周りがどう感じるかを判断出来るビジュアル感覚の基準を持っておくことの大切さ。
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周りがどう感じるかを判断出来るビジュアル感覚の基準を持っておくことの大切さ。

2022.03.11
2022.03.11

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

ものづくりをしていく上で、自分が良いと思うものを推していくのはもちろん必要な要素だと思うんですが、それが周りから受け入れてもらえるものとは限りません。

自己満足でやっているだけであれば問題はないんですが、自分たちが他者へ発信することを目的としたり、クライアントワークとなれば話は変わってきます。

ということで今回は、周りがどう感じるかを判断出来るビジュアル感覚の基準を持っておくことの大切さ、についてお話ししたいと思います。

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「私はこれが好き」だけで推すほど浅いことはない。

お仕事柄、色んな方の表現している作品や商品を見ていると「え?なんでこんなことになってるの?」って思うくらい、どうしてそれを出して受けいれられると思ったのか分からない「事故作品」に出会ったりすることがあります。

プロではないという前提は一旦仕方ないことだと思うのですが、自社の商品を売りたいという目的の中でのPRとして発信する広告なんかのデザインが、ネガティブなイメージを持たれてしまう可能性に気付けないのが危ないんですね。

例えば、補正のされていない写真で作った制作物は、やっぱりどうしても不潔なものに見えてしまうし、我が子は可愛いみたいな感覚で、素人さんが自分で作ったものを「私はこれが好き」という感じで世に出してしまうことで事故が起こるんですね。

ただ、デザインを仕事としてやっていなかったとしても、そういった美的感覚のようなものが研ぎ澄まされている人は少なからずいて、そんな時には「あ、この人分かってる人だ」と感じます。

自分が良いと思うものが、他人は必ずしも良いと思わない。

結局のところ、デザインだけじゃなくどんなサービスでも、提供することを目的とした場合に1番大切なのは「相手がどういう風に感じるか」ということで、ただ技術だけを磨き続けていても、もしかするとそれが自己満足を加速させているだけかもしれないということです。

例えばステーキ店に行って、自分はレアでお肉を食べたいのにも関わらず「うちはウェルダン推しなんで…」みたいな感じで、レアではなくウェルダンで提供されるみたいな感じです。

要するに、尖ったアーティスティックなデザインを作れたとしても、それを周りの人たちがどういう風に受け取るかは分からなくて、お仕事としてサービスを提供する場合には、やはり客観的な見方が出来ないと成り立たないわけです。

自分が良いと思うものが、他人は必ずしも良いと思わないということをしっかりと理解する上で、普段から「考えて見る」ということが大切になって来るんですね。

普段から「考えて見る」ということが大切になる。

自己満足だけで良いのであれば、普段からの情報収集に関しては「自分が良いと思うもの」ばかりを集めていけば良いと思います。ただ、それが相手に対して提供するものであれば取り入れ方は変わって来るんですね。

自分が好きだと思ったものが「なぜ好きなのか?」だけではなく、「周りの人はどう感じているのか?」そして「なぜそれが愛されるのか?」といった感じで、「考えて見る」ということが大切になって来るんですね。

1つ1つのことに関して、こういった感じの答えを探すような感覚で、見たり、聞いたり、感じたりすることで、自分に周りがどう感じるかの感覚を落とし込めるようになり、サービス提供という中で生み出すものが変わって来ます。

なので、僕は自分が好きなデザインを作ることは滅多になくて、それが叶うタイミングがあるとすれば「クライアントさんとのイメージが合致した時」だけなんです。

周りがどう感じるかを判断出来るビジュアル感覚の基準を持っておくことの重要性。

こういったように、周りがどう感じるかを判断出来るビジュアル感覚の基準を持っておくことで、基本的に「その作品を世に出したらどうなるか」を客観的に判断出来るようになって来るのでデザイン事故って起こらなくなって来るんですね。

そういう感覚を持った人間をチームの中に1人は置いておいて、提供前に判断してもらえるようなことが僕は大切だと思っています。(味見する人みたいな感じですね)

クライアントさんとお仕事を重ねていく中で、デザインを制作を通じて、良い意味でクライアントさんの目が肥えて来る瞬間があるんですが、そういう瞬間って僕はすごく嬉しいんですね。

やっぱりこういう部分での感覚が合うことで制作がスムーズに進んだり、より高いクオリティのものを作れたり、要求し合えたりするので、自分たちが提供しているものがどういった風に感じられているのかを改めて客観視して色んなものと比べてみて欲しいなと思いました。

繰り返すことで感覚は研ぎ澄まされていくと思うので、ただ見るだけではなくて、少し考えて見るということを意識するだけで見える世界は変わると思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer