素人が作ったデザインをブラッシュアップさせられる屈辱を乗り越えて。
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素人が作ったデザインをブラッシュアップさせられる屈辱を乗り越えて。

2023.10.07
2023.10.07

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

全てのクライアントワークがそうではないのですが、たまにクリエイターを使うことや自分自身の感性を勘違いされている人がいます。

想像してもらったら分かるんですが「言いたがりの人」っていて、自分は全然専門的ではなく出来ない人間にも関わらず、相手よりも少し上の立場でモノを言いたいような感じの人です。

ということで今回は、素人が作ったデザインをブラッシュアップさせられる屈辱を乗り越えて、というお話をしたいと思います。

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言いたがりの素人からの指示でダサいものを作るのがクライアントワーク。

これからクリエイターを志す人や、フリーランスを目指す人に伝えたいのは「フリーランスだからといって好きなことを自由に出来る訳じゃない」ということです。

会社に縛られて、社会に縛られてが嫌で独立し、フリーランスを目指そうという選択肢がその世界から逃げるような選択肢であれば、次は「クライアントに縛られる」という世界が待っていると思います。

フリーランスになったからといって、仕事は「個人 対 会社」に変わるだけで、そういうクライアントに当たればあなたが逃げようとした世界に再び出会うことになるんです。

厳しい現実を言えば、実績の少ない駆け出しの時なんかは特にですが、そうでなくても言いたがりの素人からの指示でダサいものを作るのも「クライアントワーク」なんですね。

自分の作った作品の評価はエンドユーザーが決めるものである。

ここで覚えておいてほしいことは「自分の作った作品の評価はエンドユーザーが決めるものである」ということで、クライアントの意向を鵜呑みにするのがクリエイターの仕事ではありません。

なぜならその作品(やサービス)を最後に受け取るのは「エンドユーザー(お客さん)」であって、クライアントを喜ばせることがエンドユーザーを喜ばせることに繋がらないこともある訳ですね。

そして更に厳しい現実は、言いたがりのクライアントから指示されて作ったダサい自分の作品を見たエンドユーザーが「まぁこんなもんか」と、自分の実力を評価されてしまうんです。

「満足しているのはクライアントだけ」みたいな、クライアントさんがお金を払ってクリエイターに仕事を依頼して、自分の意見を通すことで承認欲求を満たすだけのお仕事も「クライアントワーク」なんですね。

素人が作ったデザインをブラッシュアップさせられる屈辱を乗り越えて。

僕は実績マウントを取りたい人間ではないので、自分の実績はあまり公に公開することはありませんので、周囲から見れば一般的な「クリエイター」として映っていると思います。

ですが、実績やマインドだけで言えば一人制作会社クラスで、ゼロイチ(コネなし独学で)で仕事を始めたと考えればぼちぼち頑張ってる方だと自負しています。

そんな中で、今でも「言いたがり」というのはいて、自分達(デザイン素人)がこれまで生み出して来た作品こそが最高として、そのスタイルを変えずにデザインを作ってくれと依頼されることがある訳です。(デザインは素人が作ったモノです)

どう頑張っても時代にミスマッチしたダサいベースのデザインを、素人に指示されるがままブラッシュアップさせられることだってあるんですが、まさにそれを作業している時の自分自身は「虚無の状態」で、クリエイティブというよりは機械作業の状態だったりするんですね。

クライアントのエゴを通した作品はエンドユーザーに響かない。

クライアントワークの厳しさを伝えたところで、最後に僕が伝えたいことは「クライアントのエゴを通した作品はエンドユーザーに響かない」ということを、これからフリーランスを志す人には、心のどこかに置いておいてほしいということです。

きっと個人でやってく中で、相性の良いクライアントさんにも沢山出会えると思いますが、こういうクライアントさんに当たった時に「心が折れそうになる」とか「自分の実力を疑い始める」みたいな状況が訪れると思います。

そこで思い出してほしいことが「エゴを通そうとするクライアントのサービスは売れない」ということで、お客さんの目線に立って商品(サービス)を考えられない人のものが売れる訳がないんです。

で、ある程度売れていることに錯覚してはいけないのでしっかりと見定めないといけないのが、そのクライアントが積み重ねて来た実績や人脈、最低限の商品の話題やクオリティだけで一定量は売れることがあるということなんですね。

要するに、僕らクリエイター(フリーランス)がお仕事に携わることで、「クライアントの事業が成長しているか?」が問題であり、それを考えた時に僕らが見るべきは「エンドユーザー(お客さん)」ということです。

それを無視して、クライアントの承認欲求を満たすだけのお仕事を繰り返していては、それはクライアント個人のためだけにしかなっていないので、これから自分が時間をかけていくことが無駄にならないか、その価値をしっかりと判断してほしいなと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer