普通なら大体1ヶ月は欲しい制作を3日で作り切った今思うこと。
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普通なら大体1ヶ月は欲しい制作を3日で作り切った今思うこと。

2022.06.29
2022.06.29

おはようございます。FOURTEENのコウタです。

京都を拠点にフリーランスデザイナーとして活動しており、毎日休まず続けている、ランニングやブログを通じて感じた「継続は力なり」の大切さを発信したりしています。

京都を拠点に完全独学のフリーランスデザイナーとして活動し7年目。2016年から禁煙をキッカケに始めた毎日ランニングは1,830日、毎日ブログは610日を突破。(2021年12月31日現在)

永遠に答えの出ないテーマだとは思うんですが、人は何故か「物事を後回しにする」という傾向にあって、こればっかりは注意していても自然現象のように起こってしまいます。

デザイン制作においても「準備は早めにやりましょうね」とは言えども、何だかんだ知らない間に納期が迫っていたなんてことが日常茶飯事です。

ということで今回は、普通なら大体1ヶ月は欲しい制作を3日で作り切った今思うこと、についてお話ししたいと思います。

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人はどうして「ギリギリ」を楽しむのか。

これは「いつも納期が予定日ギリギリになる」ということに対しての愚痴ではないんですが、僕がこれまで制作の現場でのクライアントさんの行動を経験して来た中で、「早めに仕上がった状態」なんてものをほとんど経験したことがありません。

基本的に公開日直前はいつもバタバタしていますし、そこで生まれるのは『悔しい作品』で、「もっと早く情報が整っていたらクオリティを上げられたのに…」なんて制作が実は沢山あるわけなんですね。

それでも自分の作品として世の中で出回ってしまうものですから、目を通す人達が「これ3日で作ったんだ!」とはなるはずもなく、それが僕の実力となって見える部分が少しもどかしかったりするんですね。

僕自身もテキパキ動く方ではあるんですが、内容によっては「まだ間に合うよね〜」みたいな感じで余裕をかましていることもあったりするので、「ギリギリを楽しむ気持ち」的なものは分かったりもするので難しいところです。(別に楽しんでるわけじゃないとは思うけど)

「無茶振り対応能力」に特化したフリーランスデザイナー。

美大とかを出ている尖った才能のあるデザイナーさん達なら、きっと「〇〇が得意です!」といった感じの特徴があると思うんです。

ただ、こちとら学校にも通わない独学で、加えてゴリゴリ体育会系の部活動あがりの人間なもんで、得意なことといえば「気合」とか「根性」で、そんなところでしか爽やかクリエイターと肩を並べる能力がなかったわけなんですね。

なのでお客さんからの要望に対して「無理です」なんて言葉をいったこともないし、今回も1ヶ月は欲しい制作の情報が定まったのが、公開日まで残り2日しかないという状況でも、過去の経験から「寝なかったらなんとかいけるだろう」と思ってしまったのが無茶振り中毒の症状なのかもしれません。

そんな「無茶振り対応能力」に特化したフリーランスデザイナーを生み出したのは紛れもなく環境で、特徴もないお客さんに合わせることしか出来なかった僕に身についた、ある意味最強の能力なのかもしれません。

1ヶ月は欲しい制作を3日で作り切った今思うこと。

で、1ヶ月は欲しい制作を3日で作り切った今思うことは「何事もやれば出来る」ということで、2日で作りましたという前置きを置かせてもらえるのであれば、まぁそこそこ良いものが出来上がったと自負しています。

ただこれは、日頃からの努力の賜物でもある「技術力」「引き出しの数」「対応力」があってこそ成り立つものだとも思うので、そういう意味で「努力は裏切らない」ということを立証することが出来たと自分では感じています。

平和ボケして「自分ってどこまで出来るんだろう?」的な部分が分からない状態よりも、たまにはこういう無理難題にチャレンジして、自分の能力値を確認出来るような瞬間はすごく大切だと思いました。

でもやっぱり、準備が遅れた作品には「かけられる思い」みたいなものはどうしても少なくなってしまうので、熱のこもった作品を生み出すには「時間」が重要だなとも改めて思いました。

無茶振りを乗り越えて見つけた「現在の自分」

実際にこういうチャレンジをすることで、僕自身が自分の実力を知って「まぁまぁやれるやん」って感じに自信が付いた部分がかなり大きかったのは事実です。(やってる時はめちゃくちゃしんどいですが)

で、やっぱり「無理」って言葉を使わずにチャレンジする「文化祭の前の日」みたいなノリは、大人になってからなかなか経験できる事じゃないので、やり切った時の達成感はすごく良い経験になると今思っています。

加えて、クライアントワーク向きじゃないデザインが僕自身の好みの中で、自分の我みたいなものを全面に出したりすることが少なく、基本的にはそういう尖りを抑えてることが多いんですね。

そんな中で、駆け出しの頃のイケイケ感は薄れて勉強する範囲も(クライアントワークに合わせて)限定されていく中で、自分自身が「つまらないデザイナー」になってるんじゃないかなと思う時もあるんです。

ただ、こういう瞬間を迎えることで日々のクライアントワークの経験から得ている「技術力」や「想像力」はガッツリと経験値として積み上がっていることを知れるので、これからも目の前に与えられたことを全力で取り組んでいけたらと思います。

一緒に頑張りましょう。

では、また明日。

WRITER
KOHTA FUKUI / Freelance Designer
KOHTA FUKUI
Freelance Designer