過去にお世話になった頭の上がらなかった業者さんの対応に幻滅して悲しくなった日。
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過去にお世話になった頭の上がらなかった業者さんの対応に幻滅して悲しくなった日。

2023.08.17
2023.08.17

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

僕が駆け出しの頃、簡単に言えばほとんどの人間に舐められている中で活動をしていて、相手にしてもらえることの方が少なかったんですよね。

そんな時に「技術の展示会があるから参加してみたら?」という先輩の誘いを受けて、中小企業がブースを出して品評会をするイベントに参加させてもらいました。

ということで今回は、過去にお世話になった頭の上がらなかった業者さんの対応に幻滅して悲しくなった日、というお話をしたいと思います。

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技術もコネも実績もないフリーランスはゴミ同然だった駆け出し時代。

今の僕しか知らない人には想像出来ないかもしれないんですが、僕がフリーランスデザイナーを目指すといった10年以上前の頃、僕の存在はまさにゴミ同然でした。

ただ実家に住んで飯を食って、支出しか叩き出さないような僕に家族から向けられた視線は本当に冷たいものでした。

家族からですらそんな雰囲気をヒシヒシと感じていたレベルだった中で、それこそ知り合いの人間や、(滅多に頼むことのない)業者の人間に僕の話に耳を傾けてくれる存在はほとんどいなかったんです。

そんな中、冒頭でお話しした「技術の展示会があるから参加してみたら?」という先輩の誘いで参加させてもらった展示会のとあるブースで、今回のお話に出てくる業者さんと出会うことになるんですね。

先輩に誘ってもらった展示会で出会った業者さん。

そこで出会った業者さんは「ノベルティ製造業者」さんで、簡単に言えば自社で色々とオリジナルグッズを作るお仕事をされてる会社さんだったんですね。

当時は「プリントパック」なんかのメジャーな印刷業者が珍しい状況だったことと、今ほど便利に利用出来るような感じでもなかったこともあり、僕にとってはこういったコネを作れることがすごく大きなことだったんです。

そんな状況で名刺交換をさせてもらった時に「1点からでも受けるので何でも相談してください」みたいなことを言ってくださって、僕はそこで初めて業者さんのコネを手に入れました。

言わば僕はそこで1つの自分の武器(受けられる仕事の幅)を手に入れたということで、そこから度々、駆け出しの安単価のフリーランスの相談に乗ってくださることとなりました。

何年振りかにその業者さんにお仕事の依頼する機会が出来て。

その業者さんは、僕は大した量のお仕事を頼めないような状況にも関わらず、例えそれがステッカーが1枚であろうとも、嫌な顔一切せず丁寧に対応してくださっていたことが印象的だったんです。

で、そんな業者さんにお仕事の依頼をする機会がなかなかなくなってきて、今回かなり久しぶりにお仕事の相談をするために連絡をさせてもらったところ、まだ僕のことを覚えててくれたんですよね。(多分8年振りぐらい)

僕からすれば、少し大きくなった自分がお仕事を依頼するなんて、何となく「凱旋」みたいな気持ちに心がワクワクしていたんですが、成長した僕が業者さんに感じたのは「幻滅」でした。

昔の僕よりも柔軟に対応出来るはずだったのにも関わらず、とにかく話が通じなくて、通じたと思ったら仕事が遅くて、何度も何度も連絡(しかも電話)を入れても全然対応してくれない状況で、依頼元であるクライアントさんから「まだですか?」と催促される状況になりました。

昔頭の上がらなかった業者さんの対応に幻滅して悲しくなった日。

仕事が早いで通ってる僕が、業者さんを使ってる上で催促されるのは僕の問題ではなく業者さんの問題で、僕はそんな状況が許せなくなり「どうなってるんですか?」と電話を入れたんです。

そうしたら「沢山メールが来てたので埋もれてました」とか「お盆休み中なので対応出来ません」と言われ、「遅れたのそっちですよね?」と言ったら「電話してくれたらよかったのに」と苦笑される始末。

流石の僕もカチンと来て「こっち待ってただけでそっちに非があるのにその言い方はなんだ?」と強い口調で言うと、「仕事はちゃんとするから黙っとけ!」と言って電話を切られました。

すぐに電話をかけ直して、「信頼があったからこそ依頼したのに幻滅させないでくれ」と伝えたら、向こうも我に帰ったようで反省してくれたんですが、僕にとって一度起こったあの状況は悲しいものとなりました。

結局、翌日に全力で謝罪してくださり、予定よりも半額以上に安い価格で仕事を受けてくださったことと、予備の商品も多く入れてくださる対応をしてくださったので心が救われた部分はありました。

ですが、明らかに僕の成長が昔頭の上がらなかった業者さんを追い抜いていた瞬間で、何だか嬉しい反面、すごく寂しい気持ちになったのは事実です。

ただ、最後の対応に少し救われた部分もあるので、何かあればやっぱりこの業者さんにお世話になっていきたいと思うし、今回が特別だったと思えるように振る舞えたらと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer