お金じゃなく情で仕事をしていることを改めて誇りに思えた日。
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お金じゃなく情で仕事をしていることを改めて誇りに思えた日。

2023.09.09
2023.09.09

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し8年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは2,195日、毎日ブログは975日を突破。(2022年12月31日現在)

先日、本当に嬉しい形で紹介をもらった方との間で、すごく僕にとって色んな意味で大きなお仕事が決まりました。

僕はよく「お金で仕事をしない」とか「情だけで生きている」ということを言っていますが、まさにそんな思いが形になった瞬間だったんです。

ということで今回は、お金じゃなく情で仕事をしていることを改めて誇りに思えた日、というお話をしたいと思います。

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下積み時代に偶然交わった不思議な縁。

今回、僕にこんな素敵なご縁を与えてくれたのは、遡ること10年以上前、僕がまだ今のようなスタイルのクリエイターではなく「Tシャツデザイン専門のデザイナー」だった頃に繋がった人からの紹介でした。(シルクスクリーンでプリントもやってました)

その人は、僕の学生時代からの後輩にあたる関係でしたが、直接的に仲が良かった瞬間があったかといえばそんな関係ではなかったんです。

「活きの良い後輩がいるなぁ」みたいな感じで、色んなところで活躍している彼を見て尊敬していた部分ばかりだったんですが、僕がTシャツを作ってるのをSNSで知ってくれてたみたいで「浩太君!Tシャツ作れるならお願いしたい!」と連絡をくれました。

話を聞けば彼は、格闘技のデビュー戦の入場の際に着るTシャツを作りたかったようで、僕にそのデザインとプリントを任せたいということで話をくれて、僕はそんな彼の記念すべきデビュー戦のコスチュームを担当させてもらったんですね。

一緒に戦っていこうという気持ちで繋がる関係。

そこから特に会ってご飯を食べたりとか、密に連絡を取り合ったりすることもなく、お互いがお互いを見守って、刺激し合うような関係になっていきました。

そんな中で彼はどんどんと格闘技でも仕事でも当確を表してビッグになっていく中で、定期的に(格闘技の試合前の応援メッセージ的な感じで)連絡を取り合ったりしてたんですね。

で、いつも「浩太君のことめっちゃ尊敬してるで!」とウソでも言ってくれる後輩に、僕は自分も負けじと頑張らないとダメだなってことを思っていました。

そんな関係性である後輩から、「知り合いの人がデザインお願いしたいみたいなんやけど…」と声をかけてもらったのがここ最近の話で、僕はそんな後輩の為にも、この案件はなんとしてでも良い形で締結したいと思っていました。

偉ぶることをしないチャレンジャーであり続けたい。

まず最初に紹介してもらった方(以後、先方)から言われたことは「今は他社にも見積もりを出してもらってる状態です」とか「(良いものは作りたいけど)費用をなるべく下げたいです」みたいな感じのスタンスでお話をされていたんですね。

もちろん、初見の場合はそういうスタンスになるのは仕方ないと思うし、極論、僕が「無償でやります!」ということを言えば確実に決まる案件だったりするんですが、僕自身も自分の価値を安売りすることは良くありません。

なので、良い感じのところで折り合いが付けばと思いましたが、やっぱり後輩の顔を思い浮かべるとどうしても少し優しめの見積りを出すことになりました。

ただ、そんな中でも僕に出来ることと言えば「やりたいという意志を見せる」とか「優先的かつ柔軟な対応」だったりすると思ったので、そういう姿勢を見せることを心掛けていました。

情で仕事をしていることを改めて誇りに思えた日。

(建築関係のお仕事なので)すぐに見学に行かせてもらったり、相手のスピード感あるやりとりに即レスしたり、そんな姿勢を見せていたりしてはいたんですが、最終の見積りを出した際に少しだけ渋られた感じがありました。

でもそこで、僕はこのご縁を紹介してくれた後輩とのエピソードを話し、そして僕の他のクライアントさんとの関係性も話しした上で「お金で仕事をしない」とか「情だけで生きている」ってことを先方に伝えたんですね。

すると先方は、社長の仲介という立場にも関わらず「僕は福井さんと仕事がしたいんでこの見積りなんとしてでも社長に通します!」と言って(微調整をした上で)そのまま見積りを持ち帰ってくれたんです。

数時間後、自宅でお仕事をしている僕に電話がかかってきて「福井さん!あの見積りで通ったんでお仕事お願いします!」という返事をいただきました。

「お金」という部分だけを見れば、僕が折れて下げれば簡単に決まる仕事が多い中で、今回のケースは(初見にも関わらず)完全に「情」の部分で決まったお仕事だったと思えました。

「熱い関係」と表現するのが正しいのか分かりませんが、僕は「応援したい」とか「一緒に頑張りたい」といった情の部分で呼応出来る人達と一緒にお仕事が出来ていることを改めて誇りに思える日となりました。

僕はそんな人たちを勝たせていきます。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer