物語と物語のぶつかり合いが新しい物語を生む。
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物語と物語のぶつかり合いが新しい物語を生む。

2023.12.11
2023.12.11

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

ここ最近、色々と世間を賑わせている「格闘技」なんですが、僕が格闘技を好きな理由は白黒決する1対1の言い訳の出来ない戦いだからなんですよね。

そこで「観たい試合」というのは、その1対1のどこに「物語」があるかであって、そこが無ければどれだけ強くても注目は集まらない訳なんです。

ということで今回は、物語と物語のぶつかり合いが新しい物語を生む、というお話をしたいと思います。

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今一番見られている格闘技コンテンツとは。

冒頭でお話しした、今世間を賑わせている「格闘技」なんですが、皆さんは格闘技(全般)と言えばどんな団体を想像するでしょうか?

「K-1」や「RIZIN」はたまた「BreakingDown」なんて人もいると思うんですが、「DEEP」とか「修斗」とかまで言うと分からない人もいたりすると思うし、逆に「UFC」とか「ONE」と言ったら分からないと思う人もいる。

そんな中で「BreakingDown」が格闘技かそうじゃないかで論争が生まれていて、正統派と呼ばれる格闘家さんたちは「あれは喧嘩であり格闘技ではない」という様な意見を述べて度々衝突したりしています。

ただ、僕は「BreakingDown」を(完全なる)格闘技だとは思ってはいませんが、どちらかと言えば格闘技という枠の中に入るという中で言えば「一番見られている格闘技コンテンツ」としては、今の時代は「BreakingDown」や「RIZIN」なんだと思っています。

格闘技の流れから見る注目度の違い。

今の時代も色褪せないものは、その時代にも輝いていたものであることは間違いなくて、過去の格闘技コンテンツでの「K-1」や「PRIDE」でスーパースターになった「魔裟斗」や「山本KID」は格闘技界に大きな影響を与え基盤を生んだ人だと思います。

そんな基盤の上にあるのが、(完全なる)格闘技ではないと言われているようなコンテンツを批判する気持ちも分かるんですが、それを格闘技かそうじゃないかを別にすれば「一番見られているコンテンツ」として認めるのは仕方ないんじゃないかと思うんですね。

僕はクリエイターとしてお仕事をさせてもらっているんですが、僕よりも素晴らしいデザインをするクリエイターさん達が僕よりも食えていない現実があるのを知っていて、それがまさにこの今の格闘技界の注目度が答えだと思います。

要するに、「BreakingDown」に出ている人よりも、皆さんが知らない知名度で劣る団体に強い選手がゴロゴロいる状態があると素人の僕でも思っていて、ただ一方でその選手達の注目度は何倍にも劣っていると思っています。

需要と供給を理解した上での物語。

で、結局僕は何が言いたいかというと「必要とされていない主張はマスターベーションでしかない」ということなんですよね。

いくら「正統派の格闘技の方が正義だ!」みたいな主張を言うのは自由だと思うんですが、それが見たいと思われていなかったら「勝手にやっててください」みたいな感じで終わると思うんです。

どこまでの注目度を自分が求めるかにもよりますが、日本で一番注目度を浴びたいと思ってるのであれば、日本で一番注目度のある場所で見られる必要も出てくると思うし、それが出来ないのであれば圧倒的に強くなるしかないと思います。

ボクシングの「井上尚弥」なんかがきっとそれ当たる選手だと思うんですが、全ての人があの域に達することは難しいと思うので、自分が有名になりたいと思うのであれば需要と供給を理解した上での物語を作っていく必要があるんです。

現代の人が見たいのは完全なる格闘技ではなく人生物語だと思う。

今、「BreakingDown」を批判している格闘家の人達に思うことは、きっと現代の人が見たいと思っているのは完全なる格闘技ではなく人生物語だと思うんですよね。

実際のところ、僕が見たいなと思う試合の後ろには「物語」があって、昨年話題になった「武尊 vs 那須川天心」なんて、「戦ったらどっちが強いんだろう?」という論争が起こりながらも、団体の壁があって何年もの間、試合が実現しなかったからこそあそこまで盛り上がったじゃないですか。

なので、今の格闘家の人たちは「見たいと思わせる物語づくり」であって、きっといくら強くても、強さで突き抜け切ってない限りはその試合に魅力はないと思います。

僕はそんな中で、自分の格闘技人生に不安を感じ、突如現れた朝倉未来に憧れて(戦いたくて)RIZINに入った平本蓮が、ここ最近の出来事に対して悲しさや悔しさを感じて、それでも大晦日に決まった試合に勝ってその試合を実現したいというマイクに人生物語を感じました。

分野は全く違えど「推せる人」の後ろには人生物語があって、その物語が響く人がファンとなり、その分母を増やすのは単純な強さだけではなく、極論を言えば弱さが魅力になることだってあるということです。(競馬のハルウララみたいにね)

自己ブランディングをする上で、そういう部分を理解しないといけない時代だと思うし、それが生み出すのはやはり「圧倒的な努力の積み重ね」しかないと僕は思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer