ここ最近はなぜか負のサイクルが僕を取り巻く。

人生を長く生きていれば、まぁこういうタイミングっていうのは定期的にやってきたりするんですが、冒頭でもお話ししたように「ルールに縛られた仕事」というのが重なったりするんですよね。

「仕事がない」というのが１番最悪のケースになるので、ルールに縛られていてもお仕事をいただけているのは嬉しいことではあるんですが、クリエイターとしての尊厳というものは感じません。

で、僕も自分の考えを通したいって形で仕事をしているわけではないので、どれだけルールでガチガチに固められて仕事をしようとも、出来る作品が素晴らしいものであればそれはそれで良いんですよね。

この間起こった事例を話せば、依頼内容を見た感じで僕の中ではゴシック体の方が良いと思ったので、それを提案したら却下されたので、希望通り明朝体で作ってサンプルを見せたら「ゴシック体に変えれますか？」と言われたりとかですね。

時には出来ない自分を認めることも大事。

僕は自分自身のリミットを解除してもらった状態であれば、そこそこ良いものを作れる自信程度の技術はあったりするんですが、ここ最近そういうお仕事がなかったりするんですよね。

ルールに固められた作品は、もはやもう僕の作品ではなく「データ制作者」みたいな立場での仕事でしかないので、要するに「誰でも良いんじゃないの？」と考えてしまうんです。

そうなった時に感じるのが「その程度のレベルの自分なのか」という変な思い込みで、本来ならばもっと出来るのにも関わらず、そのフィールドに立てていない自分が本来の自分であるのかもしれないと錯覚してしまいます。

どんどんと自己肯定感が下がっていくような自分自身を、心の中で「お前は本来もっと出来る人間だ」と言い聞かせるにはかなりのエネルギーが要りますが、そんな自分を認めることも大事なんだと思うようになりました。

■「１つ１つを着実に終わらせていく」ということの大切さ。

そんな時に大切なことは「１つ１つを着実に終わらせていく」ということで、それが自分の思う理想とはかけ離れていようがなかろうが、スピード感を持って顧客満足度だけを上げていくというのが重要だと思います。

僕は忖度しない性格なので、気持ち悪い感じになる仕事って沢山あるんですよね。

ただ、もちろん意見も言うことはクリエイターとして重要なんですが、それは伝えた上で「もう言っても意味がない」って思った段階で、スパッと切り替えることが必要なんだと思ったんです。

で、いつかまた自分の特徴を活かせる仕事が来るタイミングを待つしかなくて、そのために１つ１つを着実に終わらせて次を待つ、もしくは新しい道を探すってことに尽くすのが賢明だと思うようになりました。

任せて信じるを言ってもらえる日を夢見て。

思い返しても、僕自身が一番イキイキしていたのは、駆け出しの頃に僕を解き放ってくれた恩人の方と一緒にお仕事をしていた時で、その時は「浩太に任せる！」とだけ言われて全部任してもらってたんですよね。

そんな時に作った作品を見て「良いやん！」って言ってくれる人達が今は、保守的なのかなんなのか分からないんですけど、自分の意見を通そうとして来るんですよね。

素人って言ったりするのは嫌ですけど、僕はそれなりに感性を磨いてると思っている中で、それを否定されてしまっているような気がしてどうしても凹んじゃいます。

どこまでいっても僕は「生きたくて生きてるんじゃない」って気持ちがあるからこそ、僕の生きる意味でもある「人を笑顔にする」という願いが叶わないないなら死んでるのも同然なんですよね。

ただまぁ、調子が良い時っていうのは「余裕」があるからこそ自分が出来る幅が広がっていくということなので、まずは改めて初心に還れるように「限界」を認めて、今出来る全力をやった先に「信じて任せる」を引き出したいと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。