潜在的な能力の使い方が下手だと思う人が沢山いるという事実。

冒頭でもお話ししましたが、僕は自分自身がデザインが得意ではないということが分かっている上で「デザイナーになろう」と決心したのには、自分自身の能力を正しく判断した上での勝算があったからなんですね。

その勝算とは、そこそこ入念に考えられた「リスクマネジメント」を含んだ収支設計で、もちろん今のような状況まで来たのは想定外なのですが、そこまで規模が大きくなること自体を考えていなかったからこそ練れたプランだったんです。

そしてそのプランに対して、自分自身の潜在的な能力を含め、今必要なものは何なのかを自己分析した上での将来設計が上手くいったからこそ今の自分の立場を作れたと思います。

そんな中で、こういった潜在的な能力の使い方が下手だと思う人が沢山いるという事実があって、僕よりも素晴らしい才能を持った人たちが日の目を浴びれないまま、志半ばで夢を諦めていることが多々あるんですよね。

自分の力に気づいていない人達が多すぎる。

で、僕は自分自身がデザインが得意じゃないからこそ「この人僕よりすごい」と思う人に出会うことがあるんですが、そういう人はそれを仕事にはしていないんですが、その人からすれば僕は「素晴らしいデザイナー」として見てもらえてることがあるんです。

ただ、僕からすれば「自分の力の出し方を理解出来てないだけ」ということであって、その人が僕と同じような感覚を持って生きていれば、僕以上になることなんて簡単に出来ると僕は思っています。

要するに100%ある力のうち20%しか出せてないのに、100%中80%の力を出している僕の技術のことを凄いというのは表面的なことであって、その人が100%の力を出した時に僕の技術に対して200%以上の力になる可能性があるんですよね。

僕はこれまでそんな経験を沢山して来たし、僕は僕のデザインがすごいのではなく、知識や経験を売る能力が人よりも優れているんだと考えています。

デザイナー向きじゃないことを理解したからこそ生まれた次の一手。

僕には恵まれた潜在能力はないけれど引き出し方が得意だからってことで、他の人が20%しか引き出せてない力を80%引き出素ことで他とやっと戦えてる事実があって、僕のこの才能の頭打ちはもうすぐそこに見えている訳なんですね。

そんなことを自己分析の上で理解しているからこそ、僕はプレイヤーから脱却し「ディレクター」とか「プロデューサー」の道に進むために今プランを練り直し始めました。

全てにおいて重要になってくるのは「客観視」をすることで、そこからその知識や経験を求めているエンドユーザーを炙り出し、その需要に繋げていくことが答えなんです。

で、僕が次に目指す場所は、僕以外の人達が持つその能力を求めているエンドユーザーの元へ適材適所で配置することが必要となり、僕は自分自身の力をそっちの方向に100%出し切った時に、デザインの100%よりも大きな需要を生むと考えています。

潜在的な能力を見出してそれを育てて送り出す人になりたい。

僕はそもそも「人が好き」ということがあって、あまり積極的にコミュニケーションを取りに行くタイプではありませんが、人を観察することには時間をかけるんですね。

そんな中で、特殊能力でもあると思うんですが「この人これ得意だけど（仕事になることを）気づいてない」みたいなのが見えてくることがあるんです。

要するに、僕が人を引っ張りあげられるのは、能力的に僕がすごい訳じゃなくて、それぞれが持っている個性と潜在能力がすごいだけなんですよね。

僕はそんな潜在的な能力を見つけて、その人が本来在るべき場所に僕なりのひと言（成長のヒントを）添えて、ただ送り出すだけの人になれればなと思います。

きっとこういう能力っていうのは「きっとこの人はこれをプレゼントすると喜ぶだろうな」みたいなことをドンピシャで当てられることと似たようなことだと思うので、やっぱり観察することがすごく大切なんですよね。

自分で自分の限界を決めてしまって、思うような人生を歩めていない人のサポートが出来るような人になれればと思うので、僕はこれから先の未来でそんな次のステップに進みたいと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。