作り直しを命じられる時の大半はクライアントの指示から生まれる。
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作り直しを命じられる時の大半はクライアントの指示から生まれる。

2023.10.14
2023.10.14

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

僕の言い方が悪いことが多いのかもしれませんが、僕はお仕事をする上で「クライアントに媚を売る」なんてことはしないので、思ったことをズバッと行ってしまうんですよね。

そんな中で、ズバッと正論を叩きつけられること自体が嫌で、そこですぐに「なるほど」とは言えずに一旦自分の意見は通したい人が一定数いる訳です。

ということで今回は、作り直しを命じられる時の大半はクライアントの指示から生まれる、というお話をしたいと思います。

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僕が誰にでも忖度せず正論を叩きつける理由。

冒頭でお話ししたように、僕はお仕事をする上で「クライアントに媚を売る」なんてことはしないので、相手が例えどんな立場の人であっても正論を叩きつけてしまうんですね。

その大きな理由としては「最短距離でゴールに向かいたい」ということが1つと、もう1つは「寄り道に時間を掛けるのは無駄」という理由があるからなんです。

そもそも僕は「捨て案」というものが大嫌いで、2つ以上形にしてみたい良いアイデアがあるならまだしも、何故わざわざ捨てられる可能性があるもの必ず作らないといけないのかよく分からないのです。

僕はこれはクリエイティブ業界が積み重ねてきた悪しき風習だと思っていて、案を複数提示して当たり前みたいな感覚になっている人が多い中、僕はそれを毎回のように説得しながら(ある意味で)教育して来ました。

飲食店で注文する料理とクリエイターに発注する作品は同じもの。

いつも僕はここで飲食店の話を例えに出してお話しするんですが、皆さんが中華料理屋に入ったとして、そこで焼飯と天津飯かを迷っていて、口に入れてみないとどっちの気分かわからないので「とりあえず2つ作ってみてくれる?」なんて注文はしたことがありますか?

きっとないと思うんですが、それが出来ない理由ってなんでか想像できますかね?

恐らく食材にお金が掛かっているから仕方ないよねって感覚で納得すると思うんですが、じゃあ僕らクリエイターがその瞬間に燃やした命は食材の様に価値にはならないのかなって思うんです。(もちろん料理人さんが動くこと自体にも価値があります)

目に見えて捨てられる食材と、目に見えない思考や作業は同じ様な感覚で比べることは出来ないと思いますが、僕はデザインも料理も同じクリエイティブであり、やっていることは全く同じだと何故みんな気付かないのかんと感じます。

ただ並べて見てみたいという自己顕示欲には付き合わない。

だからこそなんですが、僕は「複数案作ってほしい」という依頼に関しては、そこに掛かる費用は倍になっておかしくないと思うし、料理の場合は問答無用で2つ頼めば2つの料金が掛かるんだと思います。

それに加えて一番タチが悪いのが「素人が自分のアイデアを通したい時」で、クリエイティブの分野ってまだまだ結構舐められてることが多くて、自分のアイデアが画期的だと勘違いすることが往々にしてあるんですね。

そういうのって「ただ並べて見てみたいという自己顕示欲」なだけであって、プロを自分の意見で動かしたという優越感と、プロに自分のアイデアを形にさせて自分の周囲にドヤりたいだけの自己満足でしかないんです。

それを客観的に僕が感じた時は、そんな戯事に付き合っているほど暇ではないので、立場がどんなに離れていようとも絶対に断らせてもらいます。

仕事が出来る人間は複数案作れなんて言わない。

クリエイターが表現したいものが複数あって、自主的にいくつか作って提案することはあると思うんですが、僕が今回伝えたいことは「仕事が出来る人間は複数案作れなんて言わない」ということなんですね。

伸びていく人ってやっぱり「効率」ってすごく重要視していて、そこで「複数案に掛けている時間があれば1案をブラッシュアップし続ける」ということが最高の効率であることを知ってるんです。

僕ももうすぐ(多分)10周年を迎えるフリーランスクリエイターではあるので、それなりに色々と経験して、最新の情報を取り入れながらクリエイティブをやっている訳なので的外れな案なんて絶対に出さないんですよ。

僕だって「二度手間」とか「作り直し」なんてことをやりたくないし、それこそ「最短距離でゴールに向かいたい」とか「寄り道に時間を掛けるのは無駄」と思って仕事をしてるんですね。

で、思い返して見れば「お前に全部任せる」と言われてやり直しになった経験ってほとんどなくて、クライアントからあーだこーだ言われた時に出した答えが「やり直し」に繋がってるんですよね。

クライアントさんから僕が聞きたいのはデザインの好みや想いと、そのデザインが手に取るエンドユーザーがどんな人かであるってだけで最善の答えを提案させてもらいます。

「やっぱり福井さんのアイデアの方でいきますね」って言われても、作業した時間は返ってこないし何も嬉しくないんです。

「ほらな」って心の中で勝った気になるフェーズは終わって、もう最初から信頼してプロに全部任せろよって思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer