近年必要とされているマーケティングの変化に対応するためのヒントを探して。
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近年必要とされているマーケティングの変化に対応するためのヒントを探して。

2023.11.24
2023.11.24

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

僕はクリエイターとしてのお仕事の中で、マーケティングを含めた企画なんかを想定したデザインを考えたりもするんですね。

そんな中で、クライアントの意向が全てなので、僕のマインドがそのまま反映されることは一切ない中で、「もっとこうしたら良いのに…」と思うことが沢山あります。

ということで今回は、近年必要とされているマーケティングの変化に対応するためのヒントを探して、というお話をしたいと思います。

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昨今のメディアマーケティングに対して思うこと。

皆さんは格闘技に興味がないかもしれないのですが、僕は格闘技が大好きで、その中でここ最近の格闘技界で見られているものとそうでないものの違いを分析していたりします。

格闘技には沢山の団体があると思うんですが、ここ数年で「テレビ放映されているからといって収益化出来ている訳じゃない」ということで、昨年に行われたTHE MATCH(那須川天心 vs 武尊)という興行の時に、完全にテレビが格闘技を手放した構図になりました。

ここで格闘技界は「テレビから手放されて厳しい…」とはならず、PPV(視聴チケット購入制)が主流の時代に移行したことで、テレビに放映権を買ってもらうよりも収益を上げられる構図になった訳です。

スポンサーありきの興業は変わらない中でも、テレビ以外のメディアの発達によってテレビというメディアを使わずとも団体毎に収益を上げようと思えば上げられる状況になったということが、メディアマーケティングの時代の転換期を与える構図になったんです。

BREAKING DOWNのマーケティング手法が素晴らしい。

賛否両論あり続けるコンテンツですが、先日行われた「BREAKING DOWN 10」のPPVチケットを購入して僕は楽しませてもらったんですが、ただ楽しむだけではなく、マーケティング手法が素晴らしいといつも感じながら見ているんですね。

簡単に説明すると、BREAKING DOWNに出場するためにはオーディションに参加する必要があるのですが、まずそのオーディションを1つのコンテンツとしてYouTubeで無料配信し、これが選手個人の物語を伝えることに繋がり「応援(ファン)」を生むことにつながっているんですね。

視聴者の中にはそこで感情移入が生まれる選手が出て来て、そこで勝負論のある様なマッチメイクが行われた時に「リアルタイムで試合を見たい」という風になる訳なんです。

コンテンツが面白ければそこにファンが生まれ、ファンを生む部分は「無料放送」で、選手が戦う部分は「有料放送」という使い分けによって、ファンが生まれやすくPPVに移行しやすい状況を自然と生み出している訳です。

メインカードを出し惜しみしない大盤振る舞いのサービス精神。

で、今回の「BREAKING DOWN 10」は、第10回大会というメモリアル大会ということで、運営陣からも「気合いが違う」という声を聞いていた通り、ものすごい興業になったと僕は思っています。

まずマッチメイクの点で言えば、先ほども言った事前オーディションで生まれた、正直それまで誰も知らない一般人が「オーディションで出てきた無名のスター」として注目を(そこらの格闘家と比べ物にならないくらい)浴びている状況でした。

これは格闘家としての強さではなく、奇しくも格闘技がエンタメに食われた構図にはなっているのですが、結果として大きな注目を浴びた状態で「最初の6試合無料配信」という大盤振る舞いのサービス精神に打って出たんですね。

しかもこの6カードは、普段であれば有料放送のメインどころに匹敵するようなカード揃いで、無料部分だけでも満足できる様な内容でもあるにも関わらず、さらに後ろに続くカードは、オーディションから追っていた人にとってはもっと面白いカードが揃っている状態でした。

現在のマーケティングに必要な視聴者を楽しませる手法。

僕がすごいなと感じたのは、もちろん後ろにも話題のカードが揃い踏みの状態ではあったんですが、有料放送枠の1つ目のカードに「超話題のカード」を持って来たことですね。

加えて、話題性のある特にハングリーな選手を無料放送に持って来たこともあり、そこでユーザーが惹きつけられている中で、有料会員1発目で待望のカードを持って来るという流れを作ることは、マーケティングとして最高の手腕だと感じました。(持ってくるカードが絶妙でした)

これは全てユーザー心理を掴んでるからこそ出来ることであると思うし、その他にも「試合の裏側をYouTubeで無料放送し続ける」という合わせ技で、試合自体は見えないけど会場から聞こえる歓声に「なになに?」という集団心理が生まれていました。

もちろん動画の転載などは厳しい罰則を与えられることで、結局のところPPVを購入しなければ二度と試合を見ることは出来ない状況で見たい人は購入せざるを得ない状況ではあったんですが、PPVチケットも3000円前後と比較的リーズナブルな設定だと思いました。

正直、ここ最近は多くの経営者と関わることがあるんですが、色々話を聞いている中で「経営者のオナニーマーケティング」というのを感じていて、もっと一番見られているコンテンツがどうして人気なのかとかを分析する必要があるんだと思いました。

僕自身もこれから自分のプロダクトを作っていくことになると思うのですが、「ユーザーの心を掴む」とか「ユーザーも参加出来る(敷居が低い)」といった楽しいマーケティングを考えていけたらと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer