さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~を見て。
本日の記事のラジオVer.はこちらをクリック | by stand.fm
おはようございます。FOURTEENのコウタです。
京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。
京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し6年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,464日、毎日ブログは242日を突破。(2020年12月31日現在)
僕は基本的にはYouTubeばかりを見る人で、映画とか長尺の動画なんかは、なかなかを見たりすることはないんですが、最近ふと「Amazonプライム」で、良い動画はないかなーと見ていた時に、偶然気になる動画に出会ったんですね。
長尺の動画は見ないと言いましたが、僕は映画を見るにしても、テレビ番組を見るにしても、絶対にドキュメンタリー映像以外に時間を使わないんですが、久しぶりに見てみたいと思えた映像だったんです。
ということで今回は、さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~を見て、僕が思った感想をお話ししたいと思います。
基本的にはドキュメンタリー映像しか見ない。
冒頭でもお話ししたように、僕は基本的にドキュメンタリー映像しか見なくてですね、作られた話というのには興味がありません。といっても、アニメなんかの世界は別なんですが。
昔からそうなんですが、「感動の作品」と呼ばれる作品の中では、大概の場合、誰かが死んで(殺されて)ますよね。そんなもん、感情移入してしまった登場人物が死んだりしたら悲しいに決まってるじゃないですか。
映画の中で死んだ人間が、実際に死んでいるのなら悲しみはあって当然だと思うんですが、演技が終わった後はその演者さんは生き返るじゃないですか。僕はそんな嘘の死に一切の感情は生まれないので、基本的には見ないし、見たところで冷めてしまいます。
Mr.Childrenの「HERO」という曲の中に「ダメな映画を盛り上げるために簡単に命が捨てられていく 違う僕らが見ていたいのは希望に満ちた光だ」って歌詞があるんですが、僕はホントにそういうことだと思っているんで、滅多なことがない限りドキュメンタリーしか見ないと決めています。
僕は「エヴァンゲリオン」をよく知らない。
で、最初に言っておきたいことがあって、僕は今回「エヴァンゲリオン」の最終作に関するドキュメンタリーを見たのですが、実はあまりエヴァンゲリオンに関しては詳しくありません。
全く見たことがないという訳ではないのですが、簡単なストーリーとキャラの名前くらいしか知らない、ただのにわかなんですね。なので、ファンの方の気に触るようなことを言ってしまったらすいません。
ただ、クリエイターとして制作の現場がどんなものであるのか?っていうのにはすごく興味があって、日本を代表する作品であるエヴァンゲリオンの、しかも最終作の裏側を見れるということにすごく興味があったんです。
で、今回初めて、エヴァンゲリオンの作者の方のお名前が「庵野秀明」という方であることを知り、遅ればせながら僕は、庵野さんのファンになってしまいました。ホントに独特で唯一無二のすごい人だなと。
ドキュメンタリーを通じて作品に興味を持つこと。
ドキュメンタリー映像の中で、庵野さんがしきりに「僕を撮っても面白くない 現場が苦しんでいるところを撮れ」と、番組のカメラマンに注意することが多々あって、やっぱりこの人はプロフェッショナル中のプロフェッショナルだと感じました。
「ドキュメンタリーを通じて作品に興味を持ってもらえる人を増やさないと意味がない」と庵野さんもおっしゃっていましたが、それを叶えるのは「制作過程(メイキング)を伝えること」で、どんな人が、どんな苦労をして作ったかが伝わることが大事なんですね。
僕らの想像することすらも出来ない領域で、皆さんが頭を抱え、ダメ出しを食らいながらも腹を立てることなく「やります」と一言返事でデスクへ戻っていかれる姿に、現場にいる方全てがプロフェッショナルなんだと感じました。
そして何より、庵野さん本人も「最前線で最も行動する人」であって、自分の理想をとことん追求して、それを要求する上で、チームとして締め切りが間に合わなければ雑務さえこなすその姿勢に、リーダーとしての生き方を見させてもらいました。
「エヴァンゲリオン」を三角座りで最初から全て見たいと思った。
案の定僕は、このドキュメンタリーに惹きつけられ、ただのにわかではありましたが、これから「エヴァンゲリオン」を全話見てみたいと思いました。それも三角座りで。
人生を削られて生まれたと心の底から感じる、そんな作品を見ないと死ぬ時に後悔すると思えるくらい、沢山の方の血が注ぎ込まれた作品なんだなと感じたからです。なので、三角座りで見るというのは、僕の中で最大限の敬意の表し方なんです。
一応、僕もクリエイターの端くれで、それなりに一生懸命やって来ているという自負はありましたが、こんな現場を見せられたら、鼻を折られるなんていう絶望的な感覚は通り越して、反対にモチベーションが一気に上がることにつながりました。
そして、僕自身も仕事で思い悩みながら作品制作を行なっている中で、ドキュメンタリー(メイキング)をどこかで見せて行けたら、もっとクリエイターという存在を理解して、僕が作った作品を愛してくれる人が増えるんだろうなと思いました。
実は少し前から計画していたことがあったんですが、色々あって実現出来なかったことをコロナのせいにして心に留めていましたが、やっぱりどうにかして形にしていきたいなと思うので、今目の前にあるお仕事含め、頑張っていきたいと思える機会になりました。
皆さんもぜひ、今回ご紹介した庵野秀明さんのドキュメンタリーを見てみてください。
動画リンク(Amazonプライム) : さようなら全てのエヴァンゲリオン~庵野秀明の1214日~
一緒に頑張りましょう。
では、また明日。