遠くから塩をかけたら満遍なく味付けできそうだな」ということをなんとなく感じているんですね。
で、焼き方ももちろん同じように見てるんですが、それを真似して実際にステーキを焼いたりしている中で上手くいかない時は「あの人とどこが違うんだろう?」みたいな疑問も生まれてくるんです。
美味しいものを提供しているからこそテレビで紹介されている訳で、そういう人を見ながらなんとなく真似して落とし込んでいくことが、エンドユーザーにも響くという強みを与えてくれる訳ですね。
僕はきっと何をやらせてもそこそこ出来る人になれる。
僕は今、クリエイターという立場でお仕事をしているんですが、それは「クリエイティブに1番時間を費やしているから」だと思っています。
そもそもデザインなんてすごく苦手な分野だし、そんな苦手を補うためにこれまでに数え切れない程沢山の良いものを(考えながら)見たり、技術を学び、色んな形からインプットを繰り返して来たかは想像出来ないと思います。
じゃあこれを今度は「料理人」とか「経営者」といった分野に矛先を向けた時に、僕は「努力の仕方」を知っているからこそ、きっと何をやらせてもそこそこ出来る人になれる自負があるんですね。
「やってないからできてない」というだけで、僕はクリエイティブの分野が今でこそ合っているとは思えますが、そこには全てエンドユーザーに向けた「加減」を読めるからこそ成り立たせられるという自信を持てるんです。
サービス提供者が成功するために普遍的に把握しておきたい「加減」の重要性。
僕はお仕事をする上でよく言うんですが、お客さんに対して「こんなん好きでしょ?」をドンピシャで当てれることが全てだと思ってるんですね。
要するに、歯の弱い人にアメリカンステーキを提供するのではなく、霜降りの薄いお肉を提供するのが正解で、それを僕は「加減」だと思っています。
多くの人は「自分の料理美味いだろ(ドヤ)」みたいな感じで自分の感覚を押し付けたりすると思いますが、相手によって、もっと言えば同じ人でも体調によってその加減は変わってくる訳ですね。
いつもは濃い味が好きな人だって、少し風邪気味であれば薄味で、脂っこいものは控えたいと思ったりする訳じゃないですか。
そういう中で自主的に「加減」を調整することって、言い換えれば「思いやり」だと僕は思う訳ですね。
サービス提供者が成功するために普遍的に把握しておきたい「加減」とは、相手に対しての「思いやり」が実現させてくれるもので、それこそがサービスの重要性だと僕は信じています。
僕がその感覚を生まれ持っていたということではなく、どれだけエンドユーザーのことを(憑依するくらいの勢いで)考えて、物事を考えて行動出来るかの繰り返しがそれを叶えてくれると思います。
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。